四季・冬 (講談社ノベルス)

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著者 : 森博嗣
  • 講談社 (2004年3月6日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061823631

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森 博嗣
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四季・冬 (講談社ノベルス)の感想・レビュー・書評

  • 真賀田四季の孤独な100年。
    天才の完璧な記憶のシステムは時間の概念を超越する。
    それが断片的にかつ不連続で再生されるために起こるわかったようでまるでわからない、なのに不思議な清涼感。
    森博嗣・ザ・ワールドとしか言いようがない。

    犀川のことが実は好きだったのに自制していたなんて人間らしいこともするんだね。

  • 天才を書く森さんが天才だよなぁと思いながらの四季シリーズラスト作。最後の伏線回収は特にぞわっとしました。またすべてがFになるから読もうかなぁ。

  • とうとう、4つの季節が過ぎ去った。
    季節が進む度に、真賀田博士が成長するにつれて、現実と仮想空間が混ざり合い、溶け込み、夢と現実が一体化する。
    でも、どちらが現実か、などと決めるのもナンセンス。

    生きること死ぬこと、その区別はどこにあるの?
    自由に思考する、という事を考えさせられる。なんだか、胸が痛む。

    そう、言葉にならない感想しか抱けない。
    この物語、全ての人物が真賀田四季博士が構成する人格なのでは?という疑い。
    私が知っている時から8年が経過していた。
    物語が与えるのは、幻想?それとも…

    四季シリーズを通しての評価は5。
    真賀田博士に魅入られた人々の末路。私はどうなのだろう?才能が認められのは嬉しい、しかし、彼女の前で正気でいられる自信などない。生まれた瞬間に決められた運命、あるのでしょうか?

  • 百年シリーズを読み終えてから本作を読んだ今回、あぁーなるほどそうだったのか!と腑に落ちる人間関係。

  • 生命は生まれ、遺伝子に刻まれた
    「ここではないどこか」
    を無意識に目指し変化(成長、進化)していく

  • 哲学的すぎてわからない・・・。
    森ワールド全開な一冊

  • 三十路も半ばになった四季の内面の物語。
    ストーリーらしいストーリーは一部で、あとは対話というか議論というかだったり幻想世界だったりで、ここはどこ、私は誰でした。
    でも、ラストのシーンは好きです。澄んでいて、きんと冷たくて、でも暖かくて。
    とても『綺麗』でした。
    彼女のこれから、彼女の子供、もっと見ていたかったなあ。

  • 2016.12.27読了。

    1mmも理解できない…!

  • なかなか感想を書くのは難しいのだけど…。
    森博嗣感に浸っている。

  • 難解。

    だが、そういう考え方もあるのかと、はっとさせられるので読んでいて楽しい。

    孤独とは
    矛盾が綺麗

    う〜む。難解

  •  非常に難解であるが、良い本を読んだという余韻があり、それを胸に抱いて自分自身の人生を強く歩き出せるような気がする内容だった。

     四季が感じた父の匂い…四季が聞いた犀川創平の声…四季は、創平を「回転は遅いが、指向性が卓越し、客観性が抜群で(自分のように)いろいろな人格を持った、自分とよく似たアーキテクチュアだ」と評した。そう言えば、唯一『すべてがFになる』の第7章の7に、犀川の中の一番計算の速い一番原始的な人格が浮上するシーンがあったが、犀川も四季のように複数の人格を持つのだろうか?、

     四季は、比類ないほど回転の速い頭脳を持っているが、一方でその能力を持て余しているように見える。犀川は、あえて頭脳の回転を抑える人格に意識を支配させることによって、四季が評価するような指向性、客観性を高め、意図的に決断を先送りし、社会に影響を与えない生き方を選択しているようにすら思えた。

     ここに描かれた世界は、私にとって、とても分りにくく、何故、このような筋なのか、このような表現なのか、と疑問がいっぱいだったが、、それは、森先生が執筆を続けるうちに、その文章が、読者に向けられたものだけではなく、ご自身の疑問を登場人物に託したものに変容していったからではないか?と思った。

     しかしながら、読了後の爽快感はなく、続きに自分の人生に接ぎ木して、育てていけそうな気がする読後感が味わえた。

  • 約10年前に読んで以来の再読。

    四季シリーズ4作目。
    私の「10年ぶり再読プロジェクト(SM⇒V⇒四季)」の
    完結編となる一冊。

    さすが完結編。いやースッキリした!
    とはならなかった・・・(笑)

