孫子 (講談社学術文庫)

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著者 : 浅野裕一
  • 講談社 (1997年6月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061592834

孫子 (講談社学術文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 最近のマイテーマ「戦争・戦略論」の自主課題図書。
    具体的な戦略については措いておいて。
    (現代とは事情が違い過ぎてなんとも言えない。真っ当感はあった。)
    1章・計篇とか3章・謀攻篇とかは、秀逸。
    太平洋戦争を始めてしまった日本に教えてあげたい。
    何故紀元前の人間に分かることが20世紀の「文明人」であるはずの人間が分からないのか。
    本当、時間が経過すればするほど人間って進化するわけでは、決して、ない、んだね。

    事前知識がほぼ全く白紙の私にとっては、解説がとってもお役立ち。
    先に読んどいてよかった。

  • 解説が巻末にありますが、これは最初に読んだほうがいいです。
    孫子の兵法に初めて触れる人は尚更、最初に読むことでこの兵法書の成立の背景がわかりますし、孫子の兵法の中身についても、概略が掴めるはず。
    明快で適度に詳しいこの解説は、本当に秀逸だと思います。

    解説以外の部分については、小分けにした各項目に関してまず現代語訳、書き下し文、原文があって、その次に語義(漢文中の単語についての解説)と、その項目全体についての解説、という流れになっています。
    僕のような古典に疎い人間にとっては、何より解説が有り難かった。
    現代語訳だけでは何を言っているのか、どんなことを学びとればいいのかがわからないことが多いので、そういったところをこの解説が補填してくれることと思います。

    知的生き方文庫の孫子の兵法を先日読んだのですが、そちらよりも圧倒的に詳しいし、わかりやすい。
    三国志や日本の戦国大名と絡めたエピソードは本書にはなく、広く浅く学ぶという点では劣りますが、純粋に孫子の兵法を知りたいという人には最適と思われます。

  • 孫子の兵法というと非常に有名であるのに名前しか知らないということで購入。内容は書き下しや原文、注釈など豊富であり非常に明解な内容だった。
    元々軍事理論にはあまり直接的な興味はなかったが、交渉術や社会的なストラテジーに援用できる思想が得られるのではないかと予想した通り、抽象的な分本質的で他の局面にも転用できるような要素を豊富に含んでいたと思う。この書が長く読み継がれている事も納得であった。
    特に、強大な敵と相対するに際する対処法、大人数を率いる際の心構えに関しては非常に見るべき点があったと思う。

  • 百戦百勝だなどと自慢している将軍は阿呆で、そもそも百回も戦っている時点で知略が足りないし、戦うにすれば、何の自慢にもならないくらい、あっさりと勝たなきゃ駄目だと。
    兵法書といいながら繰り返し説くのは、戦わずして勝つこと。されど、凡百の平和主義、非戦論にあらず、策謀はきれいごと抜き。
    この切れ味は下手なビジネス書なんぞ全く及びません。

  • 古代中国の兵法家として有名な孫子ですが、その思想は戦争に限らず現代社会でも活かすことができます。この本は、「彼れを知り己れを知らば、百戦して殆うからず」「兵は拙速を聞くも、未だ巧久を睹ざるなり」などの、有名なフレーズのさらに深い意味やルーツを知ることができる本です。
    (システム制御系システム制御コース M1)

  • 『孫子』むちゃくちゃ面白かった!
    兵法書だけど哲学書に近い感じ。物事への考え方とか捉え方とか…
    これ2500年以上前に完成された理論とは。
    孫武すごし!!!

  • 中国史に興味を持った自分は高校時代諸子百家に関するいくつかの本を読んだ。
    たぶん思想とか哲学といったものに興味があったからだと思う。
    諸子百家というのは中国春秋戦国時代、つまり紀元前の思想である。
    古いからといって侮れない。
    むしろ古典の価値の真髄は、それが時の試練を乗り越えてきたという点にあると思う。
    だいたい人の評価などというものはいい加減なものだし、加えて社会的・歴史的制約というのは書籍の価値を嫌でも相対化する。
    それにもかかわらず、現にこうやって今でも読まれたり、研究の対象にさえなるというのは、そういったいい加減さや社会的・歴史的制約というものに晒されても生き残れる生命力を古典が持っているからではないか。

    孫子というのは、戦争や軍事に関する本である。私たちは平和な社会に生きているけれども、この本はやはり古典としての真髄を維持している。

  • 戦争という側面から「人間を解き明かした」不朽の名著!
    …なんだけど一度や二度読んだくらいでは腑に落ちないもの。きっと何度も読み返すことになるだろう。そして読み返すたびに新しい発見をするはず。単純だと思っていたものにも見えなかった層が重なっていたりするんです。そんなディスカバリーに溢れた一冊。

  • 孫子が記した兵法・軍法を文庫本サイズにまとめた作品。口語訳が丁寧で読みやすい。

  • 孫子の兵法。

    いかに、戦わずして勝つか。

    それが大事。

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孫子 (講談社学術文庫)の作品紹介

「戦わずして人の兵を屈するは、善の善なる者なり」などの名言で知られる『孫子』。春秋時代の孫武が著わし、二千年以上も読み継がれた名高い古典は世界最古の兵法書として、また人間界の鋭い洞察の書として親しまれ、今日もなお組織の統率法や人間心理の綾を読みとるうえで必携とされている。本書は、従来の宋時代のテキストより千年以上も古い前漢武帝時代の竹簡文に基づく精密な唯一の解説である。

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