- Amazon.co.jp ・本 (386ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061826663
感想・レビュー・書評
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虹北恭助シリーズの中で唯一読んでなかった事を思い出し、約15年振りに同シリーズを手に取った。
本を手に取ってまず思ったのが、表紙。
挿絵もそうだが、全体的にデフォルメされた印象。虹北恭助の新・新冒険の頃の絵が一番好きだったので、少し残念だった(新・新冒険の春服響子ちゃんはどちゃくそ可愛かったし、片目だけ開眼したサンタ恭助は色気に満ち満ちていた)
キャラクターで言えば、特筆すべきはやはり響子ちゃんだろう。冴え渡るツッコミ、恭助に会う度渾身の右フックをお見舞いする暴力ヒロイン振り、恭助に向ける感情に欠片ほども迷いが無いところ。作中にて恭助の口から語られるように天真爛漫そのものだった。初読時から15年経ち、私自身も子どもから大人になったが、変わらず彼女は魅力的であり、その事がとても嬉しく思えた。
また、随所に見られたはやみねかおる作品特有の言い回し・言葉のチョイスも健在だった。久方振りに作品に触れて、今日の私の言語センスが如何にはやみねかおるに影響されているか再認識して、なんだか可笑しくなった。
ただ"本格ミステリ"という感じではなかったかな。序盤から密かに張り巡らされていた伏線は見事なれど、最終的に予想外なところに着地したな、という印象は拭い切れなかった。
とはいえ、15年の時を経て、再び赤い夢に染まってみて、その活き活きとしたキャラクター達や言語センスが今尚私の琴線に触れるものと分かり、とても嬉しかったし、他のシリーズの魅力溢れるキャラクター達にも再び会いたくなった。 -
はやみねさんらしくすごく面白かった(((^-^)))
次の巻(というか前の巻?)早く読みたい~! -
ずっと放置していた最終巻。
ページ数の割にはあっさり読み終えた。
謎解きは脱力もの…。
なんちゃってミステリーすぎる…。
こんなのが最終巻でいいの…?と思えるレベル。
(時系列的には途中だけれど)
エピソードとしてなくてもよかったんじゃないかな、と思えてしまう。
面白くないことはなかったのだけれど、過去の伝説とか肩透かし食らいすぎ…。
陽炎村の人は災難だったな…。
本当なら笑って済まされる問題ではないような…。
最近、再読していたクイーンシリーズに比べると、ボケツッコミのはちゃめちゃさが控えめな印象。
クイーンの先祖はゐつさんと巧之介が結婚しての子孫…?でも2人にあまり接点はないような…、と思っていた謎がここで明らかになるとはまさかのサプライズ。
恭助本編よりも、こっちの情報の方が嬉しかった。
長年の謎がこんなところに公開されていたなんて…。
じっちゃんが本当の黒幕だったというのはオチとしては面白かった。
現代の巧之助も謎めいた存在でその後が気になる。
でも、虹北恭助シリーズはこれで終了。-
はやみね作品は細かいところで繋がっているのが良いですよね。
虹北堂で亜衣ちゃんがバイトしていたり、響子ちゃんと恭助の小学校時代の先生が教授の...はやみね作品は細かいところで繋がっているのが良いですよね。
虹北堂で亜衣ちゃんがバイトしていたり、響子ちゃんと恭助の小学校時代の先生が教授の元教え子だったり。
インタビューによると、「夢水清志郎」2ndシーズンにも、そのうち亜衣ちゃんたちが出てくるようなので、いまから楽しみです。2013/04/12
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はやみねかおるリスペクトな私ですが、未読だった本作!
かるーくてさくさく読める、頭がごちゃごちゃしてる時には最適な作品
…ですが、正直言って肩すかし感が尋常じゃない
途中はぞくぞくしてこれは他とは違う名作になるんじゃないかと期待したのもつかのま
あのゾクゾクをかえしてくれ!
嘘は言ってないです!
はやみねさんは優しすぎるのかもしれません
まあ、キュンキュンするポイントもありましたが、なんだろう、ノベルスで出してるんだから、もちっと深くえぐってほしかったなあ
ちょっと残念(´・ω・`) -
イラストレーション / やまさきもへじ
カバー&章扉&目次デザイン / Veia
ブックデザイン / 熊谷 博人・釜津 典之