イナイ×イナイ (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
3.24
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本棚登録 : 1499
感想 : 190
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061825314

感想・レビュー・書評

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  • Xシリーズ、1作目。

    刊行順で読みたかったので、Gシリーズの「ηなのに夢のよう」からこちらへ移ってきた。このシリーズは椙田事務所の面々を中心に進めていくみたい。まだ1作目だが、キャラは良さそう。真鍋くんと小川さんの掛け合いが面白い。ミステリ色が若干強いということもあって、現行のGシリーズよりも好みかも。最後に萌絵ちゃんが登場して、ニヤリとさせられました。

  • 探偵事務所に舞い込んだ、「兄」の捜索。「妹」曰く、その「兄」は数十年もの間、地下牢に閉じ込められているらしい。
    地下牢とか、屋敷とか、双子の姉妹とか、古典的な設定が非常においしい。場面描写も丁寧で、薄暗くて湿っぽい空気がよく伝わる。犯人は割とわかりやすいけれど、その正体には少し驚いた。奇抜さと不気味さの程よいバランス加減は、「すべてがFになる」と似ているなと思う。

  • 様式美。お屋敷、美しき双子、地下牢、遺産、探偵。
    ×シリーズの探偵は真鍋のようだ。

  • まあまあ面白かったです。
    トリックが複雑でちょっと頭が混乱しました。。

  • XシリーズのXは、表題の×のことだろうか。

    変な家庭の相続関連の話で旧家に向かった美術品鑑定事務所の人々が巻き込まれた殺人事件。
    て、なんか本格みたいですね。
    話自体はなんというか、特に謎もないですよねあれ。
    読み終わってから、あれ、登場人物あんなにいたっけ、と人物紹介を見返してしまった。

  • 内容説明
    森ミステリィ、新シリーズ第一弾
    内容(「BOOK」データベースより)
    「私の兄を捜していただきたいのです」美術品鑑定を生業とする椙田事務所を訪れた黒衣の美人・佐竹千鶴はこう切り出した。都心の一等地に佇立する広大な佐竹屋敷、美しき双子、数十年来、地下牢に閉じ込められているという行方不明の兄・鎮夫。そして自ら“探偵”を名乗る男が登場する。旧家で渦巻く凄惨な事件の香り…。新章開幕、Xシリーズ第1弾。

  • 発売当初に読んだけど、このシリーズの続編を読むために再読。
    細かいところは忘れていたけど、大筋は覚えていました。というか、読みながらどんどん思い出してきました。
    なので新鮮味は感じられなかったですが、再読でも十分に楽しめました。

  • 戸籍上では死んだはずの兄を探す依頼をされる。その依頼人の屋敷、佐竹邸の地下で、双子のひとりの死体が発見される。Xシリーズ第一弾。
    もやっとくる一冊。全体的に静か。

  • Xシリーズ第1作

  • Xシリーズ一作目。
    新しいキャラクタの魅力がまだ分からなくて、これまでのシリーズ程そういった楽しみ方はできなかった。でも、重ねるにつれて改善するでしょう。
    謎解きは少しずるい気がした。娘と明記してあるのに実は男でした、というのはなぁ…。途中までは鷹知=鎮夫とかアリじゃね?とか考えてた。
    二作目に期待。

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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