陰摩羅鬼の瑕(おんもらきのきず) (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (752ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061822931

感想・レビュー・書評

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  • 関口さんが頑張ってました。
    伯爵の場合は極端ですが、だれしも自分の中の世界で生きているものですよね。
    自分が当たり前だと思っていることが必ずしも他人もそうだとは限らない。

  • 京極堂シリーズ第7弾です。
    死という非常に興味深い事柄を題材にしています。
    今回の私は珍しく早い段階で犯人が分かってしまったのですが、それでも最後まで楽しめました。
    私の大好きな榎さん大活躍でとても楽しく読めました。
    榎さんが変人でかっこよくて良い味出しています。

  • まさかのタツミが大活躍なんてー誰も教えてくれなかったからこうなっちゃうなんて箱入り息子も考えものだわ
    伯爵と京極堂の論語の問いかけがかっくいい。そんで林羅山おもしろいな!

  • [ 内容 ]
    白樺湖畔に聳える洋館「鳥の城」は、主の五度目の婚礼を控えていた。
    過去の花嫁は何者かの手によって悉く初夜に命を奪われているという。
    花嫁を守るように依頼された探偵・榎木津礼二郎は、小説家・関口巽と館を訪れる。
    ただ困惑する小説家をよそに、館の住人達の前で探偵は叫んだ。
    ― おお、そこに人殺しがいる。

    [ 目次 ]


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    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 2010年6月29日
     
    ブックデザイン/熊谷博人
    カバーデザイン/辰巳四郎
    組版レイアウト/京極夏彦

  • 珍しく関口先生大活躍?!

  • 京極堂シリーズの中では1番好き


    由良さんが私の好み過ぎる
    もう私が嫁に行きたい(笑)

    このお話はただただ痛い
    そして哀しい

  • 白樺湖畔に建つ壮大な洋館。主の名は由良昂允(ゆら_こういん)。戦後になるまでは伯爵の称号を持つ人物。彼は5度目の婚礼を控えていたが、過去の花嫁は何れも初夜が明けた朝に何者かによって命を奪われていた。花嫁を守るよう依頼された探偵・榎木津礼二郎だったが。体調を崩したか熱により一時的に視力を失っていた。探偵の付添いを頼まれた小説家・関口巽はただただ困惑し狼狽するばかり。だが、眼が見えないはずの探偵は、館の住人たちの前で叫んだ。
    ―「おお!そこに人殺しがいる!」

    知人から余程薦められたから等の理由がない限り、新作の(純粋な)ミステリ作品に手を出すことはないのだが、これだけは別(「姑獲鳥の夏」から全てノベルスで読んでいる)。前作「塗仏の宴」(ノベルス版)が出たのが98年だから、京極堂の長編作品としては5年ぶりになる。

    人気シリーズの上、ミステリを読みつけない人間なので余計なことは書かないでおこうかと……予想してたよりもかなーりグロい。想像すると、だが……とだけ。
    ミステリとしての出来がどうなのかは知らないが、自分としては予想以上に楽しめた1作。でも長い。
    持ち歩いて電車内で読むにはチト辛かったw

  • 2003年10月27日読了。以下、過去の日記から抜粋。

    久しぶりの京極堂シリーズ。
    前回の『宴』があまり好みではなかったので、
    今回は期待半分、不安半分。
    軍配は・・・まぁ期待通りといったところかな。
    ただ、いろいろな場でいろいろな感想が言われるとおり、
    ちょっと単純? 私ですら犯人がわかったもの。
    でも、京極氏の小説はストーリーを追うだけでなく、
    盛り込まれた雑学的要素も面白い。
    知っている名前や事実が出てくると「おっ」と思うし。

  • ここまでのこのシリーズは、読んでいてクライマックスに従って、おぉ、そうだったのか!っていう不思議を解いてゆく、展開の気持ちよさがあったのですが、この本に関しては少しそれが薄まってるというか、途中から結末(オチ)の展開が読めてしまったので、これまでのシリーズより「なーんだ」となってしまいました。
    多分今まで本を読んでいて、期待していた分、(それまでに比べて〜という意味で)★2つとなってしまいました。

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著者プロフィール

1963年、北海道生まれ。小説家、意匠家。94年、『姑獲鳥の夏』でデビュー。96年『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、97年『嗤う伊右衛門』で泉鏡花文学賞、2003年『覘き小平次』で山本周五郎賞、04年『後巷説百物語』で直木賞、11年『西巷説百物語』で柴田錬三郎賞、22年『遠巷説百物語』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『死ねばいいのに』『数えずの井戸』『オジいサン』『ヒトごろし』『書楼弔堂 破暁』『遠野物語Remix』『虚実妖怪百物語 序/破/急』 ほか多数。

「2023年 『遠巷説百物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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