ウパニシャッド (講談社学術文庫)

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著者 : 辻直四郎
  • 講談社 (1990年7月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061589346

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ウパニシャッド (講談社学術文庫)の感想・レビュー・書評

  • ウパニシャッドは一般的に奥義書と訳される。インド社会に張り巡らされた2000ものカースト(英語:ラテン語の「カストゥス」〈純粋なもの、混ざってはならないもの。転じて純血〉に起源をもつ)はここから生まれた。現地語ではヴァルナという。
    http://sessendo.blogspot.jp/2016/04/blog-post_26.html

  • 古代インド哲学の真髄が格調高い文章で説明されています。なんと言うか、その格調の高さはミジンコレベルの私の魂を人間様のそれまで持ち上げてくれそうなぐらいなものです。
    古代ヴェーダの哲人たちのとんでもなくレベルの高い悟りから中途半端なレベルのものまでごっちゃごちゃに詰め込まれたのがウパニシャッドの哲学であることを理解できる本であります。
    その最もレベルが高い部類に入るであろうヤージュニャヴァルキアでも結構間違った認識をしているような感じなので、聖典といえどもむやみに信じちゃいけませんね。

    レベル:534

    まあ、そこそこというところですな。

  • 本当はがっつり読んで勉強したかったのですが、図書館からの借り物なので一度目を通した程度。今まで読んだインド哲学関連の本の中では一番わかりやすかった・・・かな?ウパニシャッドにも色々と面白そうな話がありそうだというのが分かってますます興味がわきました。

  • なにせ相手は気の遠くなるほど昔から星の数ほどの人々が考え、対話を繰り返してきた思考の集まりです。たった200ページやそこらで理解しきれる代物ではありません。
    ただし、その輪郭に触れることができる1冊でした。ウパニシャッドの複雑なその姿と抽象的な概念は、思想というよりは人間そのものにも思え、眩暈がするほどの壮大さには圧倒されます。ですが仏教やその他、日本人に身近な存在へ影響を与えているだけに、言葉にはできなくてもなんとなく肌で感じ取れるような気がして、異様なまでの知的興奮も生まれました。
    梵は我なり。

    けど、こういったものは扱い方次第でとても危険になるな。とも思うのです。いくらでも都合よく曲解できるんですよね、漠然としすぎているので。そのくせ、知的な興奮度は妙に高い。そりゃあインテリと括られる人たちがアヤしいカルトにはまりやすいわけですよ。つくづく、自分がインテリジェンスとは無縁で良かったと思います。こういう思想に触れても「なんかよくわかんないけどすっごーい!」で終わっちゃいますから。ただ、無知につけこまれてだまされないよう、常に気をつけなくてはいけないのですけれど。

  • 想像以上に古い作品。対象の通時性と去来、新しい道筋へと。

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