塗仏の宴 宴の始末 (講談社ノベルス)

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著者 : 京極夏彦
  • 講談社 (1998年9月17日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (636ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061820333

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塗仏の宴 宴の始末 (講談社ノベルス)の感想・レビュー・書評

  • ふぃー(^-^;ようやく下山。霧の山って感じだった。たしかに長編にふさわしい話で全体を通して面白かった。妖怪話がくどいのも『もう勘弁してください』と下僕気分を味わえるので一興。思わせ振りに書かれていた木場修は次作で謎が解けるのかなぁ?あと、このシリーズに関してはスポット読みは厳しいのかも。前作品が土台になっているみたいだね。関口先生大丈夫だろうか?

  • オールスター春の祭典は壮大過ぎて、人名相関図が欲しいっ!
    ということで、自分で整理しながらラストへ臨むこととなったぁ。
    更にラストはなんと<To be continued>って感じで、次回作以降
    いったい、どうなっていくのかぁ!?
    せっかく、前作「絡新婦の理」で、憑物が落ちたかのように、
    すっきりしたのに、また、もやもやしてきてしまったではないか。

    それにしても今回は、京極堂こと中禅寺明彦の事件・・・ということで
    このようなスケールの大きなお話になったのねん。
    中禅寺が許した女・癒した男・呪いをかけた男。
    そして、口癖のように「この世に不思議なことなど何もないのだよ」と
    言う中禅寺に対し
    「この世に不思議でないことなど何もないのだよ」と言う男との闘い。
    あぁ、矛盾のようで同じのようで・・・

    まったく、感想もまとまりゃしないわ。

    エンディングに向けて韮山の佐伯家に向かうシーンは圧巻でした。
    ドキドキワクワク・・・

  • 昨日購入したけど、資格の勉強に集中するために、しばしお預け(o・_・)ノ”(ノ_<。)

  • ……いいんですかこれ?(笑) これ使ったらなんでもありじゃないのー! と思ってしまったのは私だけなんでしょうか。いや、読み応えはあるし面白かったけどさあ。まさかすべてが○○○でって……。
    ただ「塗仏の宴 宴の支度」でてんでばらばらに繰り広げられた大風呂敷の数々が繋がっていくのは圧巻ですね。シリーズ各前作との繋がりも見逃せず、おろそかにはできないぞ。シリーズ物としての面白さは充分だったかな。

  • 発端は消えた村・戸人村だったなあ〜
    まずは、織作茜殺害と関口逮捕で終わった「支度」の回収よね〜と思ったら、村上家騒動に木場失踪。鳥口が多々良と京極堂を待ってる間に、薔薇十字探偵社で華仙姑=布由が語る惨劇…くんほう様見たさに大叔父・壬兵衛が佐伯の屋敷に乗り込んで悶着、尾国に逃がしてもらったとな…語った途端に敦子と攫われ、榎木津も追っ掛けて失踪。内藤誘拐→伊佐間の伝言→羽田来訪で益田はギブ、京極堂へご注進。一転、成仙道か修身会かで揺れる加藤サイドに絡む堂島…って誰よ?京極堂に役者が揃い、中禅寺が腰をあげるのが480頁。長かったあ。
    「都合悪くなったら記憶弄ればいいから敢えて殺さない」ってゲームで、ただ1人"誤認逮捕"って実害を受けた関口、さすがだ。

  • 過去.現在。ここまで催眠術がかけられるのか?

  • 最後まで、止まらず読みきってしまった。

    今までの話は最後に担ぎ出されてきて、だったが、この塗仏の宴は最初から中善寺の話だった。

    最後の駅から町、山、村、佐伯家のくだりは、圧巻。


    で、関口さんは・・・。
    次は、陰摩羅鬼?百鬼夜行?どちらをよめば。

  • 話に入り込むのは難しかったが、きっと何かあるはずの一念で読み進めた。
    シリーズのこれまでが本作の布石に思える、京極堂の過去に関わる壮大な大風呂敷・・・疲れた。
    http://blogs.yahoo.co.jp/rrqnn187/14079449.html

  • ラスボス引っ張り感が異常。この本がベストセラーになった状況、バンドワゴン感はすごい。

  • ほぼ一か月かけて支度~始末読了。
    全くばらばらな話から徐々に照準が絞られてきて、最後にぎゅぎゅっと畳まれた感じ。はーすごい。多分半分も拾いきれてないけど、京極読んだ後の達成感、半端ない。
    物語の結構重要な鍵を握ってた人物が今までの作品に出てきた人物だったけど、完全に誰おま状態だった。一作読むたびにまた姑獲鳥から読み返さなくちゃいけない呪いがかかってるこのシリーズ。黒幕っぽいあの人の今後の動向も気になるところ。関君はいつにも増して不憫だったけど、関口夫婦の絆が見られてよかった。雪絵さんも千鶴子さんも、控えめだけど芯が強そうなところが素敵だなぁと思う。

