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- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061596931
感想・レビュー・書評
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もろに哲学の本で読むのに難儀した。しかし哲学書の中では比較的分かりやすい方ではあった。人間の種の保存としての性、エロスを哲学と文学、歴史や宗教と絡めて論じている。
文学者や哲学者などが、その思想から性への欲求を閉じ込めたり「卑しいもの」と位置付けたりする。また宗教と絡んでタブー視するようになるプロセスなどが説明されている。
歴史や宗教を性の観点から読み解いたものは初めて読んだかも。小難しい内容ではあったがそれなりに面白く読めた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
著者:伊藤勝彦(1929-2015、大垣市、哲学)
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愛についての真摯な考察では、E・フロムの「愛するということ」が有名ですし、一押しですが、これは原題が"The Art of Loving"である通り、実践的な内容です。ややもすると感傷的になりがちな愛についての思索を、厳しさが求められる哲学で論じられているのが本著の特徴です。西欧、特にヨーロッパ文学と思想の関係について、その歴史が書かれています。私は人にプラトニズムについての説明を求められて本書を読みましたが、目から鱗でした。
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愛が知りたければ是非に。僕はこれで愛の本質をつかみました(気がします)。
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