    "子供"から"大人"になった100年後の四季。
    母親としての四季。
    四季視点から見た犀川との会話の記憶再生。
    四季の中にある世界。四季の外にある世界。

    飛び飛びの思考(というか言葉)に、
    なんとかついていこうとはしたが、
    諦めた部分は多々あり、少し寂しかった。。。

  • 私は小説や漫画を読んで気になったキャラがいるとそのキャラと会話をしてみたくなる痛々しい女である。が、真賀田博士とだけは会いたくない(会えねえよというツッコミは後生だからしないでください)と思った。多分この人にとってはほんの一握りの変人奇人レベルの脳構造をした人間しかヒトじゃない。大半の人類なんて真賀田博士から見れば霊長類ですらないような気がする。

  • なんのこっちゃ、再びー。

    春よりも難しかった、未来のお話。
    ところどころ、アニメで観たシーンが書かれていた。
    犀川と四季の会話。あのシーン、素敵だったな。

     真の天才が考えている事なんて、到底凡人には理解できないと思いつつも、四季が犀川に対して抱いているものについては少しわかる気がした。そのちょっとだけわかるっていうところが、ものすごく嬉しく感じたり、微笑ましく思えた。
    そしてなんだろう、またもや抱いてしまう読後の清涼感。さっぱりわからないのに、わからないことが多すぎるのに、何故こんなに清々しいのか。
    私も、真賀田四季に魅入られたのかな。

  • やはりというべきか,謎は依然として残るが,,哲学的な存在に対する考察は,一つの帰結を見たのかな?

  • 四季の100年。時間からも空間からも彼女の思考は自由であり、劣化しない記憶のため現在も過去も同じようにリアルに再生される。そのため読んでいても時間軸がどこなのか、彼女はどこに存在しているのかがよくわからない。浮遊感。自分のものにしたい、と思わせるくらい、四季は犀川が好きだったのだと驚いた。

  • 四季シリーズ完結。うぅ、天才の会話は難しい。登場した彼女は一体どういった存在になっているのか分かったような分からないような。ここから百年シリーズに続くのね。四季博士は今後の森作品に登場することはないのかなー。。。

  • 2015.10電子書籍で再読。
    博士の思索部分は抽象的で難しすぎるところもあったけど、過去の色んなシーンでの博士の主観が補足されていて、その点で今までのシリーズとの連続性はあり。
    時系列が曖昧で、現実か幻想かわからないシーンも多く、神話的な雰囲気になっていて好き。最後に相応しい貫録。
    「女王の百年密室」とのつながりが以前読んだ時にはよくわかっていなかったが、単純に、フラットに同じ現実世界だったんですね。博士は人間の身体的な寿命を超越したのか。

  • 冬が1番難しい。漠然と形はつかめるけど、理解しようとすると何処かへ行ってしまう。
    この後女王シリーズ読むべきなのだろうけど、一度読んだ後は何度か挫折しているσ(^_^;)

  • やはり、四季シリーズは、他の本との親和率が高過ぎる。他のシリーズを一気呵成に読んだあとによむか、手元において、他のシリーズを読みながら読むか。単独では厳しい。

  • まず、理解が及ばないという感想を。
    他シリーズとの繋がりを特に強く感じさせる一冊でした。合わせて読むと何度も楽しめそうです。

    四季が娘の死体に対して行った行為は一般的な道徳観念からはかなり逸脱したものですが、その理由を知って納得した自分に驚きと気持ち悪さを感じてしまいました。

    しかし最後の「きゃあ」は森先生らしいジョークでいいですね。

  • 最後に失速したのは……
    私がその世界観に没頭できなかったのと、
    もはや物語、からは離れたような気がしたから。

    真賀田四季。

    やっぱりわからないくらいの人でいてほしい。

  • 難しい。四季の思考は飛び飛びで色んな人格があって、4作の中で一番難しかった。読むというよりは振り回されてるような感じだった。

    四季が、犀川や萌絵、紅子、叔父をトレースしなかった理由。犀川への想い。彼女が娘に何をし、どう思ったのか。その腕の行方。ちいさんを演じた裏側。キシオの死に感じたこと。

    断片的に読み取れたこと。
    四季はFだなぁ。

    人の定義、機械が人に近づくことで、人が何かを考えさせれる。難しい。

  • 14.07.xx読了。断片的な表現のまとまり、四季と百年シリーズがリンクしていく、遠い未来での四季と久慈教授のやりとり、最後に斎川との会話でまとめられていく、四季シリーズの集大成であり森博嗣のひとつのまとまり、といったイメージ。

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