- Amazon.co.jp ・マンガ (207ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061703896
感想・レビュー・書評
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この時代、幸せな結婚に必要なものは、お互いの愛情だけでなく、親や親族の後ろ楯だったといいます。そう、紫の上のように苦しむことを大君は拒否して死んでいきました。
そして、最後のヒロイン浮舟登場。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
内容紹介(amazon)
・悩み多き貴公子薫と奔放に生きる匂(におう)の宮。当代きっての貴公子2人が、宇治に咲く美しい花2輪をめぐり織りなす恋模様。あでやかに、しみじみと……。大和源氏の筆が冴える「宇治十帖」編、いよいよ佳境へ……。
・薫の恋心は、ついに受け入れられずに大君は亡き人となってしまう。その面影を残す妹の中の君も匂の宮と結ばれ、薫はやり場のない悲しみにうちひしがれる。そんな折、大君に生き写しの姫の噂を耳にし……。
新書: 207ページ
出版社: 講談社 (1992/07) -
実家に帰ると姉貴の蔵書あさきゆめみしを読むシリーズ。引き続き宇治十帖編。
薫を愛しながらも亡き父の遺言と妹中の君を想う気持ちから薫を拒む大君も、匂の宮と中の君のことを悩みながら逝ってしまう。その大君を想う気持ちの穴埋めに、生き写しである腹違いの妹浮舟をさらってくる薫。
いやぁ。この一族のビョーキ、たいがいですね。
残り1冊となりましたが、時間切れ。最終巻はお盆のお楽しみに。 -
匂宮がなんらかの乙女ゲーのキャラクターにしか見えない。
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薫の君、好感あり。男女の視点の切り替わりの妙。
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「私に恋をさせたのは、あなたなのに、…
あなたにどんなに恨まれても、このままあなたを死なて、私には辛い思いしか残らなくても、それであなたを嫌いになったり諦めたりはできません。、、、それができる位なら、初めから、あなたを愛したりしない。」
{(-_-)}
なぜ大君は病気をし、
そして 死んでしまったのだろうか。
生きていく喜びに浸ることがあったのであろうか 。
薫の君の愛情 を どのように受け止めていたの か。
私も知りたいものである 。 -
【M】
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言わずと知れた名作中の名作。少女漫画という手法を用いた『源氏物語』の入門書であり解説書です。『源氏物語』のことを全然理解していなかった僕も、本書のおかげで少しは理解できるようになりました。ただし、今だに登場人物の区別が大変…。光源氏の殿上人っぷりが凄まじいです。
高校受験や大学受験の際、古文のお供になっていた人も多いでしょう。今年はちょうど連載開始から30周年です。 -
このへんまでは読んだはず・・・
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谷崎・与謝野・円地・瀬戸内と源氏物語の歴史は色々あるが、この大和源氏も全く遜色はない。「国文科の生徒がこんなもん読んで判ったような顔して。恥ずかしいと思いなさい」と大学で教授に言われて苦笑したが、どうしてそんなことがあろう。国文科に進学する生徒であればこそ専門以外は活字離れになるのであって、そういう意味でこの源氏物語は中学・高校の生徒にうんと勧めたい。画像の女性はたしか朧月夜の君。全巻、これも私の嫁入り道具でもってきた。