絡新婦の理 (講談社ノベルス)

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著者 : 京極夏彦
  • 講談社 (1996年11月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (830ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061819320

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絡新婦の理 (講談社ノベルス)の感想・レビュー・書評

  • 今回の百鬼夜行シリーズ、絡新婦の理は四人の美女を中心に据え、二つのストーリーが交錯する。
    前作までとの違いは、冒頭がエピローグとなっており読み終わった後に最初の冒頭を読み返さないと気が済まなくなる。
    いくつか考察しないと理解が難しい箇所もあり、その点もあいまって面白い作品となっている。
    ただし、読了後は悲しさも出る作品でもあり哀愁感を漂わせることは必至。
    尚、この作品を読んでシリーズ性を垣間見たが、今回は1作目もある程度リンクしてくる。内容を忘れないようにするのが難しい(笑)

  • 京極夏彦すげーの書いたなー
    こりゃ『姑獲鳥の夏』から読み返さなくっちゃだな
    5冊の中では一番好き
    寝不足注意
    毎晩寝落ちするまで読んじゃうから
    変な夢みる

  • 170109読了。
    数年ぶりの再読。
    京極堂では、これが一番綺麗にハマっている。

  • もう一度、熟読しないと、なんて書いていいかわからない~。

    哀しい女性たちがたくさん出てきた。

  • 京極堂シリーズは、読み始めた以上はとにかくここまでは頑張って読んでくださいとおすすめしています。

  • ここまで人を思い通りに動かせるものなのか。
    動かされた側に動かされたという意識はなく、真犯人の望んだ結果だけが残り、ゾッとした。
    http://blogs.yahoo.co.jp/rrqnn187/14077889.html

  • 次の展開が気になりすぎて、気づけば朝……
    寝不足になりました。
    あと、本が重たくて腕が筋肉痛になりました。

  • 一つ言えるのは、房総半島でそんなお嬢様学校があるわけ…なのですが、舞台なのは嬉しい。「貝の穴に~」の舞台付近、って感じでよいのでしょうか。
    あと、割と草迷宮的作りだったんだ、?という気付き。
    あぁもう最後一気読みのために寝不足ですよ。

  • 並行する連続殺人事件、迷走する警察、妖しい噂の蔓延る閉鎖的な学院、オカルト、女系の旧家...
    てんこ盛りな要素で登場人物と読者をさんざん混乱させた後、情報を整理し鮮やかに解体して見せることで事件を提示して見せる手並みはさすが。
    派手なミスリードで蜘蛛の正体を誤解させたまま、終章で静かに対決し幕を降ろすのも緩急があって素敵だなあ。

    メモ程度に。

    葵の述懐にもあったように、織作の四姉妹全員が自分の居場所を作ろうともがいていた。だからどこか痛々しさを感じてしまうのかな。
    美由紀の芯の強さと聡明さはとても好感が持てる。美由紀の人気を改めて確認。幸せになってほしい。
    京極堂がひどく感情的になっている場面が印象的。蜘蛛の仕掛けには逆らえないし、関わる以上は京極堂も駒となってしまう。
    禅の話に比べたら女権拡張とかキリスト教における悪魔の話のほうがわかりやすい。禅と比べたら(理解できる訳ではない)。
    目、視線というのは人が人を傷つけるときに最も忌避するものであるというから、そこをピンポイントでズブズブいく目潰し魔はやっぱり怖い。
    増岡や降旗の再登場、懐かしい名前への言及などは嬉しいよね。

  • 百鬼夜行シリーズ5作目。
    分厚かった~~~!2つの事件が少しずつリンクしていて、とにかくややこしい。そしてその上にさらに黒幕が…!となると完全に脳のキャパを超えました。ひとつひとつの事件は一応理解したつもりだけど、全体図を見るとこんがらがってきて、黒幕の犯行動機や仕組んだ筋書きと各事件とがどうリンクしてそうなったのか、という整理が自分の中でつけられず、ぐちゃぐちゃと複雑に絡み合った事件の表面をすいーっと撫でた程度しか理解が及ばなかった。これは要再読。京極読んだ後は毎回言ってるけど要再読。
    今回はいつにもまして前作までの事件の登場人物が複数絡んできて、碧を見てなんとなく魍魎のあの子のことを思い出してたら名前が出てきてちょっと嬉しかった。一通りノベルス版で読んだら今度は分冊で読んでみようかな。
    エピローグからプロローグに戻る部分の情景が美しくて印象的でした。

  • 我楽多 がらくた

    829

    香川で台風やりすごすためにぶっこで手に入れて、デパートでひたすら読んでた。
    おんな、というのは難しい立場になぜかいて、それは歴史的にそうなってきてしまってるんだろうけど、でもシンプルなことなはずなのにどうして難しくなっちゃってるんだろう?

