人形館の殺人 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 34
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061814202

感想・レビュー・書評

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  • 某○○事件や某××殺人事件モチーフかあ、人形も不気味でいいね!と思っていたらまさかのラスト。警察がそのひとを全く疑わずに証言採用したの不思議だったけどさ…これか…。迷路館がよかっただけに残念。

  • 結末に驚いたんだけど、驚かせればいいってもんじゃないだろうとか思ったりしたものであった。
    何と言うか、館シリーズにカウントして良いのかどうか微妙な作品でもある気がする。
    まあ、シリーズ物の1つとしてこういうのもありかと思ったりはする。
    僕のイメージする新本格ってこういう感じに近いかも。

  • こういう結末もありなのかと思った。ただわかる人は途中で結末がわかってしまうような気もする

  • マネキンが所々に置いてある人形館で起きる脅迫と殺人。
    近所では子どもが殺される通り魔事件が起きている。繋がりはあるのか?

    犯人がわかった!あの人だ!やっぱりな!と思ったら、最後でどんでん返し。
    今までのシリーズを根底から覆したような作品。
    人の心の奥に潜む闇がすべて飲み込んでしまったように思える。

  • 館シリーズ四作目。この作品はなかなか冷静な評価が出来ない、読む度に思いが変わる、そんな印象でした。シリーズもので一度だけ使える技が使われていますが、その辺も含めて読む人によって評価の分かれる作品だと思います。

  • あんまり好きじゃなかった。うすうす考えていたのが答えでがっかり。このシリーズで初めて犯人が分かった。それはないと思う。いろいろわくわくする設定が出てきたのに、それがすべて嘘だったとは…。主人公と一緒に住んでいる人がみな事故に関わった人たちかも、って設定はどきどきしただけに、ちょっと。

  • 【ネタバレ?】

    思てたんと違う!
    でもこれはこれで面白かった。

    こんなオチなの!? って思ったけど、読んでて思った「なんで警察に言わないの?」「一人称小説なのに、視点の人物を急に変えて強引すぎない?」みたいな疑問も、こういうオチなら当然かーと思えたのでやっぱりすごいな。

  • この館だけは違っていた・・・・

    同違うのか。

    読めばわかる

    現実と幻想のハザマに

  • 北白川に建つ「人形館」。
    そこに飛龍想一が越してきてから、事件は起こり始める。

    なるほど…。
    探偵が出ているような出ていないような感じですね(笑)

  • 10数年ぶり再読。殆ど記憶になかったけれど、本格推理にあるまじき真相には割と簡単に到達する。なので推理ものとして読んだらNGだけど、綾辻行人「館シリーズ」として読むなら面白い。逆に言うと「館シリーズ」が好きじゃないなら読む価値はない。

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著者プロフィール

1960年京都市生まれ。京都大学教育学部卒業、同大学院博士後期課程修了。87年、大学院在学中に『十角館の殺人』でデビュー、新本格ミステリ・ムーヴメントの契機となる。92年、『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞。2009年発表の『Another』は本格ミステリとホラーを融合した傑作として絶賛を浴び、TVアニメーション、実写映画のW映像化も好評を博した。他に『Another エピソードS』『霧越邸殺人事件』『深泥丘奇談』など著書多数。18年度、第22回日本ミステリー文学大賞を受賞。

「2023年 『Another 2001(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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