  • このシリーズは大好きだし、何度も読み返しているのだけど、前作まで読み進む→登場人物が多くてわからなくなる→よしもう一度最初の作品から→前作まで読み進み→わからなくなる→よしもう一度、の繰り返しになっていた。
    それで飽きないのだからすごいと思うけど、さすがにいい加減先の展開も知りたい。
    もう登場人物全てがわからないのは仕方ないと諦め、ようやく一歩進めた。
    面白かった!
    支度の方は短編連作のそれぞれが独立した小説として面白かったけれど、始末で全てが繋がるこの快感!
    このシリーズはこれがあるからやめられない。
    軍の秘密組織云々的な部分はあまり好みではないのだけど、他は好みの結末。
    また、このシリーズは女性陣がとても好きなので、再登場も嬉しかった。
    よーし、一作目に戻らず次に進もう!

  • 催眠祭りと書いてあった通り。

    関口は相変わらずなのに、初めて出てきて欲しいと思っちゃった。どの作品が人気なんだろう。色々あるけど、自分も惑い参加してしまう作品を待ってる。

  • 催眠術祭り。
    支度編で広げられた風呂敷が畳まれていくのですが、いやはや。
    ここまでくると何でもあり、ってな感じでもはやミステリーでもなんでもない。
    ただの筋トレ本です。

    でも、どんどん読み進められるのはさすが、です。

  • 全部がつながった。すごい!

  • 関口が出てこない。最後にも出てこない。ネタバレで出てこないということは知っていたけど、本当に一行で終わってしまうとは……。関口が出所した後日談を読みたかった……。
    京極堂の元へ人がぞろぞろ集まってくる場面は面白かった。増岡弁護士は、気遣いのできるいい人だよ!!滅茶苦茶早口なのに噛まないのが羨ましい。
    榎さんの関口は元から壊れている発言と、それに納得済みの雪絵さんになんか衝撃。まぁ奥さんだしね。知っているのか、何かあったのか。雪絵さんは関口と結婚するとき、京極堂と榎さんの両方から結婚反対されてそう。結婚生活の大変さを仄めかされていたりとか。
    「関口を癒した〜」が記憶に残った。
    あと、榎さんの嫌悪感丸出しは珍しい。
    でも、堂島うざいし、藍童児はイライラするし、私が百鬼夜行シリーズに求めているのはこういう話じゃないし。最後に内藤が出てきたのは意外だった。意外性はそれくらいの、本当に長いだけでつまらない本だった。

  • 引き続き京極作品再読。

    そういえばこのシリーズの中では最も読み返す率が低い作品でした。
    いや、面白いことは面白いんですが、余りにも多くの登場人物と団体が時系列を飛び越えて絡み合う為に、初めて読んだ時に相関図を手書きしながら読んだ覚えがありまして。やっぱり今回も私のアタマには相関図が必要でした(笑)

    この長い長い作品中での特筆事項は、第2作目以来の中禅寺秋彦に同レベルで相対する人物でしょう。マトモに出てくるのはラスト数ページに過ぎないのにこの存在感。またいつか出てくるのだろうか、と思わせつつ…。

  • 昔読んで再読したが、内容あんまり覚えてなかったなぁ。

  • 徐福伝説に始まる旧陸軍の関与した陰謀を軸に、記憶を改竄された佐伯一家の本末転倒な話。

     探偵・榎木津の活躍が素晴らしかった。登場人物全員が茫然自失といった状態の中で彼一人が確固たる己を貫いているところに惹かれた。
     合計で何人の人間に催眠術をかけていたんだよっ!というぐらい催眠術だらけの話だった。ただ、意識下に訴える催眠術は二流で、意識上下に訴える言葉の方が一流らしい。やはり、言葉は難しいということを再確認。
     京極堂シリーズを読んで毎回思うことは、幸せって一体何だろう、と。全てを知ることが良いのか、限られた世界で生きるのが良いのか。そんなこと考えること自体が無意味なことなのか。はてさて。

    自分はこう云う人間だ、これが自分の人生だと、そう云い切ることが私には出来ない。誰にも迷惑をかけず、誰にも寄りかからずに生きることなど出来ないと思います。自分は自分はと云うその自分と云うモノは、親に育まれ社会に守られて生きて来た結果な訳でしょうから、自分と云うモノを作っている要素の大半は他人から与えられたモノなのではないのでしょうか。ならば自分なんて、世間を映す鏡のようなものだと―

