『アリス・ミラー城』殺人事件―不可能犯罪の連鎖 (講談社ノベルス キI- 3)
- 講談社 (2003年5月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061823099
感想・レビュー・書評
-
“主人公”という存在が安定していないため、登場人物を覚えるのが大変だった。
中でも无多(ないだ)なんて何回もルビ振ってくれないと読めない。
感情移入する間もなく話は進んでしまい、終わってしまった。
正直何にも感じなかった。
真相も驚かず、強引というか、アンフェアというか……
これは色々言われても仕方ない気もする作品です(苦笑)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
初めての北山猛邦作品。
孤島の城に集められた探偵たちが、一人、また一人と殺されていく。密室あり、犯人の眼前消失ありのクローズドサークルミステリ。
こういうのは大好物なんですが…でもこれは好みが分かれる作品ですねー。
ネタバレあります↓
読み終わったあと意味がわからず、サイトの感想を見てやっと犯人がわかった。それくらい見事に騙されてたわけだが、あまりに分からなすぎてスッキリしない。読み直して、ここにいるのがアリスかーとは分かったけれども、流石に探偵全員アリスのことを言わなすぎ。海上が犯人を名指ししたときも、普通ならアリスはどこだ?ってなるだろうし、そのあともルディが犯人は白角かもしれない的なことを言ってるし、そんなことある?少なくとも、疑うでしょ。
その辺の展開において、これは叙述トリックとしてアンフェアかなあ。
正直、ミステリとしては種明かしをされた時に「してやられたー!」って思ってナンボ。説明受けてやっとわかったので爽快感はなかった。
動機も意味不明だし。物理トリックは面白いのに惜しいなあ。探偵たちも個性的で、推理はあれこれ楽しめると思う。
-
一行目:午後三時を過ぎると雨が降り出した。
-
key word クローズドミステリー 城シリーズ3
探偵 宝探し 見立て殺人
ミステリー好きにはたまらないオンパレード。色々な死に方(?)があって、それぞれのトリックも面白いところだけど、この本、重要なのはもっと別のことで…。面白い。読み返して思案してもう一度読み直して想像して、何回も楽しめる♪ -
読み終わった後、犯人がわかっても頭の中で?が浮かび、すぐには理解できなかった。殺人のトリックなどは奇抜で魅せられた。上手く騙されたなという印象。
-
まぁ良かったのではないでしょうか。
犯人は最後まで分からなかったけど、
真犯人が分かると、なるほどそうだったのかと
頷ける真相でしたね☺️
物語のテンポも早く、登場人物たちも個性的
映像にすると見たくないシーンが
多々あり、小説本で良かったと思います
ミステリー好きには、オススメかも -
ぜんぶ回収しきったかんじ
ただ少し言い回しが癇に障る部分もあり -
鏡の向こうに足を踏み入れた途端、チェス盤のような空間に入り込む―『鏡の国のアリス』の世界を思わせる「アリス・ミラー城」。ここに集まった探偵たちが、チェスの駒のように次々と殺されていく。誰が、なぜ、どうやって?全てが信じられなくなる恐怖を超えられるのは…。古典名作に挑むミステリ。
孤島の連続殺人、探偵集合、物理トリック、楽しみに読んだのですが…
トリックと犯人がわかってしまった…勿体ない。非常に勿体ない。バレバレじゃないか笑
ネタバレ食らっていないミステリ初心者は今すぐ読みましょう。
定番の本格ミステリの感覚を味わうお手本のような作品です。
動機の壮大さが凄まじい(恍惚
オススメマラソンその⑰
二階堂さんから紹介してもらいました。