狂骨の夢 (講談社ノベルス)

  • 2998人登録
  • 3.50評価
    • (255)
    • (347)
    • (1002)
    • (34)
    • (1)
  • 252レビュー
著者 : 京極夏彦
  • 講談社 (1995年5月9日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (578ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061818446

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
京極 夏彦
京極 夏彦
宮部 みゆき
小野 不由美
有効な右矢印 無効な右矢印

狂骨の夢 (講談社ノベルス)の感想・レビュー・書評

  • 骨をメグル話。
    二人いたとか、顔を識別出来ないとか
    段々強引に思えてきた。
    立て続けに二冊読んだからかな。
    飽きてきたょ、京極堂。

    「科学が破壊した人類の自己愛」
    ・コペルニクスの地動説。
    ・ダーウィンの進化論。
    ・フロイトの精神分析。

    宇宙の中心、神の子の血統、自己の完全支配

  • 私にとっては三冊目となった京極堂シリーズですが、これもまた、複雑に絡まりあって真相が分かるまでは眠れないってタイプのものです。

    三冊目ともなると、登場人物のキャラクターもなんとか分かってきて楽しみ方が多様化してきます。そういう意味でも京極堂シリーズは仲間内で(何の?)人気があるんでしょうね。

    系図に織り込んだ宗教の奥深さや恐さがひしひしと。
    そして人間関係のドロドロさは慣れてきました。

  • 朱美という女は、なんて魅力的なのだろう。

    前半は、前作で魅了されてしまった京極堂の出番がなかなかなく、それだけが物足りなく感じたが、それはあくまで個人的な感想。

    自分も、登場人物達も、ある意味、前回の事件で学んだことが覆されてゆくことに戸惑う。
    それゆえ、関口などはかなり混乱してゆくが、更に混乱している元精神科医のおかげで、少し正常な気さえした(笑)

    今回のクライマックスの憑き物落としの会場が、お寺であるせいか、真っ暗な境内でのやりとりは、とてもスリリングでドラマチック。
    漆黒の衣に身をまとった京極堂様のセリフのひとことひとことが、ドキドキという心臓の音とともに体の中にしみ込んでゆく感じ。

    ラストは切ない気持になったが、朱美の言葉に少し救われた。

  • 語り手や形式が変化するので、読むのに手間取った記憶があります。引用される知識もますます難しくなり、理解したつもりでも思い返すと曖昧になっている。事件のあらましは、なるほど!とスッキリするんだけど、いつか再読したいと思っているのは、全部を理解していないからなのだと思います。

  •  三作のなかでどれが好きかと私が訊かれれば本作を選ぶ。おそらく二作目を選ばれる方が大多数だと思う。
     見えるはずのものが見えていなかった、自分の認識に常識を疑う驚愕の展開に誰もが驚かされる第一作。
     禁忌を犯す人間とそれを暴かれる場面が強烈だった第二作。
     本作では、関口が主人公の座を譲り、登場人物の一人と化します。主人公は『彼女』、主なストーリーテラーは木場。にしても関くん、明晰で頭の回転が早い人物なのにぞんざいな扱いなのは三人称でも変わらず。二作目と比べると木場修がどこか不安定なのは『敵が不明確』だからかと。関くんばりにナイーブな一面を見せるのも見どころです。「知りたい」という読者の欲求と見事に呼応する。
    「早く何とかしてくれー」と京極堂の登場を誰もが望むのだが彼が重い腰を起こすのが半分を少し過ぎてから。それまでどんな出来事が巻き起こるのかはその目でお確かめを。二三度読み返すのが面白い。一度目はスルーしていた物事が案外重要だったり、「ああ」と気付かされること必至。
     余談だが先日『魍魎の匣』を読み返していて、久保竣公の作中での描写と雨宮の最初の登場シーンにほぼ同じ表現が使われていた。(色白で年齢が分からないような男)気づく人はそこで『気づける』のだろう。ボンクラな私が気づかないだけでアンフェアな所が一つもない。
     次作の各登場人物の立ち位置も含めて読むのが楽しみなシリーズです。

  • 今まで以上に宗教が濃く絡んでました。

  • 憑き物落としから事件終了のコントラストに眩暈がした

  • 話題沸騰の京極夏彦、読者渇望の第三長編!「いさま屋」が耳にはさんだ不思議な出来事を調べるため、悩める前衛私小説作家関口は逗子を彷徨う。惑乱の末、解決を求めて尋ねた京極堂の主は彼に何を教える?

