人間昆虫記(1) (手塚治虫漫画全集)

著者 :
  • 講談社
3.74
  • (8)
  • (8)
  • (14)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 87
感想 : 10
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (188ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061732711

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み


  • 人の能力や知識等をコピーすること自体に関してはなにも思う事は無い。
    人類すべてが絶対にやっていることであるし問題ない。
    十枝子の問題点は、女の部分を武器にしてただ単にパクってしまうだけの手癖の悪さ。
    ジャイアンの「俺のものは俺のもの、お前のものも俺のもの」よりたちが悪い。
    十村十枝子はある意味可愛げのない峰不二子のような女。

    パクられたことはなくとも、手塚本人もこんな女に遭遇したのだろうか。

  • いやらしいまでの女の欲望が前面に出された手塚作品。女は怖い。狙った獲物は決して逃さない超肉食女で相手の能力をコピーしてのし上がっていく。
    それなのに地位も名誉も手に入れても一番欲しかった男は
    自分を向かない。最後まで結局満たされないままなのだ。
    「むなしいわ」
    最後のこの台詞に来てやっとこの嫌な女の孤独が分かる。

著者プロフィール

1928年、大阪府豊中市生まれ。「治虫」というペンネームはオサムシという昆虫の名前からとったもの。本名・治。大阪大学附属医学専門部を卒業後、医学博士号を取得。46年、『マアチャンの日記帳』でデビュー。幅広い分野にわたる人気漫画を量産し、『ブラックジャック』『鉄腕アトム』『リボンの騎士』『火の鳥』『ジャングル大帝』など、国民的人気漫画を生み出してきた。

「2020年 『手塚治虫のマンガの教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

手塚治虫の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×