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みんなの感想・レビュー・書評
幸か不幸か、自分は特定の宗教を信仰する者ではありません。仏教やキリスト教の根本的な思想が、どのようなものであったかということに興味は抱いても、宗教というものは、時を経て伝播する過程で、人間の素朴な心情に根ざす土着的な思想と結びついたり、政治や権力に利用されたり、そのほか様々な事情で、本来の教義からかけ離れ、変容していくものだという考えから、宗教のあり方そのものに対しては少なからず懐疑的です。ですか... 続きを読む »
とても難解な仏教本。「どうしてこうなるのか分からない」どころではなく、「何が書いてあるのかさっぱり分からない」レベル。ただ、日本の葬式仏教とは異なる、本来の仏教の教えについて書いているのは分かる。
難しい本ではあったが、本来の仏教は輪廻を「否定」しているのではなく、輪廻を「前提としない」というスタンスだという解説は分かりやすかった。輪廻は、古代インドでは誰もが信じていた土着の信仰であり、ブッダといえども輪廻を無視して説法を行うことはできなかったが、その説法は、輪廻がなくても成立するように構成されている、ということだと理解した。すなわち、仏教徒は輪廻転生を信じても信じなくてもどちらでもいいのである。(私はもちろん信じていない)
インド→中国→日本と伝わっていくにつれての仏教の変容について。それ自体は悪いと思わないけど、ルーツは知っておいたほうがよいな、と思わされました。現代キリスト教と黎明期のキリスト教が異なるのと同質の問題だと思います。







