サイコロジカル(下) 曳かれ者の小唄 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061822849

感想・レビュー・書評

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  • 堂々と間違った言葉遣いや修飾詞を使われるのが面白い。
    徹頭徹尾戯言。
    小唄さんは分かってたぜ!人志くんが何者かはイマイチ謎のままだった。

  • なんか違和感あるなーと思いながらエピローグでやっと気づくという。だまされた感がする。

  • 戯言シリーズ、第5巻。

    兎吊木死後。解決編。
    いーちゃんがボロボロに。
    最後、例の看護婦さんが出てくるかと思ったが出て来なかった。あれ?

    全ては仕組まれていた。

    「決断することが嫌いでした。何かを選ぶことが嫌いでした。他人に興味が持てませんでした。人と競うのがいやでした。人と争うのがいやでした。笑われるのがいやでした。笑うこともできませんでした。泣くこともできませんでした。楽しむことも怒ることもできませんでした。何もできませんでした。何も感じませんでした。何も手には入りませんでした。手に入らないから壊しました。手に入れたかったけれど壊しました。欲しかったから捨てました。信じたかったから背徳しました。好きだったから否定しました。守りたかったから傷つけました。心地よかったから逃げ出しました。仲良かったから孤独でした。羨ましかったから潰しました。必要なものは不必要になるまで。好きなものは嫌いになるまで。冷めている人間の振りをしました。悟ったような人間の振りをしました。賢い人間の振りをしました。道化な人間の振りをしました。人間の振りをしました。自分以外の誰かの真似をしました。自分以外の誰かの真似ができませんでした。自分以外の誰かに憧れました。自分が嫌いでした。自分を好きになろうとしました。自分以外の誰かを好きになろうとしました。自分以外の誰かを愛そうとしました。自分以外の誰かを愛せませんでした。自分を愛せませんでした。愛し方も愛され方も平等に分かりませんでした。だから逃げました。だけど逃げられませんでした。どこからも。誰からも。
     生きてることはつらかったです。」
    p199より。

  • 物語としては、シリーズで一番好きかも。

    あいつの再登場がこれから先に無いことにガッカリだ。
    むかつくけど、キャラとしてもあいつが一番好き。

  • 上下巻に分けた理由が会話文の引き伸ばしとしか思えない。

  • 新書購入

     戯言使いシリーズ 04。
     推理物。一人称。
     恋愛の始まり。
     っていうほかないですね。
     人は知っている者に恋はしないのです。
     知らない一面を見て、興味を引かれ、恋に落ちるのです(苦笑)
     というわけで、「いーちゃん」は友の知らぬ姿に意識します。今まで彼女のことを完璧に知っていたとおもっていたのに、知らない顔を見せられてぞくぞくっです。
     今回もまた、無残な死体がでてきます。が、死人は一人なので、まあよかったかも。(クビツリが一番被害者の数が多かった)

  • 戯言シリーズ、取り敢えず読んでみてはいるけども、どうにもこうにもあたしゃいーちゃんが好きじゃなさすぎるぜよ。

    物語的にはこれが一番好きです。いいラスト。

  • 事件の真相が正しく理解できているか不安。会話を楽しめればそれでよしか。

  • 天下エンジニア・玖渚友がかつて率いた電脳集団、<一群>の一員、兎吊木垓輔との面会に赴く「いーちゃん」と友。斜道卿壱郎研究所を舞台に友の過去が語られる。

  • 害悪細菌が掴めない〜

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著者プロフィール

1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞してデビュー。デビュー作を含む「戯言シリーズ」は若い読者に大人気となる。2006年刊行の『化物語』は〈物語〉シリーズとしてシリーズ化され、アニメ化・ゲーム化され様々なメディアミックスが行われている。矢継ぎ早に刊行するすべての本が常にベストセラーとなり、当代随一の「物語師」として活躍中!

「2014年 『「偽物語」PremiumアイテムBOX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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