- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061824348
感想・レビュー・書評
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10.09.26 再読
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2010/05/10 読了。
図書館感謝。 -
シリーズ第3弾。謎の多い国パラクレスへ向うフェンたち。そこで目の当たりにする真実とは?
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王を探す旅の末に思いもよらぬ真実が・・・
読了日:2006.06.11
分 類:中編
ページ:226P
値 段:840円
発行日:2005年6月発行
出版社:講談社ノベルス
評 定:★★+
●作品データ●
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主人公:フェンベルク
語り口:3人称
ジャンル:ファンタジー
対 象:ヤングアダルト向け
雰囲気:やや暗めの王道
結 末:一件落着
イラスト:ミギー
ブックデザイン:熊谷 博人
カバーデザイン:斉藤 昭 (Veia)
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---【100字紹介】---------------
衝撃のソルド八世王誘拐から一月。
王を捜すため入国したパラクレスで、
フェンベルクは恐ろしいほどに王に似た男に遭遇する。
しかし、彼女は命を狙われて・・・?
本当に彼は八世王なのか?
謎が渦巻くシリーズ第3弾!
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フェンネル大陸シリーズの第3作。シリーズが巻を重ねてきて、ようやくキャラも落ち着いてきたでしょうか?
以下、続きものなので、2作までのネタばれを僅かに含みます。未読の方はご用心。
時間は、前作のソルド八世王誘拐からひとつき後です。もちろん、お話の舞台はソルド王を誘拐したと思われるパラクレスという、新登場の国です。鎖国中であり、他国と国交のないこの謎に包まれた国で、一体、何が起こっていて、そしてフェンの身には何が起こるでしょうか。
他の高里椎奈作品ではおなじみですが、主人公以外にも「悟る」ことになる主要キャラがいます。主に心情が描かれる中心人物ですね。前作でいうところのシルフィード兄弟のようなものです。今回は、本編のあとにおまけつき!?の状態。そのあたりは目次を見れば一目瞭然なのですが、エピローグのあとに、某人物の名前の章が…。本作を読まないと「誰、これ?」かもしれませんが、きっと最後まで辿り着くと、もうひとつのストーリーを垣間見て、物語の余韻に浸れること請け合いです。
前作では設定の甘さがやや気になりましたが、今回は…、もういいや、って(苦笑)。エンターテイメントですから、細かいことは言いっこなし。と言っても、ほんとにエンターテイメントか?…という疑惑が起こる程度にシリアスです。全体にどこか陰を背負ったファンタジーですね。
前作の事件はほぼ、片付いた感があります。しかしその行方は…。次作以降の展開が微妙に読めないところに期待がかかります。
●菜の花の独断と偏見による評定●
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文章・描写 :★★★
展開・結末 :★★
キャラクタ :★★★
独 自 性 :★★
読 後 感 :★★
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菜の花の一押しキャラ…サチ
「ただいまっ」
「・・・遅かったな」
(フェンベルク&テオ) -
面白いんだろう。
ただ、読み手の問題から、この話はここで終わる。
ネット小説っぽい文体だったな。 -
フェンネル大陸 偽王伝 3作目。
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読んだ本。
偽王伝シリーズ第3巻。 -
テーマは、まさしく「虚空」
たとえ自身が虚空なる存在であろうとも、それでも抗い続ける男の物語。
空っぽのハズなのに、そこに確かにある憎しみや怒りの心。その矛盾。
『フェンネル大陸 偽王伝』第3巻は、北国パラクレスの物語。 -
3巻目。
サチがやっぱりかっこいい、いいヤツなんですが、何者なんだろう。
アシュレイが前巻よりも好きになりました。周りがかっこいい男ばかりだ・・・!