ペルソナ探偵 (講談社ノベルス)

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著者 : 黒田研二
  • 講談社 (2000年11月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061821552

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ペルソナ探偵 (講談社ノベルス)の感想・レビュー・書評

  • 。。。歌野晶午

  • 2000年の作品。
    作家志望の6人が集まったチャットルーム、自身の体験を基に同人誌に掲載した作品による連作短編集。
    最後に繋がっていくところは見事。
    ハンドルネームと本名がやや混乱した。
    (図書館)

  • 読みやすかった。こんな作風だっけ。

  • 一見短編集のような形をとっているが、すべての断章が最後の事件の伏線となっている。先入観なしに読むと、事件のヒントに気づくのは至難の業である。だが、伏線に気づけるとかなり爽快^^。1998年頃のネット環境が舞台となっているので、現代の感覚で読むと違和感を感じるところもあるが、同時に懐かしいムードも感じることができるだろう。

  •  チャットルームに集まった男女が それぞれの体験を基にして書き上げ、同人誌「スターチャルド」に投稿した作品がベースに繋がっていくミステリーでした。

     同人誌・スターチャイルドの編集後記として、合間に入る文で現実にもどり、その後に入る《インタールード》でどんどん最終章へとひっぱられて行き・・・・それが、とても面白く感じました。
     チャットで互いが感じている雰囲気と それぞれのストーリーでの実際の雰囲気にずれがあるところも面白いですね。
     
     読み心地がとっても爽やかで読後の気分もいいです。

  • 第16回メフィスト賞を受賞(「ウエディング・ドレス」)した作者の2作目、…だそうです。結構この作者の文体は気に入ったので、1作目も読んでみたいです。…図書館に本あるかなー…

    「星の海☆チャットルーム」は作家を目指す男女6人のみが入ることの出来る、会員制のチャットルーム。自分たちが書いた作品を集めて同人誌を作るために集まった会ではあったが、この会にはちょっと変った規約があった。それぞれの名前・住所・メールなどの個人情報を一切交わさない、というのがそれだ。彼らはそれぞれ「ベガ」や「カストル」など星の名前を名乗り、 時にはすこしプライベートな事件について相談したり、といったこともあったが、チャットのみでの交流を続けていた。
    だがある日突然、代表者であるカストルから会員たちに1通のメールが届く。
    「緊急事態」と銘打ったそのメールは、最初で最後のオフライン・ミーティング…現実世界での会合の案内であったのだ。

    本作は、作中で発行された同人会報誌に載った作品、という形式をとっています。
    メンバーの1人・スピカが見知らぬ人物から誘われた奇妙なアルバイトの事件「フィンガーマジック」から始まり、アンタレスとその友人が連休の3日間に始めたゲームでの事件・2話目「殺人ごっこ」、失踪したカペラの夫が死の間際に書き記したと思われる手帳から、本当のことを探ろうとする3話目・「キューピッドは知っている」までは、実体験に基づいた作品として書かれてるのですね。そして、1話1話の間に入る編集後記。この中に張り巡らされた伏線が、最終話「5人プラスひとり」につながっていきます。その繋げ方が非常に上手い!チャットのみの交流、という特殊な状況(情報量が限られている)が、読者の立場と重なって面白さが増していますね。
    各話もトリックが丁寧に練られてます。特にスピカの話でのトリックは、とても身近で「あぁ!(手ポン)」な気分でしたよ。3話目は…始めにある点に気付いてしまったので…ちょっと惜しい…。でも、一番余韻が残ったのは実は3話目なのです。雪の描写が綺麗なの…v

    個人的には、最終話のあとにチャットのメンバーたちがどうしたのかが気になります…。活動を続けたのだろうか…答えの出ることのない疑問ではあるのですが、もし読まれた方には是非ご意見を聞きたい…!

