イナイ×イナイ (講談社ノベルス)

著者 : 森博嗣

• 講談社 (2007年5月10日発売)

作品紹介・あらすじ

「私の兄を捜していただきたいのです」美術品鑑定を生業とする椙田事務所を訪れた黒衣の美人・佐竹千鶴はこう切り出した。都心の一等地に佇立する広大な佐竹屋敷、美しき双子、数十年来、地下牢に閉じ込められているという行方不明の兄・鎮夫。そして自ら"探偵"を名乗る男が登場する。旧家で渦巻く凄惨な事件の香り…。新章開幕、Xシリーズ第1弾。

感想・レビュー・書評

[うろたんけらむのさんの感想 · 2018年10月27日]

Xシリーズの1作目。 「私の兄を探して頂きたいのです」
美術品鑑定を生業とする椙田事務所を訪れた黒衣の美人・佐竹千鶴はこう切り出した。
都心の一等地にある広大な佐竹屋敷、美しい双子、数十年来、地下牢に閉じ込められているという行方不明の兄。
そして自ら《探偵》を名乗る男が現れる。

Gシリーズと時系列が一部かぶるらしいこのシリーズ。
最近、森先生しか読んでないのでそろそろ別の作家さんを挟みたい。

[ecottさんの感想 · 2015年11月9日]

「私の兄を捜していただきたいのです」美術品鑑定を生業とする椙田事務所を訪れた黒衣の美人・佐竹千鶴はこう切り出した。都心の一等地に佇立する広大な佐竹屋敷、美しき双子、数十年来、地下牢に閉じ込められているという行方不明の兄・鎮夫。そして自ら“探偵”を名乗る男が登場する。旧家で渦巻く凄惨な事件の香り…。新章開幕、Xシリーズ第1弾。
「BOOKデータベース」より

地下室ミステリ．

[afro777さんの感想 · 2010年6月9日]

新シリーズ。内容自体は他に比べたら物たりなさは否めないが、最後の最後でその他の作品のメジャーな登場人物と遭遇するところで、繋がりが分かったのは良かった。でも、こうやって裏の繋がりを期待して片っ端から読んでしまうのは、なんか森さんの罠に嵌ってる気もするが。

[JINTA(じんた)さんの感想 · 2023年3月28日]

Xシリーズ開幕！小川と真鍋のコンビがいい味を出している。森作品は探偵と助手のコンビのキャラクターがどれも魅力的です面白い。

[トッチさんの感想 · 2022年1月29日]

新シリーズ。

登場人物のやり取りが、今までのシリーズと似ているような感じがして、懐かしく思いました。

で、何となく終わったのですが、(衝撃なこともたくさんあります)お兄さんの行方は？(私の考えがあっているのかはわかりませんが……)

[fukasigiさんの感想 · 2021年6月28日]

再々読、ですが。
このシリーズも好きだったなぁ。

[柿塚さんの感想 · 2021年2月14日]

「私の兄を捜していただきたいのです」美術品鑑定を生業とする椙田事務所を訪れた黒衣の美人・佐竹千鶴はこう切り出した。都心の一等地に佇立する広大な佐竹屋敷、美しき双子、数十年来、地下牢に閉じ込められているという行方不明の兄・鎮夫。そして自ら"探偵"を名乗る男が登場する。旧家で渦巻く凄惨な事件の香り…。新章開幕、Xシリーズ第1弾。

家系を覚えるのが苦手なのでなかなか頭に入ってこなかった。千鶴がああで絹子がとかまあうっすら分かったし、元々明確に書かれてたわけでもないわだけど。
まだ、小川と真鍋に慣れてないからかな？もう少し巻を重ねれば読み進めやすくなるかしら。

[sayo43さんの感想 · 2020年12月26日]

複雑な家系で起きた事件といった印象。事件は動機などがよくわからずスッキリとは解決しないが殺人とはこんな物かも知れない。最後にはあのキャラクターも登場！

[trftpms14さんの感想 · 2020年9月6日]

既読
文庫版

[mayasmrさんの感想 · 2019年5月19日]

ものすごく久しぶりの森ミステリ。だいぶ忘れてしまったけれど、このシリーズも他のシリーズと繋がってるようですね。また、ぼちぼち読んでみようと思います。

著者プロフィール

工学博士。１９９６年『すべてがＦになる』で第１回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「Ｓ＆Ｍシリーズ」「Ｖシリーズ」（ともに講談社文庫）などのミステリィのほか「Ｗシリーズ」（講談社タイガ）や『スカイ・クロラ』（中公文庫）などのＳＦ作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓　Fool　Lie　Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」