悪魔と詐欺師 薬屋探偵妖綺談 (講談社ノベルス)

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  • 講談社
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感想 : 55
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061821057

感想・レビュー・書評

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  • 最初に出てくるのは3つの殺人事件。それぞれ犯人が捕まり収束してそうなんだけど・・・
    次に6つの自殺他殺な事件。これら関連しているという。
    秋とゆたの交流。リベザルの成長。いろんな妖怪がいるんだなぁ。
    イグアナキングの「ギャー」が好き。
    だんだん秋の会話にも慣れてきた。
    よくわからんが、死んだことに気づかず、幽霊になるのは切ないなぁ。

  • 順番違いで、もどって三作目。
     リザベルがんばってます!なんかいいですね。彼の頑張りは!
     6つの事件で一番気になったのが、「夜鬼」この話だけ妙に気になりました。読み進めると・・・やっぱり!
     やっぱり秋が主人公なんですね(笑)

  • 薬屋シリーズ第3弾。

  • リベが頑張ったなあと……。あとゼロイチさんがんば。

  • 薬屋探偵妖綺談・通称薬屋さんシリーズの第3冊目。今回は今までの本と少し構成が違うようです。

    9月。京都での見合いの席に渋々向かった高遠(職業・刑事)は、その会場ホテルの喫茶店で毒殺の現場に居合わせてしまった。死亡したのは市内の外科医。休暇中でしかも管轄外なのだが、高遠はつい事件に首を突っ込んでしまった。公衆の面前で、犯人はどうやって被害者の指先に毒を塗ったのか…?《第1話・暗鬼》
    10月。先輩が自殺したなんて信じられない―薬屋の秋の元へ相談を持ちかけた総和(寺の息子)だったが、秋はそっけなく相手にしなかった。でもリベザルは、なんとか力になりたくて…。《第2話・再鬼》
    10月。薬屋に妖怪関係から相談が舞い込んだ。相談主によれば、餌場としている病院の患者ら大勢が夢も見ないほど熟睡してしまうらしい。それはちょうど、元院長が死亡してからだというのだが・・・?《第3話・夜鬼》
    11月。秋も座木も出掛けてしまい、ひとりお留守番のリベザルのところに刑事が2人現われた。近くの山で発見された死体の捜査だったのだが、その状況はあまりにも15年前の事件に酷似して…。《第4話・回鬼》
    12月。薬屋に2人の人物が訪ねてきた。高遠と葉山は、秋に相談を持ちかけてきたのだが生憎と秋は長期で留守にしている。結局座木と、そしてリベザルも手伝うことになるのだが、その相談とは「既に解決済みで関連の無さそうな6つの死に、共通点を見つけること」という妙なものであったのだ。《最終話・惹鬼》
    これらがすべて繋がる時、そこに「カーテンコール」という名の幕が下がるだろう…

    一応「短編」という形式をとっているので、けっこうすんなり読めました。長編で長々続くのもいいですが、こういう形式もこの作風には合っているのでは?しかも、上記の内容紹介で分かるとは思いますが、それぞれの話がラストに向けて終局するという…私が大好きな構成です(笑)。気に入らない訳がない!
    今回も、リベザル君は頑張ってます!自分の悪いところや人見知りを少しでも克服しようとしてる姿は健気だ…。赤毛をかいぐりしたくなりますね。そしてそんなリベザルを、甘やかさずに後ろからそっと押してくれるような秋と座木がまたいいですね。
    そして、前作(「黄色い目~」)に引き続き、高遠刑事と葉山刑事が再登場です。高遠さんが更に好きになりました…v こういうオジサンはいい…。

    ところでタイトル名「悪魔と詐欺師」ですが、これって多分…秋のことよね…?どっちがどっち?…もしかして両方だったりして…(笑)

  • 「当ててごらん。これらの事件には、共通点がある」喫茶室で毒死した男。マンションから飛び下りた会社員。プログラマーは列車事故で死に、書店員の娘は手首を切った。だが、それらはすべて解決したはずの事件だったのだ。そこに「なにか」の意思が働いていたというのか――?おなじみ薬屋三人組、東奔西走す。

  • 3作目

  • 妖怪。人間。薬屋。幻想。繋がっている。
    数年あたため過ぎたシリーズにやっと手をつけた。最初は文章が読み難かったけれど、数冊読んだら慣れてきた。高遠さんと座木が好き。

  • 短篇集かと思いきや。
    それぞれの役回りがハマっている感じ。

  • 裏表紙に書かれた「あらすじ」の部分が、半分以上後になって出てきたのにはびっくり。でもまあ前置き(?)が相当長いにも関わらず退屈はしなかった。連作短編集に近い感じかも。
    前2作に比べると、事件のインパクトは薄かった(笑)。ので次回に期待。

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著者プロフィール

茨城県出身。芝浦工業大学工学部機械工学科卒業。1999年『銀の檻を溶かして』で第11回メフィスト賞を受賞しデビュー。著作に、デビュー作を始めとする「薬屋探偵」シリーズ、「ドルチェ・ヴィスタ」シリーズ、「フェンネル大陸」シリーズ(以上、講談社)などがある。2019年5月に「うちの執事が言うことには」が映画化された。

「2023年 『雨宮兄弟の骨董事件簿 2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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