殺しも鯖もMで始まる (講談社ノベルス アY- 3)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (152ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061822887

感想・レビュー・書評

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  • 奇術師の魚屋黒妖斎が川岸の土中から発見された。犬が掘って見つけた穴は過去に掘られた形跡はなく、いわゆる密室状態だった。そこに残されたダイイングメッセージの「サバ」や、死因である「餓死」など、不可解な点がある。刑事の加藤と、葬儀社の樫村が事件の真相に迫る。

  • 掘られた形跡のまったくない地中の空洞で奇術師は餓死していた。
    ダイイング・メッセージ「サバ」は何を意味する?
    そして容疑者が雪の山荘に閉じ込められた夜、第二の密室殺人が発生…。
    (アマゾンより引用)

    何か…最後の謎解き意味が分からなかった(;・д・)
    は??どういうこと???的な…
    この探偵もいちいちイライラするヾ(`Д´)ノ

  • バカミスですよね?

  •  そのシュールな世界観で、非常に新鮮な風味の「ダブ(エ)ストン街道」を書いた著者初の密室本。掘られた形跡がまったくない地中の空洞で奇術師が餓死した。ダイイングメッセージに「サバ」という2文字を書き残して・・・。そして容疑者たちが雪の山荘に閉じ込められた夜、第二の殺人がまたも密室で起こる。そしてジャック・ロビンソンとはいったい・・・。
     まず本の装飾がいいです。ジャケ買いしちゃった人もいるのではないでしょうか。本編はと言いますと・・・バカミスです。この一言に尽きます。ユーモア小説+本格風味といった感じ。本格を期待して読むと壁に投げつけることになるかもしれません(笑)

  • 2008/1/28
    探偵がかわいげがあっていいんじゃない。
    たとえの意味がわからないまま進んでいくのはモヤモヤするけど。
    でもまあ普通にミステリ。

  • タイトルからして下らなさ満載のバカミス。中身を読んでも本当にくだらない。作者の茶目っ気がよく伺える作品であるが、パワー不足。同じ傾向なら、下らなさが前衛的なまでに昇華された『実験小説 ぬ』の方を薦めたい。

  • なんというか…この人上手いね。個性的で面白い探偵役の造詣といい密室の面白さといい文句なし。さらに「サバ」と「ミソ」っていうダイイングメッセージはユーモラスなのに必然性があるという面白さ。かなり堪能しました。

  • 発売した年を締めくくるに、ほんとうに相応しい!と思いました。名前が素敵過ぎる。

  • 講談社ノベルス20周年記念に発刊された「密室本」のひとつ。ことわざをちりばめたセリフの意味を全部理解することはできなかった(途中で断念した)がテンポよく読めたので許す。しかし、ダイイングメッセージが「サバ」「ミソ」って。。最後まで分からなかった。サバオ@明和電機の顔がついつい浮かんでしまう。(2005.1.7)

  • どうにも。ダイイングメッセージにしても、地中密室にしても。謎は非常に魅力的なんだけど。解決はあまりもこじ付けというか、牽強付会というか。トリックのためのトリックとはまさにこのこと。樫村の突飛さというか、一癖も二癖もある描写は嫌いではないが。

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著者プロフィール

1959年兵庫県生まれ。関西大学卒業後、コピーライターを経て、98年『ダブ(エ)ストン街道』で第8回メフィスト賞を受賞しデビュー。2003年『石の中の蜘蛛』で第56回日本推理作家協会賞長編部門を受賞。

「2022年 『我が尻よ、高らかに謳え、愛の唄を』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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