    狂骨は井中の白骨なり―髑髏のみせる幻、骨の記憶を黒衣の男が解き明かす。

  • 毎日少しずつ読むつもりが
    途中の段階で寝ようとしたら怖くて眠れなくなったので
    結局深夜3時までかけて読破したものの
    謎が解けたらそれはそれで怖くて気持ち悪くて眠れない
    そんな傑作。

  • 安定の京極堂(百鬼夜行)シリーズo(^-^)o

    今回はいさま屋の伊佐間さんが主な話。
    仏教がてんこ盛りだったのですが、仏教って難しいなぁ…。
    知れば知る程訳分からなくなって、後半はもう出て来る単語単語が頭に入って来ず…あたしは、死んだ目をしていた。
    前二作程は理解出来なかった、悔しい。

    読むペースは通常通り、楽しくさくさく読み進められた。
    相変わらず厚い本だとは感じない。

    そして佐田朱美が可愛いぞ(^o^)


    ここ数冊、京極しか読んでいないので、他の本を読める気がしない…。
    今は京極しか読むつもりは無いので尚更。

  • 読むためには相当の覚悟と気合がいる京極堂シリーズ。
    週末に何も予定が入っていなかったので、久し振りにチャレンジしてみた。
    前半は視点が変わりすぎ、また話が拡散しすぎて、かつ難解な旧字が頻出して集中力が続かないが、ここを乗り切ると視界が広がる登山感覚で我慢。
    読み終わっても面白かったのか、そうでないのか微妙だけれど、きっとまた次作を読んでしまうと思う。この不思議さが魅力でしょう。

  • なんとも悲しいお話でした。

    すべてが過去の悲しみから起きていた出来事で、
    現在をさらに悲しい結末にさせてしまったといった感じでしょうか。。

    個人的にいさま屋さんが好きです。

  • さすが京極夏彦!知識量がすごすぎます。ストーリーも伏線の回収の仕方が唸る唸る。 よくもまぁここまで広げてちゃんと収斂させるなという感じでした。伊佐間の憑き物は結局なんだったのかちょっと良くわからなかったけど。。

  • 百鬼夜行シリーズ第3作。

    まず読後感としては、
    前々作、姑獲鳥の夏、また前作、魍魎の匣の
    比類なき衝撃に対して物足りない印象は否めなかった。

    姑獲鳥の夏は、
    各々を見ると荒削りな生々しい悪魔の惨劇を
    殴り描き乱雑に積み上げているようで
    視点をひいたその全体像をみると
    世にも悍ましくも美しい1つの芸術作品となっている印象だった。

    魍魎の匣は、
    それぞれが独立して緻密に造られた柱の群れが
    隙間を埋め尽くすかのようにズラリと立ち並び構成する、
    計算し尽くされた圧倒的で完全無欠な悲劇と狂気の建築物を
    築き上げている印象だった。

    そして本作、狂骨の夢。
    大海原に浮かぶ一見バラバラの残骸。
    それらを複雑に絡んだ糸を紐解き手繰り寄せてみると
    魔境へ誘う古来からの一繋がりの道筋となっている印象だった。

    やはり京極夏彦氏の作品の大きな特徴は、
    その黒死館的な広範で膨大な薀蓄話だろう。
    各宗教や精神科学分野における同氏の知識量には下を巻かれる。
    本作では、基督教、フロイトとユングの欲望と潜在意識、
    そして真言宗立川流といった分野においての
    興味深い教養が得られた。
    私の「文化」に対する知的好奇心を実にくすぐられる内容だった。
    個人的に以前よりも仏教に対する関心がより深まった。


