乱鴉の島 (講談社ノベルス)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061826151

感想・レビュー・書評

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  • 海老原先生と取り巻きの人達。

    木崎夫がしたことに関しては
    なるほどと思って腑に落ちたけど
    その後が。
    もうちょっと凝って欲しかった。

    拓海くんや鮎ちゃんとの
    火村先生やアリスの絡みは面白かった。

    みんなの結束力が盲信すぎて怖かった

  • 登場人物
    海老原瞬 - 伝説的な象徴詩人、作家、翻訳家、英米文学者。ポー研究の権威。
    海老原八千代 - 海老原の亡き妻。
    藤井継介 - 海老原の学生時代からの友人。元・東帝大学病院産科医。クローン技術の研究者。ブロッコリー頭・大柄・年配?
    財津壮 - 学習塾講師。長身・ガテン系顔・30代
    市ノ瀬拓海 - 財津の甥(姉の子)、小学5年生。
    香椎匡明 - 行政書士。
    香椎季実子 - 香椎の妻。行政書士。
    小山鮎 - 季実子の姪、小学5年生。
    中西美祢 - 保育士。ショートヘア・ミニスカート
    水木妥恵 - スクール・カウンセラー。ロングヘア・ジーンズ
    木崎信司 - 別荘の管理人。やぎひげ・単身
    木崎治美 - 木崎の妻。単身・50代
    初芝真路(ハッシー) - ミダス・ジパング社長。

  • 火村英生シリーズ。孤島。

    C0293

  • 火村英生シリーズ。
    二章のラストとか、思いっきり自分好みの展開で寒気が。
    島に集まった人達の秘密が、一番のポイントか。

  • 読了

    物語の舞台がとても怪しい場所で、雰囲気的に私は大好きな一冊です。

    内容も…うん。不思議でしたね笑
    驚きの展開で、結構目まぐるしく状況が変わり飽きませんでした!
    アリスも色々考えてますねw
    長編ともあり、登場人物が多かった(私にとって)ので人物の把握にちょっと時間が掛かりました(笑)

    私的におすすめの一冊です。

  • 真相に行き着くまでが長い。人間関係の描写も魅力の一つだと思うのだけれど、最後はあっけなく終わったなという感じが否めない。

  • 中編でもいけたんじゃないか…と思ってしまう。
    だらだらと長い。
    うーん、あまり好きではないなあ。

  • 火村シリーズ長編。
    再読ですが、以前読んだときは新書はまだ出ていませんでした。

    孤島ものというと、逃げ場のないその中で繰り広げられる連続殺人劇というイメージですが、そこまで華々しいものではないです。
    むしろ非常に地味です。
    とにかく教授とアリスが落ち着いているので他の人も引きずられたのか、他の目的が後ろ盾となっているのか。
    しかし、自分以外が敵味方不明(というか味方ではない)状況でばんばん推論出せるアリスって凄いと思うですよ。

  • 森博嗣、京極夏彦が「動機を書かない」「動機にリアリティがない」方向に進んでいるに対し、有栖川有栖は、徹底的に動機にこだわる。人間の感情の流れにこだわる。それが逆に作為的に見えてしまうこともあり、泥臭さになることも多い。
    しかし動機の新しさにもオリジナリティを認めるとすれば、有栖川のオリジナリティはピカイチと思います。

  • クローズドサークルモノだけどなぜかそれほど緊迫感がなかった。
    クローンなど難しい題材を取り扱っているので
    とっつきにくいかもしれない。
    ミステリとしての興奮は少し薄いけど詩的でロマンチックな感じがした。
    有栖川有栖作品のそういうところが好きだ。

  • 孤島ものミステリとして、スラスラととても楽しめた。個人的にはもっとファンタジー寄りに着地してもよろしかったのでは、他のかたも書いておられるが、犯行動機と犯人の必然性、魅力に乏しいのが残念。

  • 作家有栖シリーズの孤島もの…だったんだけど、孤島は初だったんだ。ちょっと意外でした。
    著者自身が書いてる通り、華々しい孤島ものではなかったです。
    謎解きも殺人事件より島に人が集まってる理由のほうが押されてる感じだし。
    でも普通に楽しめました。シリーズファン分のポイント+1で★4つ、かな。

  • 作家シリーズ長編。

    孤島ものと言うには(著者も言うように)華々しくは無いが、烏舞う謎多き烏島はどこか沢山の目から見張られているような、暗示されて居るような、どこか不思議な感覚がした。
    そんな雰囲気の島の中で子供達の存在が際立って癒しに感じます。
    アリスや火村センセと戯れてる場面では思わず口に笑みを零しながら和みました。

    この作がいまいち食指が動かなかったのは、多分土台にある物が好きでは無かったのが原因だとは思います。
    謎やトリックなどもインパクトは有るんだろうが、苦手な私にはやや単調に感じた。

  • 殺人が起きるまでが長かった。主人公とアリスさんのコンビが面白い。

  • 火村・アリスシリーズの初の孤島物。


    『俺は曲がったことが嫌いだ』

    火村先生カッコイイ☆

  • 読みやすい文章。謎解きが明解で、推理小説を滅多に読まない私の頭にもすっと入ってきた。ただ、犯人の動機が拍子抜けだったな。

  • 孤島モノ!ということで過度な期待をして読んだら、作者自身も述べているとおり華々しいものではなかった。題材は面白いんだけど。

  • 孤島で起こる連続殺人事件。
    招かれざる客の火村とアリス。

  • 有栖川有栖は私の好きな作家のひとりでもあるのですが。うーん、面白かったには面白かったのですが、犯人が被害者を殺す理由の伏線が少し弱いし、いきなりそんな結末?という感じで、ちょっと物足りなかったかも…。火村先生のクールさや絶海の孤島っていう設定は好きですけどね。

  • 作家アリスシリーズ初の孤島もの。
    孤島でなくてもよかったのではと思うが、舞台として孤島という密室にしなければ話が進行しなかったのだろうから仕方がない。孤島ものならではのスリル感を求めると肩透かし。
    殺人の謎解きよりも、何故そこに集ったのかという謎がメインなので、「孤島もの」とあまり考えないで読んだ方がよい。

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著者プロフィール

1959年大阪生まれ。同志社大学法学部卒業。89年「月光ゲーム」でデビュー。「マレー鉄道の謎」で日本推理作家協会賞を受賞。「本格ミステリ作家クラブ」初代会長。著書に「暗い宿」「ジュリエットの悲鳴」「朱色の研究」「絶叫城殺人事件」など多数。

「2023年 『濱地健三郎の幽たる事件簿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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