四月は霧の00密室 私立霧舎学園ミステリ白書 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
3.19
  • (9)
  • (23)
  • (99)
  • (8)
  • (3)
本棚登録 : 317
感想 : 45
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061822443

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 良かったです。以前から気になっていた作家さんの初読み作品。金田一少年の事件簿がライバルとのことですが、ほんとに漫画を文書化した感じでサラサラーっと読めます。イラストもいかにも漫画チックなのですが、中身はなかなかどうして本格ミステリです。重いミステリも大好きだけど、スラスラ読めるこんな作品も大好きです☆続編も読むぞー!

  • 霧舎巧の漫画的ラブコメミステリ。
    1冊目から犯人が驚くべき人物であったり、警察官が事情があるにせよ虚偽の供述をすすめたり、そもそも運命ということで、主人公2名が即効で仲を深めたりと展開がかなり強引だし、トリックも無茶がある。が、それなりにミステリしている。

  • これは真相部分がきつかったなー
    ただし…決してこの部分に関して
    本当の犯人は悪くは絶対ありません。
    悪いのは殺された被害者です。

    霧舎学園で始業式早々から
    赴任して来た教師が何者かに
    殺害されているのを発見されます。

    しかもどうやら、現場には不自然な点が
    ちらほらと…
    しかも警備員の発言にも意味深なものが…

    ちゃんと読者を犯人のほうに向けない
    工夫もYA作品ながらされており、
    大体の人は不自然な人のほうに
    嫌疑の目が向くはずです。

    だけれども…人物がちょっと濃すぎだなぁ。
    悪くはないんだけどねぇ。

  • 装幀 / 熊谷 博人
    カバーデザイン / Veia
    カバー・口絵・イラスト / 西村 博之

  • 推理小説で、ラブコメで、好きなタイプ。
    参照の資料が巻頭にあったので、読み返しやすくてよかった。

  • 霧舎巧は結構ファンで、たぶん文庫になった作品は全部読んでる。「ドッペルゲンガー宮」にはじまるシリーズは、もうベタベタの本格推理小説で僕のお気に入り。
    でも霧舎学園シリーズはなかなか文庫化されなくて、もうしびれをきらして今回読んでみた次第。

    うーん、まあ悪くはない。確かに、ライトノベル風だからそこにあわせてしょうもない謎解きを用意した、というわけではないことはわかる。
    でもなんだろなあ。やっぱこういうノリの話がそもそも僕に合わないからか、いまいちカタルシスがないまま終わってしまった。

    ま、ここで評価を下すのはちと早い。
    もうちょっと別のシリーズも読んでみようと思う。

  •  「ゼロゼロみっしつ」と読んでは駄目。「ラブラブみっしつ」と読むのです。
     霧舎学園シリーズ第一弾。これ、密室本だったのね。先月、密室本が密室のまま(つまりは初版ってこと)のこいつを本屋で見かけ思わず購入。(売れてないのか、霧舎。)
     学園ラブコメと帯に書いてあったが、まさしくその通り。もうそれ以外の言いようはない。
     ただ、謎解きは非常に緻密で面白い。表紙がショッキングピンクだからって、イラストがアニメ系だからって、侮っちゃ駄目だってことに気が付いた。
     高校生のラブラブイチャイチャに目をつぶれる人なら読んでみてもいいかもしれない。
     ちなみにこれ、キャラクタが「ドッペルゲンガー宮」とリンクしていたことに、終盤になってようやく気付いた。

    04.02.13

  • 4
    表紙が恥ずかしいシリーズだが、意外と面白い。一見おまけな巻頭の“入学案内”がストーリーにも謎解きにも絡み、とても良く出来ている。
    引用文に金田一少年随一の名言を持ってきたところに、作者の意気込みが相当高いことが伺える。あとがきに書かれた狙いはクリアされていると思う。

  • 恋愛ミステリー。
    高校の噴水の前で霧の日に鐘の音と共にキスをすると二人は幸せになれる。てな何処にでもありそうで、でも何処にでもなさそうな伝説にいきなり巻き込まれた主人公の琴葉ちゃん。伝説に巻き込まれただけならまだしも、そのすぐ傍に死体が転がっていたなんてことがあって大騒動になってしまう。一体、誰が犯人であるのか。自らの潔白を証明するため、自らの身を護るため、ライバル役の保君に勝つべくお相手の棚彦君と犯人を推理していく。
    若干、展開にご都合主義的な部分があるので(母親が警察署長で事件を担当しているとか、いきなり盗撮犯がいるとか)、リアリティーとか求める読者には好まれないかもしれない。しかしながら、推理としては本格的で最後のどんでん返しもあり、愉しめる展開になっている。

  • サクサク読めるライトなミステリ。意外と本格的。同著者の他の作品も読んでみたいな。

全45件中 1 - 10件を表示

霧舎巧の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×