被害者は誰? (講談社ノベルス ヌA- 3)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 47
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  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061823174

作品紹介・あらすじ

豪邸の庭に埋められていた白骨死体は誰なのか?黙秘する犯人。押収された手記から被害者を特定する表題作の他、本格の粋を極めた全4編。頭脳も美貌も態度もスーパーな安楽椅子探偵、吉祥院慶彦の名推理。

感想・レビュー・書評

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  • 吉祥院慶彦。頭脳も美貌も態度もスーパーな、小説家で名探偵である彼が、後輩の刑事の話から事件を解き明かす、という短編集。4作品収録。なるほど、っていう話もあるのですが、さほど美貌も態度もいかされてる感じじゃなかった気が。面白くないわけではないけど、個人的には微妙。

  • この手のタッチも面白いけれど、やはり貫井さんの作品では重厚感のある長編が好き。

  • まあ貫井氏もこんなカルイ小説を書くんだという感想だけ。暇つぶし小説の域を出ません。

  • コミカルでライトなフーダニット短編集。
    犯人当てではなく、タイトルにあるように各話ごとに被害者や目撃者などを当てていく作品です。
    4つそれぞれ短編で文章もコミカルだから読みやすい筈…なんですが、「読者を騙してやるぞ!」感がすごくて、それが私にはあまり合いませんでした。
    あと探偵役の小説家が下品で…口の悪い探偵は大丈夫なのですが、下品なのは苦手なんだと実感しました。

  • 頭脳明晰、ハンサムで名作家の吉祥院先輩と警視庁捜査一課所属の刑事・桂島のやりとりが痛快です!ある意味、ミステリー作品としての謎解きよりも、彼ら二人の会話の方が面白い様な気が。。。

  • 表題と、目撃者」・探偵・名探偵のいずれも、誰?をつけた4編。容姿端麗なベストセラー作家だが、少々偏屈な探偵のもとに、捜査一課のボクが足しげく通うストーリー。
    なにかのパロディなのか、大真面目なのか…とにかく、ミステリ入門編。とくに、被害者と名探偵の人物置き換えトリックは王道。目新しさがないと、少し苦しい。

  • タイトルに惹かれて借りたけど、この探偵役、苦手だ。
    コミックスなら画力でまた違うかも、だけど。
    昔一回読んだことあった。
    二作目で思い出した。

    着眼点とトリックは面白いのに。残念。

  • 刑事と、先輩のミステリー作家が事件のナゾを解いていくという
    どこかで聞いたことがありそうな小説。
    この小説家の、刑事に対する言葉づかいが、とても嫌い。
    事件の内容を話すところなどを、字体を変えてあるんだけど、
    それが、ものすごく読みづらい。
    貫井徳郎の本って、当たり外れの差が激しいから、
    一種のカケ。

  • 【書評】被害者は誰?「貫井徳郎」 http://blog.livedoor.jp/ecwebjapan-books/archives/21486569.html

  • 貫井作品には珍しいコミカルな作品。それでも仕掛けやトリックはらしさがでていて面白い作品。

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著者プロフィール

1968年、東京都生まれ。早稲田大学商学部卒。93年、第4回鮎川哲也賞の最終候補となった『慟哭』でデビュー。2010年『乱反射』で第63回日本推理作家協会賞受賞、『後悔と真実の色』で第23回山本周五郎賞受賞。「症候群」シリーズ、『プリズム』『愚行録』『微笑む人』『宿命と真実の炎』『罪と祈り』『悪の芽』『邯鄲の島遥かなり(上)(中)(下)』『紙の梟 ハーシュソサエティ』『追憶のかけら 現代語版』など多数の著書がある。

「2022年 『罪と祈り』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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