本格ミステリ08 二〇〇八年本格短編ベスト・セレクション (講談社ノベルス)
- 講談社 (2008年6月6日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061825994
感想・レビュー・書評
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短編はいつも通り面白かったですね。さすがベストというか。
特に「殺人現場では靴をお脱ぎください」の展開とか、「はだしの親父」の叙情感とかが良かったと思います。
珍しく、評論の方はいまいちな感じでしたね。
良い短編を読むと、今度は長編を読みたくなるのがいいところですな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
小説
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身内に不幸がありましてがお気に入り。
たまに無性に読みたくなって良く再読してます。 -
はだしの親父 ギリシャ羊の秘密 殺人現場では靴をお脱ぎください ウオール・ウイスパー 霧の巨塔 奇遇論 身内に不幸がありまして、四枚のカード 見えないダイイングメッセージ 自生する知と自壊する謎
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日常の変化を推理するのも推理小説ですが
古典的な名セリフとして、殺人以上のドラマ
があるか!というのも真理です
さて、今回の短編集は面白かったです
「身内に不孝がありまして」なんざ、横溝なみの
因習溢れる雰囲気の中、このラスト!
お読みください -
9作品の内、知っている人は4人。
そういう意味では、非常に当たりが多い1冊でした。
東川さんのは、ちょっと前に発売されたあの話。
乾さんの話は、短いのにかなりぎゅっとつまったミステリーで面白かったです。
黒田さんの死んでしまった父親の在りし日の姿に
こんなにも愛を感じるとは思いませんでした。
読みにくいものもなく、しかし犯人(?)は分からず
面白く読み終えられましたw -
(収録作品)小説(はだしの親父)(黒田研二)/ギリシャ羊の秘密(法月綸太郎)/殺人現場では靴をお脱ぎください(東川篤哉)/ウォール・ウィスパー(柄刀一)/霧の巨塔(霞流一)/奇偶論(北森鴻)/身内に不幸がありまして(米澤穂信)/四枚のカード(乾くるみ)/見えないダイイングメッセージ(北山猛邦)/評論 自生する知と自壊する謎―森博嗣論(渡邉大輔)/解説 本格ミステリ08/二〇〇七年本格ミステリ作家クラブ活動報告
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本格ミステリの最前線を担う傑作短編集!
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ミステリ作家のオムニバス短編集
乾さんと北森さんが入ってるから読んで見ようと思ったけど・・・二人はもうちょい長めの話の方が面白いだろうなぁ。
良かったのは最初の「はだしの親父」
「ギリシャ羊の謎」も面白かったなー。
ちょっと違う意味で怖いのは「身内に不幸がありまして」。悪い意味で閉鎖的な空間ではああいう事が起こっても不思議はない、だろう。
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2008年本格短編ベスト・セレクション
この中では黒田研二という作家さんの「はだしの親父」が一番よかったなぁ
じーんときました。
男兄弟っていいね