現代倫理学入門 (講談社学術文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061592674

感想・レビュー・書評

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  • サンデル氏の討論型授業のような形式で倫理的な問題を考えることは楽しい。


    しかし、心理学もそうだが学問になると非常に取っつきにくくなる。


    この本もその例で、サンデルの著作から関心を持った人の興味レベルだと弾き飛ばされる危険性が高い。実際私も、100ページを超えるくらいになってパンク状態であった。



    この本の正しい読み方は、目次を読んで本当に微妙な問題だなと思った章を選んで読むことである。



    最初から全部を読み通そうなんて思っちゃあいけない。また、自分の中で既に結論がでてしまうお題は見なくてもよろしい。


    そのくらい自分の意識を絞って読まなければ、歴史の教科書レベルの退屈さに溺れること請け合いである。

  • 放送大学のテキストを編集したせいか、かなり硬い。倫理の説明に終始している。倫理学101問のように、カントが溺れる人を救うために飛び込んで、ソクラテスが枝を投げて寄越し、ルソーがただわめくだけ、というような面白いたとえはない。

著者プロフィール

京都退学名誉教授

「2012年 『科学・文化と貢献心』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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