朽ちる散る落ちる (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061822528

作品紹介・あらすじ

土井超音波研究所の地下、出入りが絶対に不可能な完全密室で、奇妙な状態の死体が発見される。一方、地球に帰還した有人衛星の乗組員全員が殺されていた。数学者小田原長治の示唆で事件の謎に迫る瀬在丸紅子は、正体不明の男たちに襲われる!前人未踏の宇宙密室!ますます冴える森ミステリィ、絶好調Vシリーズ第9弾。

感想・レビュー・書評

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  • へっくんがいなくなって取り乱す紅子さんに安心した。ちゃんと愛しているんだな。いつもほったらかしのような印象だったから。保呂草さん、本当についてなかったな。れんちゃんを見てるとなんだか切なくなる。れんちゃんが好き!

  • 初読
    2013.12.18

    再読。謎の連続で、どこから繋がるのかと楽しんで読めた。規模が大きい話だけど、わりとめでたしで終わった感じ。知らなくて良いこと、隠し通さなければならないことが世の中にはたくさんあるのだなと思った。保呂草と練無がラスト微笑み合うのがとても心に残る。しかし、壮絶な仕掛けだな〜。地下。一番嫌な死に方。
    2020.07.10

  • 既読
    文庫版

  • Vシリーズの中では一番つまらなかった。
    といってもまだこの前の3作読んでないんだけど。

  • 「六人の超音波科学者」まだ終わってなかったんだと再認識.一つ露わになると,また他にも露わになってくるもんだびっくり.今回はへっくんのことで紅子さんが必死になって,やっぱり母親だと嬉しくなった.

  •  Vシリーズの9作目。
    Vシリーズも、残り1作・・・。

     7作目の『六人の超音波科学者』の事件からすぐ後の話であり、短編集『地球儀のスライス』に入っている『気さくなお人形、19歳』とも大いに繋がりのある作品。
    土井超音波研究所の地下、密室空間で発見された死体にまつわる云々は、仕掛けが壮大で理系がさっぱりダメな私には到底理解ができなかったけれど、今までうっすら登場していた人たちの意外な繋がりやドラマが楽しめた。
    母親として、林と元夫婦として、でもやっぱり天才で独特で複雑で・・・シリーズの絶対的な主人公としての紅子のいろいろな面が、この作品に集約されていたように思えた。
    誰も紅子には敵わない。

  • 2015.08電子書籍で再読。
    物理トリックはひとまずなるほど、だけど、急に背後にでかい組織が出てきて、…まだ消化不良…

  • 前の作品の続き物みたいな感じなので、訳が分からない事が度々・・・・・
    だいぶ前に前作を読んだので、ほとんど分からないまま読み進めました。
    今回の事件?があまり好みではなかったけど、このシリーズのキャラクター性が好きなのでそれだけで満足。
    (ストーリー:☆☆)(キャラクター性:☆☆)=☆4つという感じです。
    前作のすぐ後に読んだら、面白味が増すかも

  • 面白かった。結局、宇宙船の結論がそこか、というところに少し不満があるが、全体像は心地よい。科学を否定することへの愚考を 紅子に言わせたところは好き。

  • ようするに、つながっているのに、つながらない。

    抽象的な話でしたが、最後まで予想がつかず気になったまま読み切りました。そして紅子さんはさすがです。最終巻、どうなるのか…。

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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