| ブログで紹介する» |
|
Check |
|
|
この作品からのみんなの引用
-
人生の半分を、普通に生きてきた男が、ほんの少し軌道を外れて、素直な力強さを、やり場なく、宇宙のような空虚へ向けてしまったのだ。
― 268ページ -
もっと昔の仕打ちに対する仕返しのために、爆弾を抱えて飛び込んでいける、それが人間というものなのだ。
― 250ページ -
なんとなく、あれも、これも、なってほしい、あれも、これも、してもらいたい、そんなことを沢山、たくさん、考えたような気がする。こちらの石をあっちへ置かなくちゃ、あちらの石はそちらへ……。そんな小さなことばかりを、ずっとずっと繰り返してきた気がする。
そう、思い出した。私は今まで、生きていたのだ。
生きているって、そんなちっぽけな、石を少し移動させるだけのことだった。いえ、移動したい、と思うだけのことだった。
― 200ページ
みんなの感想・レビュー・書評
Gシリーズ第5弾。
建築技術研究所の研究棟で発見された、身元不明の4人の死体。
その死体には、歯がなかった。
そして死体の衣服のポケットから見つかったカードには
「λに歯がない」という謎の文章が――。
若干、シリーズの中では異色作といった印象。
タイトルの雰囲気からもそれは感じられる。
結局、真賀田四季という天才の足跡を、
必死に追いかけている凡人の姿を記録したものが、
これら一連の物語になっているような気がする。
S&Mシリーズも、Vシリーズもそう。
今までのシリーズと同じように、
全10作の構想であればここが折り返し。
果たして今後シリーズはどのような展開を見せるのか。
四季シリーズ読んでからの方がよかったかな…。この物語は一冊全てが伏線な気がした。この本自体のトリックもあまり洗練されておらず…。回収されてない謎もある。ちょっと残念。
Gシリーズの中では一番腑に落ちる感じがする。
ちょっとグロかったのは、人間らしさ故。
過去のシリーズの登場人物がわらわら出てきて、絡んでみたりして、今後の作品の伏線になっていそう。楽しみ。
■密室状態の研究所で発見された身元不明の4人の銃殺体。それぞれのポケットには「λに歯がない」と記されたカード。そして死体には…歯がなかった。4人の被害者の関係、「φ」からはじまる一連の事件との関連、犯人の脱出経路―すべて不明。事件を推理する西之園萌絵は、自ら封印していた過去と対峙することになる。ますます快調Gシリーズ第5弾。
■■「λ」でラムダと読む。ついにあの人の影がチラと。トリックにはそれほどインパクトを感じず。森トリックに慣れてきたせいかも。犀川先生と萌絵ちゃんセットのシーンは回を増すごとにぐっと少なくなりつつあるような気がする。でもいちゃいちゃ度は増したようなので、それはそれでグッ。
ただストーリーとしてはあき気味というか、マンネリというか、退屈というか、流動感がないとうか。もっと長編が読みたい。
こういうノリなんだなと思いながら、読みました。描写が好き。あと、死についての描写や解釈も、それを覗いたときの気持ちの表現の仕方とかも、一番しっくりくる。
密室状態の研究所で発見された身元不明の4人の銃殺体。それぞれのポケットには「λに歯がない」と記されたカード。そして死体には……歯がなかった。4人の被害者の関係、「φ」からはじまる一連の事件との関連、犯人の脱出経路――すべて不明。事件を推理する西之園萌絵は、自ら封印していた過去と対峙することになる。ますます快調Gシリーズ第5弾。
εを飛ばして読んだが大丈夫だった。四季の影を匂わせるシリーズ中盤だが、τよりは匂いが濃かったのではないかと思う。犯人もちゃんといたし(笑)。シリーズ終盤に向けてどう落とすのか楽しみ。
真賀田色が薄い?だけに、久しぶりにこのシリーズでは珍しく割とすっきり動機もトリックも納得、この1冊で完結できるお話でした。狂ってる人より正常の人のほうが怖いのもとっても同意。
萌絵と犀川先生の進展した関係にほんわか。むしろ犀川先生にほんわかする。
Gシリーズの5作目です。
今作は前作と違い、犯人や動機などがしっかりと書かれているので良い感じでした。
トリックもなかなかのものでした。
ただ、物語全体の謎が明かされないのと、謎解き部分が軽めなのは相変わらずですけど。
それにしても、過去シリーズを読まないと登場人物が繋がらないのが痛い・・・。
次回作まで時間がありそうなので、過去シリーズを読んでみようかな。
Gシリーズ第5弾。
前作に引き続き楽しく読めた!
また5作品目にしてやっと、真賀田博士が絡んでいるとしたらどのような意味をもって絡んでいるのかが、推測できた。
この推測が的外れか、どうかは続きを読まなければ解らないので次回作が非常に楽しみである。
しかし、それにしてもこの作者の目次は、いつも面白い
「すべては、イメージだ」
Gシリーズ第五弾。
T建設技術研究所内で発見された4人の銃殺死体には、歯がなかった。
これまでの一連の事件との関連は…??
赤柳探偵が謎だ…
このシリーズ読むの久しぶりすぎて裏でうごめいてる肝心な人たちが若干不明(汗)。保呂草さんは覚えてるんだが…。今回の事件も難しかった。しかし犀川先生は概略と要点聞いただけでわかっちゃうのね。さすが。不気味な犯行だったが、動機がわかると幾分すっきりした。自殺についての議論とか興味深かった。生きているのは、自殺を保留している人たち。なるほど。海月君今回あまり目立たなかった…。この子って犀川ジュニアっぽい。
新本格でスタートしたのに、新々本格になられたのね。
シリーズとしては必要な話だったのだと信じたい。
推理小説としては……うーん、どうなんだろう。
急展開! そして、ダジャレ。
自殺に関する登場人物の議論が面白かったです。
シリーズを通してのテーマは、この辺にあるのかもしれませんね。
メインの謎もなかなか楽しめました。
「動機」が、ワリと明確にされて、重要な位置づけを与えられるのが、やや異色。
ちょっと、社会派の香りを感じたのは私だけでしょうか?
建築系の研究所、密室に歯の抜かれた4銃殺体。
Gシリーズ第5弾。
一応示される事件の構造はミステリぽい。でも話全体としてミステリぽくないのは森博嗣だなーって思いました笑。
周囲が混沌としてきた。四季に向かって加速中?? Gシリーズってシンプルなのでいちばんビギナ向きだと思ってたけど全然ですな。
メイン(たぶん)の3人が好きなのでSMが出張ってくるともどかしい笑。前作みたいにおばさまが出てくるのは大歓迎なんだけど。

*






