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- Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061593183
作品紹介・あらすじ
感性や美の世界における「時間」の役割とは何か?本書は、いわゆる空間芸術たる造形芸術を議論の中心的トポスとした。第一部は、形象を支える物質性に及ぼされる時間の作用として、負の時間、骨董、廃墟等をとりあげ、第二部は、形象があらわす時間の諸相として、記号の時間、馬のエクリチュール等について考察する。形象の「崩壊」と「変容」を中心に、美的時間についての新たな視点を探る好著。
感想・レビュー・書評
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出てくる単語が逐一難しい(と私は思う)ので「このインテリ野郎!」とぶん投げたくなる本だけど、言ってることは面白くて飲み込みやすい。第一部のほうがわかりやすくて好きだ。
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学術文庫版まえがき
序論 表象としての時間
第一部
Ⅰ 負の時間
Ⅱ 骨董
Ⅲ 崩壊像
Ⅳ 廃墟
Ⅴ 崩壊の詩学―ポオ試論
Ⅵ 砂の城 <遊び>論の余白に
第二部
Ⅶ 記号の時間
Ⅷ 像の差異 影像・写真・絵画
Ⅸ 馬のエクリチュール
Ⅹ 瞬間の変容
ⅩⅠ 物語的時間の危機
結び 時間都市
原本あとがき
解説 中野美代子
文献一覧
(目次より)
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