    しかし読後の消化不良な感覚を
    もっとも大きく占めた要因としては
    前2作にみられた、物語の終末にSF的論理を交えながらも
    標題の百鬼夜行を現実世界に体現する趣向が
    本作においてはみられなかったことだった。

    登場人物たちの狂気により、
    妖怪の存在を現世に露わにさせた描写を
    実際に目の当たりにさせられ
    背筋がゾワゾワとさせられるような
    凄惨たる衝撃の瞬間の美こそが
    百鬼夜行シリーズのもっともの醍醐味ともいえよう……

  • 最初は難しくて全然進まなかった。
    1年近く読むのを放棄

    降旗さん、伊佐間さんなかなか個性的な人達が出てきた

    個性的、癖がある人の周りには似たような人が集まるのかな

    どの巻でもそうだけど中禅寺さんが凄く配慮をしているのにそれを相変わらずぶち壊しにいく関口さんだった。
    今回は特に精神になんらの異常をきたしている可能性がある人が関わっていたから
    関口さんが熱くなる

    最後の朱美さんの行動が清々しい

  • 今回、あんまり主要メンバーが最初出てこなかったな~って、イメージと、そんな宗教が昔からあったんだな~という驚きが強かったな。

  • 再読。京極堂シリーズの中では地味な作品かもだけれどもなんとなくひかれる。間取り好きのせいかもしれないし、夢とか宗教とかそれにまつわる死生観とか、京極堂の言葉で説明されると納得してしまう。
    顔が分からないということがなんだかとても恐かった。

  • 複雑に絡まり合った話の読み応えは抜群だが、憑き物に、フロイトの精神分析やらキリスト教の話まで関わってくるとは。
    朱美さんの女っぷりが素敵でした。
    http://blogs.yahoo.co.jp/rrqnn187/13735981.html

  • やっと読み終わったって感じ。面白いのに先に進むのが遅い…まぁ自分の読むペースが遅いだけなんやけど。
    このお話はややこしかった。色々難しいし。

  • また分厚いなー思いながらも、そこまで読むのに時間がかかっていない不思議。
    このシリーズ、前巻の事件もサラッと話に出てくるのが好きだ。
    新しい京極堂側の登場人物が出てくるときも、なにかしら過去に共通する人物と出会っていたり。
    特に榎木津が出てくると、その逸話ににやりとしてしまう。
    解決編の収束の仕方が本当に気持ちがいい。
    クライマックス、事件の真相だけではなく、狂気じみた宗教、精神の雰囲気も同時に盛り上がって、終わりに近付くにつれ名残惜しい気さえなる。非現実性って魅力的。
    先に女郎蜘蛛読んじゃって、ちょっと後悔している。
    次の作品読んだら、また読み直す。

  • 2015年1月再読。注意して読んでいれば片方が民江なことに気がつくんだけど、中盤で逮捕されるのが本物の朱美、というところで混乱させられる。うまい。でも、入れ替わった経緯はそのまんまだったかな。まあ、一人の犯人が仕組んだ犯罪でなく、いろんな人の動きが交錯した結果事件や謎が生まれるという趣旨なので、ご都合主義でも許されるんだけど。

  • 最後の最後まで終わりが読めなくて夢中で読み進めました。内容はとても重苦しいのに榎木津のキャラでところどころ吹いてしまいます(^^)
    細かいところが理解しきれていないのでまた折りをみて読み返したいなぁと思います。これも面白かった!

  • 流行っていた時に、前二冊を読んだんだが、久し振りに、京極夏彦を読んだ。ミステリーとしてどうだとというより、宗教だ、天皇家だ、フロイトだという薀蓄が、面白いと思えば、面白い。レギュラーの登場人物が多くて、久し振りに読むと、なんとなく、思い出してくるのが不思議。

全252件中 1 - 25件を表示

狂骨の夢 (講談社ノベルス)に関連する談話室の質問

狂骨の夢 (講談社ノベルス)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

狂骨の夢 (講談社ノベルス)の単行本

狂骨の夢 (講談社ノベルス)の文庫

ツイートする