QED 神器封殺 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 53
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061824645

感想・レビュー・書評

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  • ウンチクを語る人が二人になった。また、出てくるかな?

  • 事件の解決はあっさりしたもの。
    禮子ちゃん達の血の繋がりが、どうしてそうなったのか結局よく分からなかった。

    それぞれの神社の配置の意味が面白かった。

    和歌山出身としては、禮子ちゃんの「浅黒い顔」が不満だった。笑

  • QEDシリーズ11作目。今作は前作の「熊野の残照」の続編の色が濃い。

    今作では神山禮子の知り合いとして毒草師・御名方史紋が登場。キャラが大いに祟と被るところがあり、この二人の薀蓄の応酬合戦の様はなかなかのものでした。今後もこの二人が絡むことを期待したい。まぁ、彼を主役とする別シリーズがあるようですが。いずれはそちらも読んでみたい。
    三種の神器に纏わる全国の神社に関する考察には、確かに偶然とは思えぬもので驚愕するばかり。計算されたその配置付けに昔の人の執念みたいなモノを感じた。

  • 2010/12/25

  • 鏡はカカミ、剣は蛇、玉は霊。女、男、子を意味する。
    日本中の一宮の計算されたような配置。

  • 最近タタルが少し丸くなってきたかと思えば、なんだか似たような人物が登場……なるほど、彼が噂の毒草師か。あれだけ薀蓄の応酬ができれば、本人たちはさぞ楽しかろう(笑)。それにしても、昔の人々は本当に侮れない。

  • 学薬旅行で和歌山を訪れていた棚旗奈々と桑原崇(タタル)。
    しかし最終日に妹の沙織とタタルの友人の小松崎良平がある事件の取材でやってくると連絡があり、滞在を延ばすことになった。
    その事件とは病院のオーナーの殺人事件で、死体は日本刀で首と右手首を切断されていたらしい。
    犯人の意図したものは一体?
    そして続けて起きた事務長の毒殺。その方法は?
    事件と三種の神器とそれにまつわる神社の謎をタタルが解き明かす、QEDシリーズ第11段!

    時間的に前作『QED~ventus~熊野の残照』の続きになっています。
    事件的には関係ないので読んでいなくてもわかりますが、『熊野』にでていた神山禮子がでてきますので、できれば読んでおいたほうがいいかなぁ。

    今回は久しぶりに現実の事件と歴史の謎が絡んでいました。やっぱりこうでなくちゃ!
    タタルの好敵手になりそうな新キャラ・「毒草師」の御名形史紋も登場。タタルと薀蓄ではりあっていました。
    これから奈々をめぐってもはりあうんでしょうか?そのへんよりもミステリ色を強化してほしいところです。

    しかし最近は神社ばっかりですね。なんだか神社めぐりをしてみたくなるし、『記紀』も読みたくなってきます。
    でもこの中で奈々も言っていますが、これを読むとこれまでお参りして勝手にお願い事をしていたのを反省してしまいます。
    ただの伝承に秘められた、虐げられてきた者たちの歴史。
    神代の時代から歴史は勝者がつくってきたものだったのですね。

  • 御名形登場

  • この9月に伊勢神宮に参宮するので、そっち系の本を黙々と読んでいます。
    ということで、これも再読。
    読み返して「あああ、これだ」と思いました。
    最初はどーも馴染めなかったQEDシリーズがだんだん面白くなってきて、うんちくも大好きだったんだけど、神社の位置関係の話では舌を巻いたのだけれど、この本だったか―。
    続けて一気読みのように読んでいたので、どの本だったか忘れていましたよ。
    こういう着眼点ってやっぱり男性だよね。
    面白かったです。
    でももっと伊勢神宮に言及してほしかったなー(我儘)
    いつか伊勢神宮で一冊出るかな。

  • 毒草師初登場の回ですね。個人的には彼が好きなのでどんどん出ればいいと思ったら違うシリーズの中心人物になってるみたい。

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「2023年 『江ノ島奇譚』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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