  • 追加の品なんぞもちょこちょこ出つつ、すべて平らげて片づけて「宴の始末」。
    何度も読んだせいかタイミングが合わなかったのかいまいち乗れず。
    たとえばこの本の中の家族観なんかはいつ読んだって同調できないのだけれど、それはそれとして楽しんできた。
    今回そうできなかったのはキャラ萌えだけで推進力を確保できなかったからか。
    いや、榎さんが出ると明るくなるなあとか下僕ーズが頑張ってるとかそういうのは今回も楽しんだんだけど。

    で、気がついた。京極堂シリーズは口車に乗らなきゃ楽しめない。
    手品を見るときに気持ち良くだまされたほうが楽しいように、このシリーズも素直にだまされたり揺さぶられたりするのを楽しむのが良い。


    2013.4.13 再読。☆2~3

  • 【若干のネタバレ有り】
     各登場人物が大ピンチに陥るなり陥りかける展開の続いた前作。どうなるのとはらはらしながら読んだ。「支度」と「始末」に分けた構成、文途中での頁跨ぎを絶対にしない意匠といい、見た目にも美しさを感じるシリーズです。
     結末には触れませんがすっきりした読後感を得られます。翻弄されていたかに見えたあのひとが実は、などんでん返しが爽快でした。しかしあのひとの再登場はあるんだろうか、あれっきりってこたぁ無いだろうに。それと、「彼女」がもてまくりの長編としても読みました。なにげに美人なんだろうな。「きみの役目だ」のやり取り含め、その辺りの恋愛模様も面白かった。
     結局分からなかったのは自転車が泥だらけだった理由。ということは私は事件を理解していないのだろう。
     所で図書館で借りたのだが特にこの「塗仏の宴」の所蔵数がすごかった。他が一冊なのにこちらは二桁。人気なんですね。

  • 人の記憶のなんと頼りなく、儚いものかと恐くなります。キーワードは”喪失感”と”本末転倒”ですかね。とにかく、狂乱の宴が終わったことに疲れが隠し切れません…。

  • 前回なぜ挫折したのか…
    時間はかかったけど、しっかり楽しんで読めました。
    次から次へと悪そうな連中が登場し、最後はまさに宴の始末。

    また今までの京極堂シリーズを読み返したくなる作品でした。

  • 宴の支度と始末、一気に読んでしまった・・・
    いつもいつも京極さんを読むとフラフラです・・・だってやめられない・・・
    これでもかとはられる伏線に翻弄されて幸せです
    最近気がついたんですがこのシリーズ読むときは
    自分はドMにされてるな~と。
    普段は全然そんな性癖ないんですがこのシリーズは特別、いや特殊です

    堂島さんという新キャラは思いっきり引っかきまわして
    憑き物落とされることなく去っていきましたけど
    (これまた色々含ませつつ)
    今後、京極堂の宿命のライバルみたいなポジションになるので
    しょうか。とても楽しみです

    佐伯家は巻き込まれ不運というか、今後この家族は一緒に
    暮らしていけるのか甚だ不安です。
    茜さん、まさかいなくなってしまうなんて・・・そして犯人が一作目のキャラ
    だなんて。ちゃんと順番通りに読んでいて良かった・・・

    そしてなんだかんだで関口さんの妻、雪枝さんが一番苦労人なんじゃ
    なかろうか。離婚して別の良い人を探した方が良いんじゃないかと
    同じ女として無駄に雪枝さんの心配もしてしまいます
    関口さんはきっと1人にされてもしぶとく生きていけると思うんだけどな~

  • 妖怪がうじゃうじゃ出てきます。シリーズ中でも一番エンターテイメントしている作品だと思います。鉄鼠の檻の次にお気に入りです。

  • 今回は人が死ぬことがほとんどなかったので、ちょっといつもと違った感覚でした。いや、違ってたんですけど。
    京極堂の心の悲しみが出てきていたのがよかったし、えのさんの京極堂に対する友情がぐっときました。

    個人的には支度で死んでしまった人には死んでほしくなかったなぁ、なんて。

    でも話は面白かったから五つ星

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塗仏の宴 宴の始末 (講談社ノベルス)の作品紹介

昭和二十八年、裸女を殺害して、木に吊すという事件が蓮台寺温泉で発生。その犯人として逮捕されたのは、当時世間を騒がせた猟奇犯罪にことごとく関係者として連なっている作家、関口巽だった。関口は言う。「多分僕がやった。僕が木に吊るして逃げるところを自分で見ていたのだから」-とまどう捜査陣。事態を混乱させるがごとく、街に溢れる奇怪なる宗教集団。「宴」の始末はいよいよ本書にて明らかになる。

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