黒猫館の殺人 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 45
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  • Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061816152

感想・レビュー・書評

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  • 再読で、読んでるうちに思い出してきたけど、手記の全容は思い出せなかった。。当時も思ったけど、これはどうか・・・という流れ。
    スケールでかいな、でも嫌いじゃない。

  • あれよあれよという間に館シリーズも大分読んでしまったなあ。

    確かに本人も言っているように、今回は「外角低めぎりぎりに落ちるフォーク」「長年温存してきた消える魔球」(野球に喩えている)な作品。

    言葉の引っ掛かりに気づけるかどうか。ポワロ的エッセンスも感じたが、確かに中々トリッキー。
    シリーズも長く続くといろんなパターンが繰り出されるのだなあ。

    因みに時計館はど真ん中ストレートだそう。
    逆にこのコメントを読んだらもう一回時計館を読みたくなった…。

  • 毎度毎度新しいストーリーの流れ。今回は記憶喪失の老人。

  • 十角館からの黒猫館。
    館シリーズの第6作目らしい。
    割と他のものとつながりがあるようで、順々に読んでいけばよかったと後悔。

    自分が鮎田冬馬の正体に気づくまでは、どういう結末になるのかおもしろく読めた。
    種明かしをする時には少し自分の中での熱が冷め、消化試合のようになってしまった。

    作者が「消える魔球」というだけあって、トリックのスケールが大きい!

    カーロがどうなったのか、この手記を読んで警察の捜査はこの程度なのか、
    いくつか気になる点はある。

  • 予想したトリックはまだ捻りが足りなかった。
    なるほど、もっと世界を広げないとダメでしたか。
    そう言う意味では騙された作品だったんだけど、
    やっぱり、最初の頃のインパクトから比べると、
    読み慣れてしまったのか、若干かけてしまうのだよなあ。

  • 『霧越邸』、『時計館』と大作が続いた後の作品なので、割を食うのは仕方ないかなぁと思うけど、少し物足りなさを感じてしまうのも事実です。でも、スケールの大きいトリックはインパクトがあって驚かされました。それにしても、次の『暗黒館』まで十二年間も待たなければいけないなんて、リアルタイムで読んでいた方々は思いもしなかったでしょうね。

  • 鮎太老人=◯◯◯◯というのはわかったけど、まさか黒猫館の場所が◯◯◯◯だったとは!凄くトリッキーで確かに作者の言うとおりストラクゾーンギリギリのフォークボールですね。

  • 自分が何者なのかを調べてほしい。記憶を失った老人の依頼が推理作家鹿谷門実のもとに舞い込んだ。唯一の手がかりは彼が自ら書いたと思われる「手記」。そこには「黒猫館」で彼が遭遇した奇怪な事件の顛末が綴られていた。舞台は東京から札幌、阿寒へ……。探求の果てに明らかとなる世界が揺らぐような真実とは。

  • 2011#10月
    結末に口あんぐり・・・・・(゚Д゚;)・・・・・

  • 館シリーズ6☆
    消える魔球(;゜ロ゜)
    トリックがあまりにも壮大すぎてもう好きにやっちゃってください状態になったw
    青司ネタが少し出るから嬉しい☆

著者プロフィール

1960年京都市生まれ。京都大学教育学部卒業、同大学院博士後期課程修了。87年、大学院在学中に『十角館の殺人』でデビュー、新本格ミステリ・ムーヴメントの契機となる。92年、『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞。2009年発表の『Another』は本格ミステリとホラーを融合した傑作として絶賛を浴び、TVアニメーション、実写映画のW映像化も好評を博した。他に『Another エピソードS』『霧越邸殺人事件』『深泥丘奇談』など著書多数。18年度、第22回日本ミステリー文学大賞を受賞。

「2023年 『Another 2001(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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