クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061822337

作品紹介・あらすじ

絶海の孤島に隠れ棲む財閥令嬢が"科学・絵画・料理・占術・工学"、五人の「天才」女性を招待した瞬間、"孤島×密室×首なし死体"の連鎖がスタートする!工学の天才美少女、「青色サヴァン」こと玖渚友とその冴えない友人、「戯言遣い」いーちゃんは、「天才」の凶行を"証明終了"できるのか?新青春エンタの傑作、ここに誕生!第23回メフィスト賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • 読み返し。結末は覚えているのでそういうのより、竹先生絵が上手い!!!!!というのに驚いた。

  • 【再読】
    高1か高2、約8年ぶりの再読
    キドナプキディングに至るまでに戯言シリーズを読み返していくぞ!
    思ったよりトリック覚えてなかった
    ER3プログラムという名前はどうかと思う
    七愚人はかっこいいのに

  • 掟上今日子シリーズを読んで、そもそも、この著者のデビュー作って?ということで読んでみた。
    文体のクセがあるところはそのままに、クローズドサークルの謎を解き明かす戯言遣い。さらに最後には更なるどんでん返しが、ということで、素直に面白かった。

  •  ビブリオバトルで紹介されててその紹介から熱意?がめっちゃ伝わってきたので読んだ。おもしろい。わりと。
     キャラはいい。客観的に見たら口癖の癖がやばいし、性格もやばい奴らばっかなのに憎むことはできない。でも自分の場合はキャラをそこまで強烈に好きになることはできなかった。
     サヴァンな奴ら(←使ってみたかっただけ)の好感度が+100ー100で合計0だとしたら、主人公は何も動かず0なのでそこが残念だった。あくまで例えだけど。
     あと最後の方は飽きちゃって文字を追ってるだけって感じになってしまった。引き込まれるって感じではなかった。設定の細かさとか好きな部分はあったんだけどな〜。

  • 掟上今日子が借りられなかったので西尾維新で最初から読み直しと思って。
    図書館で書籍版を借りた。2002/02/05発行の作品。

    月姫とか鬼滅のゲームやってて寝かせてた。
    すげー長い。
    掟上今日子はすぐ読めたが、なんか長い。
    10/23に4時間かけたが半分くらいしか読めない。
    過去に何かあるんだろうけど明かされない状態で進む。

    汗で血液型わかるってジョジョのブチャラティみたい。

  • あの西尾維新の処女作。絶海の孤島で各分野の天才女性5人が集まる中の首切り密室殺人。三つ子のメイド、怪しい過去のある女主人など、ベタなんですが、、、傑作だと思います。
    エンタメ小説の第一人者として走り続け、この本自体もキャラ立ちや西尾節全開のエンタメ要素はありますが、紛れもない本格でよい。
    なんとなく、消化不良感の多い作者ですが、コレは大満足でした。続編も読みたい。

  • ひさしぶりに読み返したけど、やっぱり面白かった。意味ありげな第0段落も好き。殺された方の伊吹かなみがいーちゃんの絵を描いてるときの会話が印象的。姫菜真姫は読んでてかなりイラつくから嫌でした。あと、タイトルが首切り+リサイクルなんだってことにやっと気付いた。

  • 中学生の頃、この本にドハマリしたことをきっかけに、年間100冊以上の本を読むようになった。今思うと本書との出会いが人生を変えた瞬間だったのかもしれない。
    軽快な語り口で個性的なキャラクター達と繰り広げられる語り部視点の描き方に、読み進む手が止められなかったのを今でも覚えている。

    コロナ禍で家にいる時間が多くなり、再読した。何度読んでも面白い。

  • 戯言だよ。。

  • 絶海の孤島に隠れ棲む財閥令嬢が五人の天才を招待した時、孤島と密室と首切り殺人の連鎖が始まる!工学の天才・玖渚友とその冴えない友人・いーちゃんが天才の引き起こした殺人事件へと挑む。戯言シリーズの第一作目。
    発売当時に表紙に惹かれて手に取ったら、冒頭の文章から引き込まれて即買い。そこからシリーズを追って楽しませてもらった作品。もう18年も前の作品なんだよね。今読み直しても面白いし、なかなか冷静に読めて楽しかった。

    ミステリーとして定番な孤島や密室などのお約束を盛り込み楽しませてくれる。しかし、この作品の魅力はやはりキャラクター。島に集うどの人間も濃い。天才を天才として描くハッタリが上手い。天才というアイコンじゃなく、突き抜けたベクトルを描くのが上手いというか。人類最強・哀川潤の完膚なきまでに謎を分解して叩きつけて去るシニカルさも最高だった。

    何より、主人公のいーちゃんの心象風景が面白い。作中の言葉を引用するなら「お前の言うことは回りくどすぎる」「観念的過ぎる」「お前の悩みごとに興味はない」と言われそうなひねくれ感。まさにこの戯言遣いの言葉遊びが合うかどうかで作品の評価はだいぶ変わってくると思う。こじらせつつも文章自体は読みやすくてそこもいい。

    そして、この作品はミステリーではなく、あくまで新青春エンタというのも肝。事件の謎ももちろん面白いけれど、それ以上に玖渚といーちゃんの関係性への問いが事件の盛り上がりとリンクしているところが好き。ぼくもいーちゃんのあの言葉が聞けて満足です(笑)
    個人的には次作の『クビシメロマンチスト』が最高傑作だと思っているので、興味がある方はぜひそこまで読んでもらいたい。

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著者プロフィール

1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞してデビュー。デビュー作を含む「戯言シリーズ」は若い読者に大人気となる。2006年刊行の『化物語』は〈物語〉シリーズとしてシリーズ化され、アニメ化・ゲーム化され様々なメディアミックスが行われている。矢継ぎ早に刊行するすべての本が常にベストセラーとなり、当代随一の「物語師」として活躍中!

「2014年 『「偽物語」PremiumアイテムBOX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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