ペルシャ猫の謎 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 54
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061820715

感想・レビュー・書評

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  • 分かる人にだけ分かればいいです!みたいな、頑固なまでの有栖川さん、やっと慣れてきたように感じるこの頃ですが、まだまだ道は遠いのかもしれない。なぜなら懐を開いてくれたと思えた次の瞬間になぎ倒されるような感覚。
    読後、解説書を求めてネットサーフしてしまいました。
    で、分かったかと思うとやっぱり分かったふりだけなんですよ。
    短編集となめてかかったのが間違いの元、ミステリーの世界は奥深い。

  • ミステリ史上屈指の禁じ手!?が炸裂する表題作、「ペルシャ猫の謎」、名バイプレイヤー・森下刑事が主役となって名推理を披露する「赤い帽子」他、傑作ミステリ6編&ボーナス・トラックとして「猫と雨と助教授と」を収録。臨床犯罪学者・火村英生とミステリ作家・有栖川有栖の名コンビは、さらに華麗に加速する。「国名シリーズ」第5弾。 (「BOOK」データベースより)

    切り裂きジャックを待ちながら
    わらう月
    暗号を撤く男
    赤い帽子
    悲劇的
    ペルシャ猫の謎
    猫と雨と助教授と

    猫はかわいいですからね(笑)。

  • 2011.9.11
    表題作は、謎解きを読んで「え、こんなのあり?」と半笑いになってしまった。ミステリの禁じ手にあえて挑戦したっていう感じなのかな? 人によっては本をぶん投げたくなるかもしれない(笑)
    短編集で、むしろ他の作品の方が面白かったけど全体的なクオリティは微妙な感じ。ミステリーではない閑話みたいな「准教授と猫」が意外と面白かった。

  • 2022.09.06 図書館

  • 私にしては評価が低いのは、最初の二編が苦手、というか好みではなかったので。ごめんなさい、先生。

    今回読み応えがあったのは、赤い帽子。
    森下さんのアルマーニの秘密が明かされ、警察がどのような初動捜査を行っているのかも緻密に書かれていて面白かったです。ケイイチくんが立派なケイジになるのも、きっとすぐ。

    そして、表題作のペルシャ猫の謎。少し異色ではありますが猫好きにはたまらない。最後の締めまでほっこりさせていただきました。この話からの、猫と雨と助教授と、も火村先生の優しい一面が見れて構成百点満点。

  • 20年も前に出版された本なんですね。最近のこのシリーズ読んでからだと物足りなさが否めないです。

  •  再読。
     もう何回も読んでるはずなのに、すっかり忘れてて、初めて読んだような気持ちで読んでる。

     「赤い帽子」は森下さんメインで、火村&アリスは登場しません。
     森下さん、がんばってほしいですね。

  • 登場キャラクターの意外な面を
    垣間見られる作品が2つほど。
    それと森下がどうしてアルマーニの背広を着るかが
    よくわかる作品も…(彼はその作品では主役)

    倒叙物がやっぱり面白いです。
    正反対の地域を用いたトリックなのですが
    それでもどうしてもごまかせない部分があって
    それゆえに、贋のアリバイ作りは
    ことごとく崩れ去ることになるのです。

    ほらほら、人間のある部分ですよ。
    ある部分。
    一件普通に見えてもね。
    違ってるんですよ。

    それと、表題作は
    事件の状況からしても
    おかしくはないと思います。
    死に近づいていく状況ならば
    状況を正しく把握できない
    可能性はないわけじゃないから。

    面白く読めました。

  • 短編集。
    火村先生と作家アリスが主人公のお話だけでなく森下刑事が主人公のもあっておもしろかった。

  • 猫が題名についていたので購入。

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著者プロフィール

1959年大阪生まれ。同志社大学法学部卒業。89年「月光ゲーム」でデビュー。「マレー鉄道の謎」で日本推理作家協会賞を受賞。「本格ミステリ作家クラブ」初代会長。著書に「暗い宿」「ジュリエットの悲鳴」「朱色の研究」「絶叫城殺人事件」など多数。

「2023年 『濱地健三郎の幽たる事件簿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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