- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061820715
感想・レビュー・書評
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分かる人にだけ分かればいいです!みたいな、頑固なまでの有栖川さん、やっと慣れてきたように感じるこの頃ですが、まだまだ道は遠いのかもしれない。なぜなら懐を開いてくれたと思えた次の瞬間になぎ倒されるような感覚。
読後、解説書を求めてネットサーフしてしまいました。
で、分かったかと思うとやっぱり分かったふりだけなんですよ。
短編集となめてかかったのが間違いの元、ミステリーの世界は奥深い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ミステリ史上屈指の禁じ手!?が炸裂する表題作、「ペルシャ猫の謎」、名バイプレイヤー・森下刑事が主役となって名推理を披露する「赤い帽子」他、傑作ミステリ6編&ボーナス・トラックとして「猫と雨と助教授と」を収録。臨床犯罪学者・火村英生とミステリ作家・有栖川有栖の名コンビは、さらに華麗に加速する。「国名シリーズ」第5弾。 (「BOOK」データベースより)
切り裂きジャックを待ちながら
わらう月
暗号を撤く男
赤い帽子
悲劇的
ペルシャ猫の謎
猫と雨と助教授と
猫はかわいいですからね(笑)。 -
2022.09.06 図書館
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私にしては評価が低いのは、最初の二編が苦手、というか好みではなかったので。ごめんなさい、先生。
今回読み応えがあったのは、赤い帽子。
森下さんのアルマーニの秘密が明かされ、警察がどのような初動捜査を行っているのかも緻密に書かれていて面白かったです。ケイイチくんが立派なケイジになるのも、きっとすぐ。
そして、表題作のペルシャ猫の謎。少し異色ではありますが猫好きにはたまらない。最後の締めまでほっこりさせていただきました。この話からの、猫と雨と助教授と、も火村先生の優しい一面が見れて構成百点満点。 -
再読。
もう何回も読んでるはずなのに、すっかり忘れてて、初めて読んだような気持ちで読んでる。
「赤い帽子」は森下さんメインで、火村&アリスは登場しません。
森下さん、がんばってほしいですね。 -
短編集。
火村先生と作家アリスが主人公のお話だけでなく森下刑事が主人公のもあっておもしろかった。