詩的私的ジャック (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061819412

感想・レビュー・書評

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  • 読書メモによると、犯人は意外な人物だったらしい。
    思い出せないけれど。大学時代の友達に勧められて借りた作品。

  • 下世話な言葉で言えばこういうのをヤンデレというのか……あと読み返してて思い出したのが、巻末の解説が最悪ってこと。本作までのネタバレを含みます、的なことが冒頭に書いてあるけど、シリーズ通してネタバレの要素があるので、完結まで読んでない人は解説は読まない方がいいと思う。

  • S&Mシリーズ第4弾。
    複数の大学で起こる連続殺人事件の話。

    犯人は読めなかった。
    犀川と萌絵の頭の回転の速さには本当に憧れる。
    「英語で言える?」はないでしょう、先生……。

    すべて綺麗なイーコールのために。

  • 「私的詩的ジャック」を読んで。この本では、今うまく表現はできないが、何か重要なことにつきあたったような気がする。


    [中略※1]


    ・・・何かがごちゃごちゃと頭の中で散らかっている。
    これらが一箇所に収束する気持ちよさを、また味わえるだろうか。




    [※1]
    とても衆目にさらすことのできないことが書いてあったので、自主規制。

  • JACK THE POETICAL PRAIVATE
    S&Mシリーズ第4作目
    殺された女性に付けられていた傷は何を意味するのか!?

    これはS&Mシリーズの特徴的なお話だと思う
    凡人には理解できないよねっていう
    トリックもこっていたけれど、あの英語で~っていうセリフに全部持って行かれました。

    ー全ては素敵な、イーコールのためにー

  • この人の本は2冊目で偶然同じシリーズだった。なんせ、文章が理系という感じで読みやすい。思考のプロセスを言葉で語る難しさを上手く表現していて、読んでて心地よい。娯楽本だけど、文章が参考になった。

  • 萌絵と犀川先生の会話が好きな巻。
    萌絵って性格がちょっとつかみにくかったけど、話が進むごとに本当に頭のいい人だなって思う。
    あとはずっと気になってた、萌絵のファッションだけどセンス云々の前にいつも想像が難しい(笑)

  • 再読ですが、楽しかった。
    新しい本を読んでいるかのよう。
    久しぶりだからか…
    犀川と萌絵の関係が気になりますねー。

  • 恒例の、S&Mシリーズ第4話目。

    変なタイトル…、と思い読み始めました。
    森博嗣にしてはあまり理系ではなく、わりかし普通のミステリっぽかったです。

  • 好奇心というのは粋でもあり無粋でもある
    好奇心がなければ発見も習得もない
    かといって知らなくて良いことも知ろうとしてしまうこともある
    どのレベルが粋でありどのレベルからが無粋になるのか
    それは人によって異なるもの

    人を行動にうつす心理(動機)はその人にしか理解できない
    それでも人間社会では行動に意味がなくてはいけないことの方が多い
    なぜ行動に意味がないといけないのか
    きっと不安になるからだ

    「そんな事で」と思うことも思われることもよくある
    けれど本人にとって「そんな事」とはおもえない程の重要性がそこにはある
    それこそ行動の動機になるなにかがそこには潜んでいるが、
    その事の重要性は絶対に本人にしかわからないのだとおもう


    この小説を読んでいて萌絵の好奇心と犀川先生の好奇心の方向は何が違うのだろうと考えた
    そして犯人の動機を知っても理解できないことが当たり前でいいのだと思えた

    なんにしろ事件そのものへの興味よりもそんなことを考えながら読んだ1冊
    このシリーズは事件以外の部分にもいろいろな意図をもっているとおもうけど
    これまでに事件に興味をもたなかったのも今回がはじめてでした

    でも、なんで萌絵は酔った勢いで言ってしまったこととはいえ、無かったことにしたんだろう
    それをわたしが考えることも無粋か(苦笑

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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