空の境界 上 (講談社ノベルス)

  • 2882人登録
  • 3.65評価
    • (378)
    • (337)
    • (787)
    • (38)
    • (19)
  • 321レビュー
著者 : 奈須きのこ
  • 講談社 (2004年6月8日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061823617

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印

空の境界 上 (講談社ノベルス)の感想・レビュー・書評

  • 学部生の時,本当によく読んだと言える小説は,本書において他にない。まあ,塾講師の仕事が忙しかったというのが一番の理由ですが,それ以上に個人的に,思春期から青年期への橋渡し的意味合いがあった本だったなあと思います。

  • 型月の世界。
    じわりじわりと味が来ます

  •  今まで読んだ小説の中で一番好きな作品。この作品をきっかけに『奈須きのこ』という作家を知り、自分の中の何かが狂っていったのであった……(いい意味で)。
     自分の口から語るのは憚られるくらい大好きな作品ですので、詳細は書きません。あえて書くなら、一章を読んでも『何か格好いい』とか『雰囲気ええなあ……』とか『俺の厨二センサーよ、鎮まれッ……!』などという症状が現れず、それどころか『日本語でおk』となってしまった方は、残念ながら回れ右。一章に関しては「あえて」読み難さを残した作品ではあるのですが、作品の空気が合わない人にはとことん合わないでしょう(自分などはその最初の一ページで胸を撃ち抜かれた典型ですが)。
     ちなみに文庫サイズで全三巻になったものも発売されていますが、個人的には講談社ノベルスの方が好きでした。何と言っても読み易いです、ええ。

  • 交通事故で死に限りなく近づいたことにより、少女は直死の魔眼(万物の綻びが視える)を手に入れた……。
    中二病といわれてしまえばそうかもしれない、しかしこの作者のすごさは設定の裏付けにある。例えば「死の線」について(生物はどれも不完全だから生まれ変わって完全になりたいという願望がある→生きる意志とは別に、死を望んでいる→死の線が存在)。徹底された設定により、この世界観の中ではおよそ矛盾が生じない。
    式をはじめとする異能者たちと世界のあり方を記した物語だが、おそらく作者が真に伝えたいのは誰もが「拠り所」を必要としているということ。
    独創的な視点で紡がれていく世界観に追いつかず、ページの往復を繰り返すことになるだろう。上手くはまれば、これ以上にない出会いとなるが、合わない人は途中で投げ出すことになる。それでも読みたいというならば是非もない。奈須きのこの世界に挑戦してみるといい。

  • 再読だし、アニメも見たし、連載中の漫画も読んでいるので初めて読んだときに比べてバッチリ内容が理解できました。
    内容は「俯瞰風景(空飛ぶ幽霊)」「殺人考察(式の破滅)」「痛覚残留(捻れ)」「伽藍の洞(式の目覚め)」「境界式(荒耶宗蓮と二人の少女)」「矛盾螺旋(vs荒耶宗蓮)」。
    相変わらず万人受けしないであろう読み回しでした。

    第1章にあたる「俯瞰風景」があまりに短かったことに読んでて驚いた。
    そのせいか映画だと戦闘シーンが加筆されていたような?

  • 描写のリアルさにより、
    夢の中にまで変死体が・・・。

    でも続きが気になる!
    と思って、結局最後まで
    読み切ってしまいました。

    不思議な読みごたえが
    ありまして、
    早く下巻を読まねば・・・
    という気持ちでいっぱいです。

    現実世界のような
    異世界のような
    自然に不思議な世界に
    誘われてみては
    いかがでしょうか。

  • 橙子さんが好きだ。

  • 人生屈指の大切な作品。ここからいろいろはじまった

  • 思えば出会いは小学生のときだった。

  • 第1章から初見では分かりにくい叙述トリックとこの上巻では章ごとに時系列がバラバラなので、予備知識なしで読むには難易度が高い。
    型月ワールドを理解すれば面白く読めるタイトル。

  • これほどカテゴライズが難しい作品も珍しい。ライトノベル、伝奇、クソ長い詩、果ては奈須きのこの脳内妄想だだ漏れ作品ともとれる。正直、作風は中二病チックで好きじゃない(ブギーポップに似た感じがある) それでもこの作品の持っている「読ませる力」はすごい。話に一筋通ったものがあり、それを死、存在、認識、言語とかそういったものを通じて読者に経験させてくれる。それこそまさに「」であり、「境界」である。
    読み終わったあと苦手意識のせいで、この作品を長らく積んでいた自分に少しだけ後悔した。

  • 2013年10月読了。

    何年か前に友人に勧めれられて。
    映画を見たので、もう一度読みたくなり再読。

  • 多少グロテスクな表現もあるけど全体的に感じる圧倒的な透明感
    独特の詩を読むような文章(まわりくどいとも言う?)だけど
    私はそれが大好きだ!

