霧の訪問者 薬師寺涼子の怪奇事件簿 (講談社ノベルス)

  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061824997

作品紹介・あらすじ

米国の美人富豪のパーティーに招待された警視庁一の傍若無人女王・薬師寺涼子警視、休暇を取って部下・泉田と軽井沢へ。ところが泉田拉致を皮切りにホテル焼失、富豪令嬢自殺、女装軍団集結と事件が続発、軽井沢は大混乱に!真相を探るべくお涼はお得意の攻撃と破壊の強引捜査を開始するが、行く手を身勝手富豪・マイラが阻む。ついに始まる日米"傍若無人"頂上決戦。

感想・レビュー・書評

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  • 薬師寺涼子と泉田準一郎は軽井沢に休暇に来て、いきなり泉田が交通事故に会うという意外な出だしだが、その後はお約束の展開で、大富豪の軍団と対峙することになる。うーん、今回はおどろおどろしさもないし、涼子もハチャメチャぶりが控えめかな。相手側もパワー不足だね。

  • 【121】

  • 薬師寺涼子シリーズ。
    ライバル(?)の登場で薬師寺涼子がヒートアップしているのがおもしろかった。
    そして泉田さんのマイペースっぷりも素晴らしい。

  • いつもに比べてふり幅が小さい感じで、少々コンパクトにまとめているところはあるが、面白く読める。
    個人的にはクライマックス直前の葛西邸での演説(?)が、特に読みごたえがある。
    あそこまで言い切れるとともに、それを実践する行動力は、ある意味で尊敬に値するかも(って小説だけど)。著者は中国文学等にも造詣が深いので、そういうところにあのようなセリフを考え付く素養があるのだろうなぁと感じいった。事件とか活躍とかではなく、その部分が読めただけで、本書は満足できた。

  • 読了。

  • 休暇でやってきた軽井沢。マイラ・ロートリッジのパーティへの正体。散歩に出かけた泉田をはねたマイラの娘アーテミシア。マイラの屋敷に運び込まれた泉田。ロートリッジ家に影響力を持つモッシャー医師。パーティーの最中に屋敷に火を放って死んだアーミテシア。新興宗教を広めるマイラ。ジャッキーが参加する女装家達のイベント。アーテミシアの出生の秘密とモッシャー医師の謎。

  • 警視庁一の傍若無人女王・薬師寺涼子警視は休暇を取って部下・泉田と軽井沢へ。
    ところが泉田拉致を皮切りに事件が続発。
    真相を探るべくお涼はお得意の攻撃と破壊の強引捜査を開始するが、行く手を身勝手富豪・マイラが阻む!

  • お涼のみならず作者までもが大暴走、避暑地軽井沢を舞台に女装軍団が壮絶なる抗争を繰り広げます。赤ずきんフェチ(謎のカミングアウト)の自分にとっては挿絵によるダメージが大きすぎる……。今回のテーマはクローン人間。近刊は肝心の敵役がもはや西洋の伝説でもなんでもなくなって、本来のコンセプトから大幅に逸脱している気がするのですけど、これで良いのかしら。

  • お涼さまが何のためらいもなく爆弾発言とアクションを繰り広げるさまは、小気味よいです。これぞ娯楽本! シリーズ本なので、内容は違えどパターンがあるのが、安心して楽しめるポイントかも(*^_^*) 今回はバケモノの登場シーンが短かったのがちょっと肩すかし気味。

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著者プロフィール

1952年熊本県生まれ。学習院大学大学院修了。1978年「緑の草原に……」で幻影城新人賞を受賞しデビュー。1988年『銀河英雄伝説』で第19回星雲賞(日本長編部門)を受賞。2006年『ラインの虜囚』で第22回うつのみやこども賞を受賞した。壮大なスケールと緻密な構成で、『薬師寺涼子の怪奇事件簿』『創竜伝』『アルスラーン戦記』など大人気シリーズを多数執筆している。本書ほか、『岳飛伝』『新・水滸後伝』『天竺熱風録』などの中国歴史小説も絶大な支持を得ている。

「2023年 『残照』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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