鳥葬の国―秘境ヒマラヤ探検記 (講談社学術文庫)

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著者 : 川喜田二郎
  • 講談社 (1992年7月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (378ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061590335

鳥葬の国―秘境ヒマラヤ探検記 (講談社学術文庫)の感想・レビュー・書評

  • 鳥葬という題名に惹かれて。
    面白かったです。
    専門的な事は余り書かれてなくて、本当に冒険記という感じ。
    遅読の私でも比較的早く読めました。
    しかし現地の言葉が多くて、何の話か見失ってしまうことも。。

    鳥葬という儀式についてはネットでも話題になるけど、それにどのような意味があるかまではなかなか分からない。
    遺体を刃物でバラバラに切り裂き、ハゲワシに投げ与える行為。その実態を知ったとき、生理的に拒絶反応が起きた。私は死んだ後の肉体になんて未練はないと思っていたのに。自分や家族が死んだ後そんな目に会うなんて、耐えられないと思った。屍への執着が捨てられないなんて、自分はいかにも強欲な人間だったのだ。
    この本を読んでいくうちに、自分も同じ場所に立ってみたいと思った。
    チベットの人は家の中では死なない。亡くなる直前、外に運び出されるそうだ。大地の中で死ぬことを選ぶ彼ら。
    同じ場所にいたら、自分もいろいろな物への執着を捨てて旅立てるかもしれない。と思った。

    骨の笛を吹くとハゲワシが飛んでくる。

  • 1950年代,アンナプルナ山塊からチベットを目指した川喜田隊一行。彼らの人間味溢れる野外調査は,フィールドで活動する上で必要な粘り強さ,賢さを教えてくれます。若い感性が,ぐっと惹きつけられる一冊です。

    *推薦者 (農教)M.Y
    *所蔵情報
    http://opac.lib.utsunomiya-u.ac.jp/webopac/catdbl.do?pkey=BB00327969&initFlg=_RESULT_SET_NOTBIB

  • 血も涙もある秘境探検記。探検に行ったチベット秘境はもちろんだが、それ以上に著者や探検隊員の顔が見えてくる。どこに行こうともその土地に人間が住んでいれば、探検は所詮ひととひとの交流でしかない。チベットの未開の村人がなんとも愛しく思えてくる。50年前の日本人はこんなにもがむしゃらで元気だったんだなあ。わずか数十年で灰塵の中から立ち上がり、世界の頂点近くに登りつめただけのことはある。

  • 秘境ヒマラヤ探検記

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鳥葬の国―秘境ヒマラヤ探検記 (講談社学術文庫)の作品紹介

本書は、1958年に京都大学生物誌研究会と日本民族協会の後援のもとに行なわれた探険の記録である。ヒマラヤで最も山奥のドーラギリ峰北方高原に今も残る奇習"鳥葬"や、とりわけ未開といわれたこの地域のチベット人の日常生活及び個性豊かな探険隊員の内幕、また異民族の中の人間関係の調整などが克明に綴られている。秘境ヒマラヤへの旅を結晶化させた人間味溢れる不滅のフィールド踏査の書。

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