進歩がまだ希望であった頃: フランクリンと福沢諭吉 (講談社学術文庫 910)
- 講談社 (1990年1月1日発売)
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- Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061589100
作品紹介・あらすじ
『フランクリン自伝』は18世紀アメリカが後世に遺す文学上の傑作だが、『福翁自伝』は19世紀日本が世界に伝える無比の作品である。フランクリンと福沢諭吉は、克明な観察者、八面六臂の啓蒙家として、米国独立と明治維新を生き抜いた。この偉物を分析して、日米精神史上の対比評伝を私は本書で試みた。「前へ、前へ」それが2人の歩調だが、それは進歩がまだ希望であった頃の時代精神だったにちがいない。