猫丸先輩の推測 (講談社ノベルス)

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著者 : 倉知淳
  • 講談社 (2002年9月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061822726

猫丸先輩の推測 (講談社ノベルス)の感想・レビュー・書評

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  • 猫丸先輩という一見風変りの人物が中心になって日常ミステリーを解決していくストーリー。
    名乗らない人物から電報が届いてしまうのは何故だろうか?
    ペット探しの探偵が猫を見つけたはずなのに依頼主に喜ばれないのは何故か。
    花見に行ったら次々とその場所を奪おうとする人がかわりがわりに現れるのはどうしてだろうか?
    などなど、不思議な日常を解決していくミステリー。
    猫丸というキャラクターが嫌味っぽく感じられるが、それでいてどこか憎めない魅力があり、とてつもない推理で物事を解決していく。

    ただ、やっぱり途中から単調さが感じられ、どうしても飽きが来てしまう。猫丸が出てくるまでのネタ振りがどうしても面倒に思えてならないのだ。
    個人的な趣向で点数を下げるのは良くないかもしれないが、そんな風に思えたのである。

  • 『病気、至急連絡されたし』手を替え品を替え、毎夜届けられる不審な電報、花見の場所取りを命じられた孤独な新入社員を襲う数々の理不尽な試練、商店街起死回生の大イベントに忍びよる妨害工作の影……。年齢不詳、神出鬼没、掴みどころのないほのぼの系、猫丸先輩の鋭い推理が、すべてを明らかにする。

  • 講談社発の「猫丸先輩」シリーズです。
    イラストは唐沢なをきさんが描いています。

    ◆夜届く
    猫丸先輩の後輩・八木沢の家に不吉な電報が届くが、実家では何も起きていなかった。
    差出人名不明の電報が、一度だけではなく三度も届く。

    猫丸先輩の解釈は、他愛もないことでした。
    真の被害者は、八木沢ではなくて電報配達の兄ちゃんでした。

    八木沢くんは、猫丸先輩にボロクソ言われています。
    「平凡の国から平凡を広めるためにやってきた平均顔」って。

    ◆夜の森の七部咲きの下で
    新入社員の男のコが花見の場所取りでボーッとしていたら、怪しい男が次々と現れます。
    彼等の目的は何なのか。
    場所泥棒なのか?

    秋に読んでいても、頭の中がピンクに染まりそうです。
    謎の男達が本当に家具を盗む連中なのかは、作中で語られていません。

    ◆失踪当時の肉球
    語り手はハードボイルド気取りの探偵ですが、探偵は探偵でも「ペット探偵」です。
    暑くてもトレンチコートを着て、竹輪をブラブラさせながら猫を探すので、変態扱いされています。

    何故、迷い猫探しのポスター全てに悪戯がされていたのか。
    可愛がっていた猫を見つけたい、しかし大っぴらには探せないのは辛いでしょうね。
    実際に目の辺りにしたら不気味だろうな。

    家に居着く猫は、そんなに失踪するものなのかね。
    猫を飼った経験がないので、素朴な疑問です。

    ◆たわしと真夏とスパイ
    語感が「部屋とYシャツと私」っぽいです。

    近くに出来た大型スーパーマーケットに対抗して、商店街で祭りを開催することになったが、次々と悪戯が起きていた。
    これらはスーパー側のスパイの仕業なのだろうか。

    犯人は魚屋さんでした。
    魚に当たったら嫌だなあ。

    ◆カラスの動物園
    動物園でスリ騒ぎが起きます。

    スリらしき男には盗品を持っている様子がない。
    お金はどこへ行ってしまったのか。

    謎よりも、ネコミミをつけた猫丸先輩が気になりました。

    ◆クリスマスの猫丸
    簡単に言うと、イヴにも拘わらず、猫丸先輩にたかられた八木沢くんの話です。
    また言われ放題だよ(笑)

  • 人が死ぬわけでも犯人を追い詰めるわけでもないミステリ

  • 唐沢なをきの表紙だわ~。なんとなく好きよこの人。

    ブックデザイン / 熊谷 博人
    カバーデザイン / 城所 潤
    カバー・本文イラスト / 唐沢 なをき

  • ほのぼの系ミステリ。

    事件(といっても悪戯程度)を年齢不詳の猫丸先輩が安楽椅子探偵のごとく解決していくショートストーリーが収録されている。

    一番のウリは猫丸先輩のキャラ。
    30代らしからぬ愛らしい外見と猫のようにつかみどころのない性格が読み手にどうウケルか。
    あまり毒のないキャラだから万人受けはするのかも。

  • 八木沢くんお気の毒さまです☆ 猫丸先輩は猫と思ってあきらめましょう。http://blogs.yahoo.co.jp/rrqnn187/9228185.html 

  • またもや登場~の猫丸先輩。4冊目の本だそうです(私が読んだのはまだ2冊ですが)
    今回も6作品から成る短編集で、1月から12月まで…正月明けからクリスマスイブまでの間のお話なんですが、どうも八木沢くんが猫丸先輩にタカられるトコロから始まって、最後もタカられて終わっているような…んでもって、猫丸先輩は前より毒舌というかタチが悪くなっているような…。
    八木沢…不憫なヒト…。

    毎夜やってくる電報の謎…「夜届く」
    花見の場所取りをしてる新入社員に寄ってくる人の変な行動…「桜の森の7分咲きの下」
    にゃんこ失踪捜査中の変ないたづら…「失踪当時の肉球は」
    起死回生を狙う商店街のイベントで妨害工作をする犯人は…「たわしと真夏とスパイ」
    動物園でひったくり事件の犯人はお金をどこにやったのか…「カラスの動物園」
    店の前を三度全力疾走するサンタの謎…「クリスマスの猫丸」。
    以上6作品。
    これらの謎を猫丸先輩は「ふーん、なーんだつまんないや」と言ったり「いや、単なる可能性なんだけどね」なーんて言いながら解いてみてくれます。くわえ煙草で、眉毛まで垂れた前髪の下から猫みたいな真ん丸の目で、ぽかーんと空を見上げつつ…とかしながら、ねv

    どーでもいいんだけど、ねこまるたろうくんストラップ、あたしも欲しいよぅ。

  • 猫丸先輩シリーズ短編集。
    相変わらず 猫丸先輩は人生をエンジョイしてて面白いなぁ。
    殺人事件とか重いミステリが苦手な人も気軽に楽しめると思います。
    事件そのものはたいしたものじゃないんだけど、もう猫丸先輩が出てきてしゃべるだけで面白い。猫みたいな可愛い外見で口を開けばじじくさい台詞が飛び出してくるそのギャップが大好きだ。

  • 猫丸先輩シリーズの短編集。
    安定感のあるシリーズです。

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