蛇 (講談社学術文庫)

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著者 : 吉野裕子
  • 講談社 (1999年5月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (326ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061593787

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蛇 (講談社学術文庫)の感想・レビュー・書評

  • 範囲が広すぎる。
    カガミとヘビの関連性の部分はおもしろく読めたのだが……。

  • 日本の蛇信仰の本。色々発見あり面白い本だけど、一つ一つ調べながら読んでいて、全体的な部分がイマイチ頭に入ってなかったので再読しなくちゃ。

  • 本屋さんでタイトルに惹かれて購入。
    「蛇 -日本の蛇信仰-」ってなんかグッと来ませんか!良いタイトル&テーマですよねー。
     
    (本屋さん曰く”民俗学系の文庫でかなりオススメの本なんですが、POPも書かず、説明も特にしてないのに非常によく売れる”とのこと)

    この本は、
    古代日本の蛇への信仰が、今も残る習俗・言葉にどう残っているのか?
    をまとめています。
     
    人間が蛇を怖がるのは、
    昔恐竜に追い回されていた記憶が残っているからだ、
    なんて記述がドグラ・マグラにありますが、
    確かに蛇に対して感じる不気味さ、怖さというのは、どこか本能的なもののような気がします。
     
    蛇に関する伝承は、
    古代日本やインカのように畏れ敬うか、
    それともキリスト教のように嫌悪し排斥するか、
    と真っ二つに別れるのは、
    この本能的な怖さのせいかもしれません。

    この本には、
    鏡のヤマト読みの”かがみ”は、
     ”かが”(蛇の古語)+”め”(目)
    が元々の意味であり、蛇の目を模したものである、や、
    鏡餅はとぐろを巻く蛇の姿を模したものである、
    など、今まで知らない説が書かれていて、
    実に興味深く読みました。

    記紀などの資料の引用から、結論を導いていくのですが、
    なかなかその過程が楽しいです。
    (ただ、現代語訳が書かれていない個所があるので、
    ちょっと時々辛いものがありましたが。。) 
     
    また、なぜ現代に本来の意味が残っていないのか?
    という類推、古代日本の人々の死生観と蛇への考察なども、
    ボリュームがあって楽しめました。

    いやー面白かった。

  • 日本人の信仰とか神話について目から鱗だった一冊。
    文章も素晴らしくかっこいい。
    再読します。

  • 古代縄文から日本人は蛇を信仰していた。忘れられた信仰の原点に迫る内容が興味深かったです。やや強引な部分も見られましたが、箸墓伝説に出る蛇の話や案山子や注連縄、鏡もちなど身近なものまで蛇信仰の名残のようなものが感じられて、奥の深い研究だと思いました。これを読んでから出雲や諏訪に行くと面白いかもしれません。

  • とても面白かった。蛇信仰について知りたいなら一読すべき。。

  • 日本は古代から蛇大好きだったんだよー!という。
    ご丁寧に蛇の生態から話を展開しています。
    鏡、案山子なんかは蛇の古語が元だとか、鏡は蛇の目、剣は蛇そのものの象徴とか、鏡餅の形は蛇のとぐろを巻いた形とか、とても面白い内容です。

  • 2010.04.24 図書館
    資料。卒論にもう少し手を入れる。

  • 全体的に論が強引には感じたけれど、中身は面白かった。

  • 蛇信仰に関しては色々思う所があります。
    昔話などでも、結構出て来ますしね。
    身近な対象であり、畏怖の対象であり、特に興味を持っている龍と近く扱われたりもする蛇。

    余談ですが、雨上がりの日。ぬくぬくとした我が家の庭の芝生の上。
    よく蛇が体を干しています(笑)

  • 陰陽五行説から日本の民俗を研究している吉野裕子さんの本。
    脱皮をくりかえす蛇に、「強い生命」を見た古代人が、様々なやり方で蛇を祀ってきたとする説。
    蛇の目の光りは鏡や太陽への信仰となり、蛇の形を山にみたてたり。
    鏡餅や案山子や注連縄も蛇をあらわしたもの。

    「みそぎ」は蛇が脱皮をして新しい個体として生まれ変わるように、人の罪穢れを削ぐものという説は面白いと思いました。
    他の著作も読んでみたいです。

  • これはいい蛇

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蛇 (講談社学術文庫)の作品紹介

古代日本は蛇信仰のメッカであった。縄文土器にも活力溢れる蛇の造形がたくさん見られる。蛇に対する強烈な畏敬と物凄い嫌悪、この二元の緊張は注連縄・鏡餅・案山子など数多くの蛇の象徴物を生んだ。日本各地の祭祀と伝承に鋭利なメスを入れ、洗練と象徴の中にその跡を隠し永続する蛇信仰の実態を大胆かつ明晰に検証する意欲的論考である。

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