- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061826502
感想・レビュー・書評
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長期脳死者の脳は、精神のみが時間旅行をしている状態、
という設定がすごい。
こんな小説を読んでしまったら、もしも自分の身近な人が
こういう状態に陥った場合、死んでしまったなんて
とても考えられなさそう。
こんなの物語だって分かってる、でももしかしたら、って
思ってしまいそうな気がする。
実際、そのとき脳の中で何が起こっているのかなんて
わからないのだから。
主人公及び、その周囲の人のその後が気になる感じで
終わったので、続編が読んでみたい。(ないけど)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
もう少しメルヘンチックなのを想像してたので、過酷だった…でもすごくのめり込んで一気に読んでしまいました。
続編とかシリーズとかあるのかな…
本棚でタイトルと装丁に惹かれてふらっと借りたので -
伯父が見つかった、と思ったら、亡くなった。
どうすればいいのかと思っていたら、遺産が残った。
売却もできない遺産をどうするのか、と思っていたら
話はそこではなく、脳死が問題でした。
心だけがタイムトリップなら、一体どこで何を? から
確かに、と頷ける仮説まで。
しかも冒険するのではなく、見守るかかりとは
ものすごくじれったいです。
異端審問の正体に、なるほど、というのはありますが
それをするために、そこまで場を作るとは…。
そこまでして快楽に酔いたいか? と聞きたいものが。
まぁ人間、一度手を染めればもう抜け出せませんが。
傷ついて、大変な彼女を支えるだけ。
見ているだけの彼がこれだけ辛いのなら
背後にいる大人たちはどうなのでしょう?
記録をとるため、と割り切っているのか
それさえもなく記録し続けるのか。
大人、なのか。 -
なんとなく物足りない。続編がありそうな雰囲気。
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2015.05.28.
これでおわり…? -
初めての作家さん。
とても不思議な話だった。
意識が過去で彷徨っている、そしてその意識を
勇介と枇杷が奮闘し、連れ戻すという話。 -
おもしろかった。
「ミステリ」というけど、殺人事件が起こるわけではないし、名探偵も登場しない。
魔女裁判の仕掛けを暴く、ということでミステリ要素がないわけではないけど。どっちかっていうとファンタジーかな?
でもストーリーが良かったので良し。
続編があってもおかしくなさそうだけどどうなんだろう? -
設定は面白いけど、行った先の時代背景があまり魅力的でなくて飛ばし読み。ラストがどうなるかだけ気になって、途中の出来事はどうでもよくなってしまった。残念。