    京極夏彦こんなに面白いとは!知的!

  • 前作の鉄鼠で後半4〜500ページ一気読みしてしまい、かなり体力削られたので今回はゆっくり読む!と心に決めていたのにやっぱり後半一気読みしてしまいました…(笑)
    まる一日過ぎてもまだ背中のゾクゾクがおさまりません。
    冒頭から引き込まれ、前半途中挫けそうになりながらも読み進め、真ん中に差し掛かるともう止まりませんでした。
    後半は翌日廃人になる覚悟で休日前に読むほうがいいかと思います。
    余韻にひたりながらプロローグを読み直し、また読み進めてしまい……。無限ループになりそうで怖いです。まさに蜘蛛の巣に絡めとられたような感覚に陥ります。
    時系列に5作読みましたが、この話が一番好きかもしれません。

  • 犯人は百鬼夜行シリーズにおいて、最大の難敵だったと思う。
    それだけで最高峰。

  • 再読だけど、読了日の登録がなかったので、
    新規で登録し直し。

    15年振りくらいの再読だが、とにかく面白い。
    辞書並みの分厚さだけど一気に読んでしまった。
    今回もキリスト教やユダヤ教、悪魔崇拝、
    心理学、性風俗に関する事柄など盛り沢山。
    読んでるはずなのに、再度勉強させてもらいました。

    これだけの錯綜した事件を破綻させることなく
    描ききっている作者の力量に改めて感嘆。
    蜘蛛こと織作茜に関しては、
    続く「塗仏の宴」でも描かれていたはずだけど、
    そこでもう少し掘り下げられてたかな?
    あまり間隔をあけないで、そちらも再読しましょう。

  • 再読。
    その後の続巻も読んだ上でやはりこれが一番好きです。
    初めて読んだとき鳥肌が立って、しばらく呆然といていたことを思い出します。

  • 女系家族の、綺麗なお姉さん祭り。
    一族の血を守らんがための蜘蛛による大きな大きな罠。
    家督制度。男性性、女性性からの捉え方の違いやその周辺の薀蓄。

  • なんだろこれは。
    一気に読める大河?

    今まで読んだ京極堂で一番好き。

  • ものすごく長いがすらすら読めた。しかもおもしろい。すごい。

  • 本にカステラほどの厚さがあって読みづらい、内容も読み応えがありすぎて、読むのが辛いーー高校生のときに読んだ感想はこんな感じだった。あの時分は膨大な登場人物と時系列とその前後関係を追うので精一杯だった。全く理解が追いついていなかった。
    読み返して、まぁ真犯人は朧げながら覚えていたけれど、冒頭の憑き物落としから物凄い勢いで作品に惹きこまれていった。売春、夜這い、慰安婦、女性人権運動、、、etc、それらを柳田国男ばりの民俗学視点と心理学の側面でバッサリと読み解いていく京極堂(というか京極さん)。それらが決して作中のミステリから孤立することなく、大きなバックグラウンドとして成立している。そして、プロローグに繋がる衝撃のラスト。もう途中で何度も真犯人なんてどうでもいいやって気にさせられる。
    何度も読み返してみたい作中は山のようにあるけれど、ともかくこれは別格。

  • 女子校とかフェミとか、今読むといろいろ思うところある。

  • 個人的に京極作品再読ブームです。きちんと読み返したのは10年以上ぶりだろうか。

    一連の百鬼夜行シリーズの中で最も完成度が高いと思っているのだけれど、冒頭とラストの構成そのものがこの事件の構造と重なっている事こそが、肝であり、非常に印象深い作品となっています。

  • 今回は、最初の中禅寺と犯人のやり取りを、主要人物が出揃ったところで消去法で振り返ると、その時点で真犯人が分かってしまう。ただ犯人が分かっていても事件の真相は分からない。どんどん死んでいくし、憑き物落としの時には意外な事実が明らかになる。黒魔術、少女売春、慰安婦問題など女性に纏わる話題が多く取り上げられている。女の敵は女、という言葉を思い出すが、実行犯は意外な・・・。文句無しに面白いけど、長いです。

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絡新婦の理 (講談社ノベルス)の作品紹介

「私の情夫だから」、これは男にとって女に言われる最上の言葉だが、大概の男は、一生に一度もこの台詞を聞くことは無い。何故なら、この台詞を吐き出す女こそ、性悪な女だからだ。そして性悪女の美しさを、大概の人は知らない。彼女達が、どれほど恠しい女なのか。この作品は、それを教えてくれる。-『絡新婦の理』には、主題はあるがメロディーはない。登場人物は、全てパートであり、それらが実に巧みにアンサンブルしている。

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