社会科学の方法 (講談社学術文庫)

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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061591516

作品紹介・あらすじ

社会科学の泰斗ヴェーバーが、「理念型」という新概念に基づき歴史事実の分析・総合を行う方法論を確立した画期的な書。社会科学を理解し研究するための基礎的論述。

感想・レビュー・書評

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  • [ 内容 ]
    社会科学の泰斗ヴェーバーが、「理念型」という新概念に基づき歴史事実の分析・総合を行う方法論を確立した画期的な書。
    社会科学を理解し研究するための基礎的論述。

    [ 目次 ]
    1 経験的知識と価値判断(価値判断の科学的批判;理想と科学的研究)
    2 社会科学的認識の「客観性」(文化科学の認識論;理念型概念)

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • M.ウェーバーのかの有名な『客観性』論文を収録。しっかし、この訳文、どうにかならんかねえ?

  • 社会科学は1つの現実科学である。
    社会科学敵な関心の出発点は我々を取り巻く社会的な文化生活の現実的でしたがって個別的な形態なのであって、特にその生活の全般的な連関とその生活が歴史事実としてそうなっている点に関心を寄せるものであるtこは疑いを入れない。
    史的研究上の概念とは、本来何なのか>真実とは何なのか?と、その意味を突きとめようとする試みは、絶えず繰り返されるが、しかしその試みには、これでよしという終わりは決してない。したがって、まったく通常のことなのだが、それらを使って歴史学が絶えず研究するところの総合は、単に相対的にのみ規定された概念にとどまるか、それとも概念内容を一義的にすることがどうしてもなされなければならなくなると、その概念は抽象的理念となり、こうして概念は理論的なしたがって一面的なある観点からのものという意味で姿を現すということになる。

  • 社会人入社の際に知り合いの方から頂いた本

    毎年繰返し読み返している
    中身はややわかりにくい文章になっているが

    今後も読んでいきたい

  • ウェーバーが『社会科学・社会政策雑誌』の編集長になったときに、公表されたもの。経験的知識と価値判断の峻別が説かれ、いわゆる価値自由が主張されており、自然科学的誤謬から社会科学・文化科学においても「法則」の発見を目標とする態度が批判され、現実の一面に光を当てるために理念型の構築が求められている。だが、この理念型も決して理念に変化してはならず、十分に禁欲的な態度が求められる。また、理念型も永遠のものではなく、変更や放棄されていくことで、文化科学が進んでいくとされる。文系の研究を行うときに必用となる研究姿勢がきちんと書いてあり、ためになる。しかし、ウェーバーの文章はとにかく読みにくい。翻訳の所為ではないだろう。

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著者プロフィール

1864-1920。ドイツ、エルフルトに生れる。ハイデルベルク、ベルリン、ゲッティンゲンの各大学で法律学を専攻し、歴史、経済学、哲学に対する造詣をも深める。1892年ベルリン大学でローマ法、ドイツ法、商法の教授資格を得、同年同大学講師、93年同助教授、94年フライブルク大学経済学教授、97年ハイデルベルク大学経済学教授、1903年病気のため教職を去り、ハイデルベルク大学名誉教授となる。1904年Archiv für Sozialwissenschaft und Sozialpolitikの編集をヤッフェおよぴゾンバルトとともに引受ける。同年セント・ルイスの国際的学術会議に出席のため渡米。帰国後研究と著述に専念し上記Archivに論文を続々と発表。1918年ヴィーン大学教授、19年ミュンヘン大学教授、経済史を講義。20年ミュンヘンで歿。

「2019年 『宗教社会学論選 【新装版】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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