古道: 古代日本人がたどったかもしかみちをさぐる (講談社学術文庫 1375)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (307ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061593756

作品紹介・あらすじ

人の歩行が途絶えると道はたちまち藪に埋れてしまう。しかし人々は、祭祀の道具や生活の跡をみちばたに残していった。さらに古い道は、食物を拾い、カモシカやイノシシの後を追った跡に重なる。消えた古道を発掘し、人々の生きた証しをたどるロマンあふれる藤森考古学の傑作。

感想・レビュー・書評

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  • 古い道を歩きながら、そこを歩いた人たちにどんな人生があったのか、人に思いを寄せるところ、わたしと同じ感性。

    野尻湖のマンモスの話、人々がマンモスを追いかけて日本全国移動していたのだという話、おもしろい。

    が、私の知らない土地や道の話が多く、驚きを共感できないところ多し。

  • 解説:戸沢充則

  • 独特の文体に慣れるまで辛抱して読んでいると、ある瞬間、突然、視界が開けます。

    「道」

    人は、人のことを、もっとプリミティブに考える習慣があって良いと思う。

    そういう教育が、あって良いと思う。

    嬉しい一冊でした。


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著者プロフィール

1940年岡山生まれ。幼少の頃から絵画に親しみ、会社員生活のかたわら大橋皓志などに油画を学ぶ。昭和初期の岡山を描いた古いスケッチ集との出合いをきっかけに、岡山の“今”の姿を残したいと本書に収めた岡山の街の水彩スケッチを始める。
1960年 県展初入選
1987–97年 操風会所属(講師 大橋皓志)
1998–2008年 新世紀美術協会所属

「2015年 『岡山の街スケッチ画集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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