幻惑密室 (講談社ノベルス ニG- 10)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 148
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (313ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061820036

感想・レビュー・書評

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  • 超能力ミステリ。変格。
    これは西澤さんらしい。
    中盤に事情聴取と仮説構築が続くと少し飽きるが、舞台設定も結末も面白い。
    このシリーズも読みます。

  • うーむ
    途中でやめました。

    まず、本の文が上下になっているのが読みづらい

  • ぼんぼんのキャラ腹立つ!
    ちょっと中だるみな感じもしつつ。

  • SF(今回は超能力だ)設定とドライな文体。登場人物の萌えキャラ神麻と、キリリとしたキャリアウーマンの能解警部。西澤ワールド展開!って感じで良いですね。気に入りました。
    西澤作品は、この妙な設定(超能力)の枠組み内で展開される推理とトラップが楽しいです。
    ハイヒッパーが誰かについては、話の前半で超能力の説明が出てきた時点でほぼ見えてくるのですが、そこが判っても「なぜこのような新年会が企画されたのか」「誰が社長を殺したのか」「なぜ奥さんが…」と、いろんな謎については解決されず、そこでグルグル振り回して貰って、パズラー西澤、堪能いたしました。
    図解までしてくれて、萌えたわ-。

  • チョーモンインシリーズ。長編。
    またしてもジェンダー的な話が、と思ったのですがそううざったく感じなかったのは神麻さんのキャラのおかげなのかも。最初は単なる痛いキャラと思ったのに。
    ミステリとしては、長編としてもってくるほどではないかな、という感じ。

  • 特異設定ものだが、他作と比べルールが複雑すぎるか。ラストもひねり過ぎ。

  •  タイトル通り、密室を舞台にしたミステリー。しかし、著書は西澤保彦、タダの密室な訳がない。そう、超能力を使って作られた密室なのです。

     超能力を使ったら、そもそも密室なんて状況はありえないんじゃないか? そんな気がしないでもないけれど、大丈夫(?)。超能力者問題秘密対策委員会出張相談員(見習い)、略して<チョーモンイン>なる謎の少女、神麻嗣子が登場。そこら辺の、ややこしい設定を(相変わらず、ややこしいんだコレが)、懇切丁寧に説明してくれます。
     そもそも、これは超能力シリーズの第2弾だとのこと。といっても、書籍化されてるのはこれ1冊のみ。1作目と3作目もあるみたいだけど(たしか。1作目は、「メフィスト」に掲載されてるのを見た)、まだみたい。なんで、こんな順番になってるんだろう……。

     ちなみに、私は著者の引っかけ(なのか?)に見事にハマってしまいました。

  • 変格。主人公の自問自答や時間条件がからむ設定が入り混じり、中盤においてこんがらがり、ちょっと不安になったが、ラストは上手くまとまったので、安心した。よかった、また西澤変格がちゃんと楽しめた、と。

  • 神麻嗣子の超能力事件簿シリーズ第1巻。この作者の作品には色濃く出がちな要素が幾つかあるのだけれども、中でもSFカラーの変ミステリ要素が私は最も好き。設定を追いかけるのが大変なときもあるけど。
    本シリーズは変ミステリ要素(とキャラ萌え要素……多分)を主軸にしたシリーズ。今まで各巻を個別に読んできたが、シリーズを通しての小ネタもあるらしいと聞いて最初から読むことにした次第。
    というわけで、私の好きなテイストのこの作品。期待通り面白かった。
    シリーズ最初からの方がキャラクターの性格付けとかもわかりやすい気がする。

  • 面白かったよー。これぞ西澤保彦、って感じ。
    氏の良いところは、ヤバい設定(略して超能力など)がきっちり定義されていて、それを踏まえてパズルを構築しているってとこですね
    どんなにイカれた設定でも、ちゃんと正当なパズルになってるもんなあ
    途中で、もう一枚カードを隠してた的なイカサマってないもんね。

    さてこの話、本筋はともかく、ところどころに保科クン(年上だがこう呼ばせていただく。なんとなく)の自問自答つか、苦悩(?)が描かれてたりします。
    社会的な男性と女性の関係とか、結婚という名の契約についてですね。
    半分目鱗で、半分激しく同意しながら読んでました

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著者プロフィール

1960年高知県生まれ。米エカード大学創作法専修卒業。
『聯殺』が第1回鮎川哲也賞の最終候補となり、1995年に『解体諸因』でデビュー。同年、『七回死んだ男』を上梓。
本格ミステリとSFの融合をはじめ、多彩な作風で次々に話題作を発表する。
近著に『夢の迷い路』、『沈黙の目撃者』、『逢魔が刻 腕貫探偵リブート』などがある。

「2023年 『夢魔の牢獄』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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