少年名探偵 虹北恭助の冒険 フランス陽炎村事件 (講談社ノベルス)

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  • Amazon.co.jp ・本 (386ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061826663

感想・レビュー・書評

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  • 「一緒に、虹北商店街に帰ろう。そして、もうどこにも行かないで」
    旅へ出てしまった恭助を追って、響子はフランスまでやってきた。
    フランス陽炎村。そこにはかつての領主の亡霊が現れるという。
    虹北恭助の推理が冴える。シリーズ最終巻。

    シリーズ最終巻ではあるものの、時系列的には最後ではない。
    先に刊行された『ハイスクールアドベンチャー』がシリーズの最後になっている。
    つまり、答えはもう出ているのだ。
    恭助は帰ってくるし、余計なものもついてくる。
    これは、その過程を楽しむ為の物語。

    ミステリとしては殆ど評価するべきところのない本作。
    何が魅力的かというと、響子の奮闘っぷり。
    恭助に会いたい。その一心で遠くフランスまで来てしまった響子を見てにやにやするのが本作の楽しみ方だと思う。

    「どこにいても、響子ちゃんには、ずっと一緒にいて欲しい」

    全編通して「はやみねかおるらしさ」が詰まっている。
    読んでいて非常に楽しかった。

  • 恭介の謎解きが結構面白かった。どうでもいいけど、がらがら回すやつの名前を始めて知った。

  • 以前どこかで読んでから、このシリーズは好きです♪
    マジシャンみたいに解決しちゃう恭助はいつもすごい!
    頭を使わずに読める楽しい一冊です。

  • はやみねさんはやっぱりやめられない。
    初めてはやみねさんを読んだときは小学生でした。
    もう大学4年ですよ…さすがにこの文体は純粋に楽しめなくなってきてしまいました。
    残念すぎる。
    でもやっぱりはやみねさんの描く人はキラキラしてて素敵です。

  • 恭介がフランスで旅をしていた時のお話。はやみねファンには嬉しい、清志郎左右衛門、巧之介、九印の話がちらりとでてきます。
    リアリティは霞ほどにもないし、年々楽しめなくなってはいるものの、はやみね作品ならば全てみたい。
    今回は高校生になった二人なので、恋の方も少しは進展が。昔は恭介のうじうじさを我慢できたが今は無理。響子が不憫すぎる。放浪癖があり、現実を直視できない野郎はダメだよ…。
    せっかくのフランス編なのに、城の描写や言葉のやり取りは残念の一言。

  • さすがに、はやみねさんはつらくなってきた

  • なんというバカミスw
    真相が明かされた瞬間、大爆笑でした。面白過ぎる。そして何より酷過ぎる(褒めてます)。これ、何も知らない人が読んだら壁に投げつけ確実ですよね。
    シリーズを読んできた人間からしてみれば充分に"アリ"というか"有り得る"話なのが怖ろしいところですけれど。

    しかし完結編にして唯一の長編作品がこれとは……バカだなぁ。もうなんか、表紙を見ただけで笑えてきます。

  • ……恐るべき真相。はた迷惑ここに極まれり! この真相を知ったときには良くも悪くも脱力しました。数々の謎の解明はいいんですが。まさか、まさかあんなのやこんなのが伏線だっただなんて……わはははは。そして一番の黒幕?があの人だったとはねえ。もっとも意外な真相だったミステリ、かもしれません(笑)。ただし、このシリーズを読み込んでいないと納得はできませんが。

  • フランス編

  • 読みたい。完結?読みたいさ。

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著者プロフィール

三重県生まれ。『怪盗道化師』で第30回講談社児童文学新人賞に入選し、同作品でデビュー。主な作品に「名探偵夢水清志郎」シリーズ、「怪盗クイーン」シリーズ、「虹北恭助」シリーズ、『ぼくと未来屋の夏』『ぼくらの先生!』『恐竜がくれた夏休み』『復活!! 虹北学園文芸部』『令夢の世界はスリップする 赤い夢へようこそー前奏曲ー』(いずれも講談社)、『めんどくさがりなきみのための文章教室』(飛鳥新社)などがある。

「2023年 『都会のトム&ソーヤ 日めくり名言カレンダー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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