虚空の逆マトリクス (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 1039
感想 : 57
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061822962

作品紹介・あらすじ

資産家令嬢西之園萌絵にとって、その晩は特別な夜になるはずだった。ところが、小さなすれ違いから、誘拐事件の謎ときに…(「いつ入れ替わった?」)。海辺の街の停留所で毎日バスを待ちつづける女性の背後に潜む謎(「赤いドレスのメアリィ」)。輝きに満ちた森ミステリィの宝箱。全7編収録。

感想・レビュー・書評

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  • トロイの木馬はやっぱり、難しいです…。
    Defective in Detectiveがかっこいいです!
    好きな回文は、「イタリアで見る絵、買える身でありたい」です。あと、「練無なりね」も。

    いつ入れ替わった? 嬉しい!こんな二人が読めるのを、ずっと楽しみにしてました。幸せです!

  • 「いつ入れ替わった?」が読める短編集。

  • 短編集7編
    色々なタイプのミステリー.「トロイの木馬」が良かった.「ゲームの国」はストーリーはともかく,回文が面白くてついついこの短編に長居してしまった.

  • いつ入れ替わった?
    指輪エピソードが素敵。犀川先生らしい。

  • 7編の短編集。

    バス待合所のベンチに毎日座っている『赤いドレスのメアリィ』と
    内容よりも回文に圧倒された(笑)『ゲームの国』が
    印象に残った。

    回文、すごすぎ。
    そんな長いのもできるもんなんだ!!と感動しました。

  • 「トロイの木馬」には頭がついていかなかった悲しい。「いつ入れ替わった?」S&Mシリーズ好きには堪らない。こんなに貴重なエピソードが短編集で見れるとは。

  • 短編集。トロイの木馬要チェック。回文には脱帽。
    四季秋にでてきた犀川・萌絵の指輪のエピソードあり。この話で☆の数をあげている。

  • トロイの木馬、赤いドレスのメアリィ、不良探偵、話好きのタクシードライバー、ゲームの国(リリおばさんの事件簿1)、探偵の孤影、いつ入れ替わった?
    7編収録

    珠玉の短編集.回文なかなかよい.
    「雪に都の西南、桜花無に消えりと瞳濡らし、今朝何故か目開きて震え、身もにわかに熱を出し、床敷き夢去るは、死なむ友と虚し、春雨行きしこと、羊歯を常に河にも見える、不敵雨風、情け知らぬ身と、独り駅に向かう女、伊勢の子、闇に消ゆ」

  • 7本の短編ミステリが詰まっています。
    好きなのは1本目の「トロイの木馬」。気になって仕方ないのは「いつ入れ替わった?」です。
    というか、「いつ入れ替わった?」は結局最後まで分かりませんでした。
    どれもこれも面白かったです。
    短編集なので気軽に読めるのもいい感じです。

  • 萌絵がこんな可愛いと思ってませんでした。そして「いつ入れ替わった?」がいちばん好きでした。

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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