四重奏: Quartet (講談社ノベルス クL- 2)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061821774

感想・レビュー・書評

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  • この作家さんの進め方なんですね。
    ころころ視点が変わってストーリーが進む。
    そして、ありえない設定。
    すっきりしない種明かし。
    グロテスクな話。
    もう一回読まないとすっきりしないんだろうけど
    もう一回読みたいと思えないぐったり感が残った一冊。
    しかし、同作家さんの「迷宮」を読んだときよりはよかった。

  • 甘美で陰鬱なメロディーが流れ天井画からは四人の天使たちが下を覗き込む。趣向を凝らした部屋が並ぶ館で、繰返される血の惨劇。


    -鬼才が技巧の限りをつくして描きあげた騙し絵ミステリー-
    裏表紙の紹介文に騙された。
    何ということのない謎を、やたら凝った構成で分かりにくくしているだけ。謎ときをされても「で?」という感じにしかならない。読めるしね。ただ、メモを取りながら読むほど興味を感じさせないので細かい推理は放棄。
    むやみに人が死ぬはグロイはで、全く面白みを感じなかった。

  • 01年の作品。講談社ノベルスで今でこそ秀逸な
    バカミスを年1で発表されてますが、まだこの頃は
    違うのね...。その片鱗は見える作品の構図ですが、
    その全体に仕掛けたトリックとストーリーが
    上手く噛み合っていない印象が...。
    むー。まぁ...要は読み難いw。

    但しこれ以降の氏の偏執狂的な作品に対する
    トリック...本格ミステリなトリックというより
    その作品自体が騙し絵になってるようなトリックの
    片鱗と拘りは伺えます。

  • 最初の方はいまいち意味が分かりません。
    何が起こっているのか 登場人物は何人なのか
    そして誰目線で書かれているのかが全く不明なので
    読み慣れるまでに少し時間が掛かりました。

    でも少しお話しが見えてくると面白かったです。

    代名詞が多いので、結局誰?となりますが
    最後には驚きのどんでん返し!!!

    ちょっと『それは有りか・・・』ともなりましたが
    私は嫌いではありません。
    分かってから読み直すとまた面白いかもしれませんね。

  • 館の真相に途中で気付けてちょっと嬉しい。倉阪先生はバカ。紙一重的な意味で

  • ちょっと意味不明でした←
    言い回しとかいちいち詩的すぎて返って解りづらくて薄いのに読むのに時間かかっちゃいました。
    面白くないわけではないし最後はおお、とも思ったのですが好きかと言われればNOという感じの作品でしたね。

  • 最後は百合だった^^;

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著者プロフィール

1960年、三重県生まれ。
早稲田大学在学中に幻想文学会に参加、分科会の幻想短歌会を主宰。
1987年、短篇集『地底の鰐、天上の蛇』(幻想文学会出版局)でささやかにデビュー。
1989年、第一歌集『日蝕の鷹、月蝕の蛇』(同上)を刊行。
平成とともに俳句に転向、「豈」同人。句集に『アンドロイド情歌』『悪魔の句集』『怪奇館』など。俳句関連書に『怖い俳句』『元気が出る俳句』『猫俳句パラダイス』などがある。
1998年より専業作家。ホラー、ミステリー、幻想小説など多彩な作品を発表。近年は時代小説の文庫書き下ろしを多く手がけ、オリジナル著書数は130冊を超える。
趣味はマラソン、トライアスロン、囲碁・将棋、油絵、鉄道など。

ホームページ「weird world 3 倉阪鬼一郎の怪しい世界」
http://krany.jugem.jp/

「2017年 『世界の終わり/始まり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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