- Amazon.co.jp ・本 (752ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061822931
感想・レビュー・書評
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犯人この人かな?と思いつつも、読み進めて行くうちに不安になってくる。惑わされたなぁ、という感じ。
そこは面白かったけど、全体的にもやもやして、なかなか読み進める気力がわかなかった。
常識って何だと思った話だった。 -
おいしい
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久しぶりの京極堂シリーズ。ついに出ましたおんもらき。(もう漢字変換する気もなし。)
昔、京極堂シリーズを読んでたが、はるかにあの頃よりも京極堂たちが語っている内容を理解できるようになっている。さすが大学。ビバ知識。多少は成長したってことだろう。(今回が今までより分かりやすい内容ってだけか?)
いや、今回のがハイデガーだとは思わなかった。冒頭読んで思わず、「ハイデガーかよ!」と突っ込みを入れてしまった。
関君は相変わらずうだうだぐずぐず。読んでて腹が立つ。京極堂は相変わらず回りくどい。榎さんは相変わらず破天荒でめちゃめちゃ。お盆頭乗せが得意って、あんた。木場修の旦那は相変わらず渋くてかっこいい。
高柳はもしかして旦那が一番好きなんじゃないだろうか。(京極堂シリーズを読み始めて三年経った今気付く新事実・笑)
筋も良かった。三人の人物の視点から一つの物語を追う形式。関君と伯爵と伊庭さんと。
オチは早い段階で読めてたが、それは大きな問題にはならない。
そして、それが実際に可能かどうかが問題ではない。
「それを知らない人が居るんです」
この台詞には傍点が振ってあったが、それだけ強調したいのだろう。
明らかに高柳が拙作『被験者』で書いた台詞と同じ種類だと思う。
実際にいるかどうかが問題であり、その世界には実際にいたという事実、それだけがある。
現実世界で可能かどうか、なんて、そんな問題を取り上げるだけ野暮。
03.08.13 -
途中で犯人がわかっちまった…
塗り仏よりはテンポも良くて読みやすかったけど、やっぱこの結末はどうかなあ-
たぶん2回目。
ごく普通の事件?
犯人が憎めないところもこのシリーズでは珍しい。
シリーズで1番面白くないかも。
それとも飽きてきたのかな?たぶん2回目。
ごく普通の事件?
犯人が憎めないところもこのシリーズでは珍しい。
シリーズで1番面白くないかも。
それとも飽きてきたのかな?2020/09/01
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榎さん出ずっぱり!?と興奮したものの、視力が失われてるんじゃん。態度は相変わらずだけど行動に制限かかる感じがずるい…。もっと全面的に出張っちゃって破壊的攻撃的行動で愉快にさせて欲しかった。
今迄読んだ百鬼夜行シリーズの中で一番読みやすかったし結末が見えやすかった。しかし心の座りが悪くなるのは変わらない。 -
夏の京極夏彦イベント関連で再読したくなり、読みやすそうだったので。何度読んでも遺族がかわいそうになる。
巷説百物語にも関連する話があるので、そちらも読み返す。 -
関口巽大活躍(?)のお話で満足です(笑)
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白樺湖畔の「鳥の城」を舞台に、5人も続けて新婚初夜に花嫁が殺害される。
単なるミステリではなく、林羅山とハイデッガーの共通性、本来の仏教にはない儒教的習慣を多分に取り入れた日本仏教の特殊性など、ペダントリな要素を楽しめる作品です。