    使われる言葉全てに意味や伏線があるので一語も読み飛ばしできない
    時系列がばらばらなので何度も読み返しながら意味を咀嚼して
    じっくり世界観にひたれば読後の余韻もひとしお

    2回読んだら伏線や時系列がすっきりわかるのでさらに良し

  • 私の中2病のスタート地点。
    映画の梶浦さんの音楽がたまらない。

  • 友人から借りて読了。
    一年以上かかった、気がする。内容が非常に難しいので、感想もまとまりがない。出来る範囲で書き残すことにする。



    二年間の昏睡から目覚めた少女・両儀式。彼女は記憶喪失と引き換えに、”直死の魔眼”を手に入れた。浮遊する幽霊、生と死の螺旋構造、残留し続けるありもしない痛み、両儀式における殺人の定義。

    読み始めてから感じるとは非常に難解だということ。橙子や式、幹也を借りて語られる真実や考察は、どこか京極夏彦を思わせる。不明瞭で不可解な『怪奇』というものを、作者の奈須さんの解釈が語られ、その内容こそは興味深いものが多く楽しめる。

    そして最も注目してしまうところは、90年代独特の特異な趣向が光る設定だろうか。魔術師、直死の魔眼、現代では纏う人が少ない着物を纏った、中性的な少女。どれも安易に表現するなら、いわゆる厨二と呼べる、特異性。異常性。厭世的な思想と、非日常感だ。
    そもそもファンタジーなるものは大昔から存在しているのだから、改めて非日常感と言葉にし直す必要もないが、それは少なくともオタク・カルチャーやサブカルチャーに影響を受けているものだろう。
    そしてそれらは必ず血を見ることになる。血に端を発する存在が、それらを日常、あるいは式から見た幹也のいる世界・普遍的で凡庸な生活とは切り離している。
    そしてそれらの要素が絡みながら、時折触れあい、混じり合い、交差し、衝突しながらも物語を進めることができるのは不思議なくらいだった。本来不定形だったり物語の中で重要な要素として完璧に機能するのは難しくなる。

    その中で荒耶宗蓮という人物は、『空の境界』の中で最も重要なある意味元凶でありきっかけであり、両儀式と同様に不可欠だ。それは章題の《境界式》に度々持ち上げられたことからも歴然としている。

    上巻に収録され、式が出会うことになる怪奇は《俯瞰風景》と《痛覚残留》、そして全ての元凶を終結させる《矛盾螺旋》だ。式とは対比的な霧絵や藤乃は、意図的ではなくとも大量殺戮者たちだ。その点《矛盾螺旋》で登場した巴の特異性が際立つ。《矛盾螺旋》は終結を見せぬまま、下巻へと引き継がれた。両儀式の物語の周縁部分であって中心は意図的に回避され、それらの回答や判明は下巻で待つことにする。
    ちなみに解説の山人と偽史の想像力、また文学作品を絡めた怪奇小説に関する解説は、これまた難解だったのが興味深い内容だった。

  • 今改めて読むと、中2病がヒドい笑

  • 2年間の昏睡から目覚めたのち、「直死の魔眼」を得た両儀式が関わっていく、非日常の物語。二重人格に魔術に人形遣い、異能力バトルと魅力的な要素満載。ただ中盤の盛り上がりが凄すぎてラストが小粒に思えてしまったのがやや残念。

  • 巻末の解説を挫折してしまった。何かおかしい。

  • 配置場所:摂枚普通図書
    請求記号:913.6||N||上
    資料ID:50400967

    全7章中第3章まで2008公開中『空の境界』原作

  • 敘述的形式轉來換去,沒有很多主動的第三方描寫,很有意思。

    第一本還只是開始,相信那個有著臭和尚名字的角色出場以後才會更精彩。

  • 中学校の時に読んだ本。

    今でこそ中二病というか、なんというかラノベ中のラノベだなぁと(笑)
    奈須さんの本はこれしか読んだことがありませんが、
    面白かったです。
    映画化、漫画化されたみたいですが、
    これが自分の中では一番だと思ってます。
    ラノベはなかなか読まないのですが、
    これは割と読みやすかったかなぁ。

  • カテゴリーをラノベにするかで迷うところ。(結局ラノベにしましたが)
    映画と小説で補完しながら読むといいかもしれません。
    70年代80年代の伝奇小説の流れを書いた解説が興味深かったです。

  • 読みにくいな……。時系列がよく分からなくて混乱する。私のあたまが悪いのか。
    浅上藤乃の話が好き。

  • 難しい書き方でしたが、内容は楽しめました。
    読んでいるうちに夢中になってしまいます。

全321件中 1 - 25件を表示

空の境界 上 (講談社ノベルス)に関連する談話室の質問

空の境界 上 (講談社ノベルス)に関連するまとめ

空の境界 上 (講談社ノベルス)を本棚に「読みたい」で登録しているひと

空の境界 上 (講談社ノベルス)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

空の境界 上 (講談社ノベルス)の作品紹介

二年間の昏睡から目覚めた少女・両儀式が記憶喪失と引き換えに手に入れた、あらゆるモノの死を視ることのできる"直死の魔眼"。浮遊する幽霊の群れ。人の死を蒐集する螺旋建築…。この世の存在のすべてを"殺す"、式のナイフに映る数々の怪異。非日常の世界は、日常の世界と溶け合って存在している-。-あの伝説の同人小説の講談社ノベルス化が満を持して成就。

空の境界 上 (講談社ノベルス)のKindle版

空の境界 上 (講談社ノベルス)の文庫

ツイートする