  • タイトルに惹かれて購入。黒田さんの作品は初読でしたが、1人称の文が洗練されていて、非常に読みやすいです。3本の短編の連作集に見えて、実は最終章への伏線が張ってあるという私好みの作品。どういう風にプロットを考えているんだろう……作品のような、互いに面識はないが同好の士が集まって同人誌を作る、ってのは憧れるところ。また別の作品も読んでみたくなりました。

  •  作家になることを夢見ている者たちがアクセスする<星の海☆チャットルーム>。メンバーは管理人のカストルをはじめ、スピカ、アンタレス、カペラ、ベガ、ポルックスという固定の6人だが、それぞれお互いの正体は明かさないことが約束となっていた。6人は<スターチャイルド>という同人誌を定期的に作り、そこに自分たちの作品を載せていた。日々の会話はそこに載せた作品をお互いに評価しあったり、時には普通の会話をしたりすることもあった。特にカストルは頭がキレるようで、スピカやアンタレスが日常で起こった事件を話すと、話を聞いただけで真相を推理してしまう。

     連作短編集のような形で話は進む。スピカの日常で起こった奇妙なバイトの事件、アンタレスの日常で起こった殺人ゲームの真相、そしてカペラの旦那の行方不明事件。そして最後、お互い正体は明かさないと決められていたにも関わらず、緊急のオフ会でメンバーは顔合わせし、前述の3つの事件も繋がっての最後の事件。形としてはすごく好きだし、それぞれの事件も引き込まれたのだけど、最後が凝りすぎかな~。そこまでひっくり返さなくても・・・っていう。少ししつこく感じてしまった。

  • プライベートは明かさない。それが決まり事。作家を志し同人誌を作る星の海のメンバーは、月一度送られてくる同人誌とチャットルームだけが活動の場だった。
    それぞれが綴った作品を順に読んでいく中で、巧妙に張られた伏線。実体験が元となった作品の中で少しだけ見え隠れするそれぞれのプライベート。作品と作品の間に挿入されたインタールードが徐々に緊張を高めていく。
    見事だ。実に見事だと思う。否応なく引き込まれる構成と、全てが明かされた瞬間の驚きはこの人ならではのものだ。期待は裏切られない。 (2002-03-25)

  • 全体としては微妙な作品。
    裏表紙の煽り文句で期待させられた分、がっかりした。

    でも、4編の内『殺人ごっこ』は面白かったです。
    ここだけは読んで欲しいです。

  • 最終章で伏線回収しまくってました。最初からハードル高くしてるせいか、それほど意外感もなかったけど、それぞれの話は普通に面白かった。

  • 「ウェディングドレス」でとんでもないトリック出してくれた人だな……。でも今回はインパクト薄いけど、いい意味でマトモ。そつなく面白い出来。
    一時期星座にはまっていた(自由研究でやったっけなあ)私には、ハンドルに隠された伏線が読めた。それがなんとなく嬉しくて有頂天(笑)。

  • まぁ別に。黒田ってこんな感じだったっけか?

  • 「トリックの魔術師が紡ぐ4つの断章は環となって繋がり、衝撃の最終章へ。」

    こんな風にあらすじを書かれたら誰もが必要以上に期待してしまうと思う。
    ラストはそれなりで、あらすじが無ければ普通に面白いと思ったんだろうけど、下手に期待してしまったので微妙に肩透かし。

    それにしても作中で作っている同人誌の印刷代って誰が支払ってるのかな?
    かなりお金がかかると思うんだけど。不思議。

  • ・「星の海チャットルーム」に集う6人を巡る連作が、最終で纏まっていく様は見事。気を付けて読んでいればきっと推理できたんだろうな…。面白かったです。

  • 作家を志す6人の男女が集う〈星の海・チャットルーム〉。星の名前をハンドルネームに同人誌を作る彼らに面識はなく、プライベートは秘することを約束事にしていた。しかし、そのことが、すべての事件の伏線となり、真の悲劇を招き寄せる。トリックの魔術師が紡ぐ4つの断章は環となって繋がり、衝撃の最終章へ。

  • 作家を志す6人の男女が集う〈星の海・チャットルーム〉。星の名前を
    ハンドルネームに同人誌を作る彼らに面識はなく、プライベートは
    秘することを約束事にしていた。しかし、そのことが、すべての事件
    の伏線となり、真の悲劇を招き寄せる。トリックの魔術師が紡ぐ4つの
    断章は環となって繋がり、衝撃の最終章へ

  • 前のブグログ参照

  • 結構流し読みしてしまった。ここの物語は結構トリッキーで面白かったんだけど最後のまとめの章がどんでん返しの連続で「え?え?何?」みたいな感じだったかな。でもよく考えれば(というか最後に伏線を明かされてみれば)分かってたかもしれなくてちと悔しい。

  • 短編として、非常に読みやすいし、面白い出来。小説の同人誌を出し合うメンバーと言う設定も面白い。通勤通学に読むのにお勧め。

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