Φは壊れたね (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061823921

感想・レビュー・書評

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  • おもちゃ箱のように過剰に装飾されたマンションの一室に芸大生の宙吊り死体が!現場は密室状態。死体発見の一部始終は、室内に仕掛けられたビデオで録画されていた。タイトルは『φは壊れたね』。D2大学院生、西之園萌絵が学生たちと事件の謎を追究する。
    出典:Amazon

    クールな海月くん.なかなかステキ.

  • とても読みやすい。
    所々にでてくる例え話や格言みたいなものがとても興味深かった。

  • 再読。
    海月くん、久しぶり!と言う気持ちで読んだ。
    何年ぶりだろう。

  • このかたの本は、『すべてがFになる』しか読んだことなくて。
    難解すぎて次の本に手を伸ばせないでいたんだけど、何となくこの本を読んでみたんですが。
    キャラが無理だった…。
    途中までしか読んでないから、誰が探偵役で、誰が主人公なのかよく分かんないけど、加部谷うざいな、て思うし、戸川と白金が自分勝手すぎてイラついた。

    このかたの文の書き方とか描写て、何か回りくどい。
    戸川と白金の登場シーンも、何が決着なのかとかよく分からないまま進むから、わけ分からない。
    それが分からないから、管理人がいないと言っているのに何としてでも鍵を開けろと主張する態度に憤りを覚えるのかも。
    何様なの?て感じる。


    いろいろレビュー読んで、謎解きだか動機だかもすっきりしないみたいだから、無理して読むのはやめた。

  • 再読。Gシリーズ第一弾。今作は萌絵ちゃんも勿論出てくるが新キャラである海月及介が探偵役となる。今回から加部谷恵美ちゃんも本格参戦するわけだが、この時間軸から結構進んだ現在の彼女を知っている身としては今とは結構変わっていたように感じられた。今は大人になったってことかしらん。事件自体は密室なりなんなりで不思議ではあるもののそれよりもそれを成り立たせた動機の方がより不可思議に思えた。昔読んだ時もいまいち理解しきれなかったけれど今読んでも完璧に理解できたとは到底思えない。きっと彼らの動機は本質的には一生理解できないんだろうがそれでも何かしらは心に残るものがあったような気はした。

  • 再読。Gシリーズ第1弾。
    ほぼ忘れていたけど、さらっと読めた。
    わざとらしさというか違和感は確かにあった。しかし言葉の言い回しまでは気付かなかったので、死体発見時の場面を読み返して納得。よくできた作品だった。ビデオの映像、付着した血の跡、すべてに理由がある。動機は分からずじまいだけど、概ねすっきり。

  • 既読
    文庫版

  • S&Mシリーズ、Vシリーズに続くGシリーズとやらの1作目。

    これからのシリーズ作品に登場する人物の紹介、的な印象も受けるので、なんとなくこの作品だけ呼んでもかなり中途半端な気分。

    まぁ、これからしばらく集中的に攻めて行く予定。

  • 謎解き系のミステリを読むのは思い出せないくらい久しぶり。肩が凝らず楽しく読めた。

  • Gシリーズの第1作。
    密室のマンションで殺人事件が発生した。階層は6階、ベランダの窓は施錠されており、脱出も不可能に等しい。死体は宙吊りにされ、装飾が施された室内。玄関はビデオ撮影されていた。ビデオテープのラベルには"φは壊れたね"と書かれている……。
    本作の司会進行的なポジションである、加部谷恵美は別の作品に登場しており、本作からレギュラ出演となる。
    本作はこのシリーズの序章に過ぎないと感じる。今後、どのように伏線が張られ回収されるのか楽しみである。
    され、ミステリィとしてはとてもシンプルな構造だろう。密室を解くヒントは"余計な物は何か"

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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