六人の超音波科学者 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 1106
感想 : 73
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061822047

作品紹介・あらすじ

六人の科学者が集う土井超音波研究所。そこに通じる唯一の橋が爆破され、山中深くに築かれた研究所は陸の孤島となった。仮面の博士が主催する、所内でのパーティの最中に死体が発見される。招待されていた瀬在丸紅子たちは真相の究明に乗り出すが…。森ミステリィの怜悧な論理が冴えるVシリーズ第七弾。

感想・レビュー・書評

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  • Vシリーズ7冊目。
    怖いけど、とっても面白かった!

    事件の舞台は山奥にある超音波研究所。
    研究所に通じる橋が爆破され、孤立した研究所の中で死体が見つかる。
    誰がなんのために殺したのか?
    研究所の地下には何が隠されているのか?

    事件が起こる前から、土井博士の異様な姿の描写が怖かった。
    怖いのに目が離せない。
    というより、中断する方が怖い。

    事件が解決してすっきり。
    紅子さんが大活躍。素敵。

  • 初読
    2013.10.14

    再読......だけど殆ど記憶になし。あぁ、こんなことあったなと不意に思うくらい。
    いつもとは様相が違いはらはらさせられたものの、真相はとても意外だった。練無のピンチには心臓が痛かったけど、感情をそれぞれが露わにしているいつものメンバーが見れたのは新鮮で良かった。
    一人で二つの死体はなかなか想像つかない。指の形が綺麗という些細なことで気付くのは超人的だな。観察眼が鋭い。エレベーターの暗号にはひたすら感心。もろ文系なので、勿論それだけではないが、科学者の考えることはわからない。
    人の尊厳を踏みにじってまで守るべきものがあるのかも。
    2020.07.09

  • 既読
    文庫版

  • 6人の名前が音階だったとは。

    紅子さんと七夏の関係が煩わしい。すべての責任を負う林の煮え切らなさが気に入らない。

  • れんちゃんのことで紅子さんが怒っていたのが嬉しかった。今回の主役は紅子さんだった。もうVシリーズも7作目。最近、他の本を読んでいても森博嗣の本が読みたくて仕方がなくなる。

  • どうしてこれをする必要があったか,ということがストレートに伝わる.遊び心も満載で紅子と七夏の絡みも兄弟喧嘩のような趣になって来ている.

  • 保呂草の車のバッテリーは偶然なの?
    練無がひどいことになってラストの紅子ばりに怒り狂ってしまいました。
    巻き込まれて本当に大迷惑な気分です。
    いつもの四人みんなに幸あれと思いつつ見届けたいです。

  •  Vシリーズの7作目。
    ボリュームも抑え気味?で、読み進めやすかった。
    人は死ぬけれど、めちゃくちゃ悪い人って出てこない。
    だいたい、オチはもう中盤までに想像がついてしまうし、どこまでもさらっと、ふわっとした印象。
    ドラマも薄め。こういうミステリーって珍しい。
    保呂草がちょっと格好いいし、紅子の推理は今回もキレッキレ。祖父江が若干格好悪くて可哀想・・・と思っていたら、林をめぐる闘いは紅子の悪態でドロー?
    次も楽しみ。

  • 2015.08電子書籍で再読。
    これは動機がかなりまっとう。トリックもまとまりがあって良い。遺体消失の手段、それアリかー!さすが理系!

  • ストーリーは見えるタイプ。謎解きもわかりやすい。

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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